胆道閉鎖症とは
胆道閉鎖症は、食物の消化・吸収を助ける胆汁の通り道がつまってしまい、胆汁が腸に流れなくなる病気です。
放っておくと胆汁が肝臓に溜まり、やがては肝硬変となって赤ちゃんの命にもかかわるため、一日も早い病気の発見と早期の治療が必要です。
日本では約1万人に1人の割合で発生すると言われています。
胆道閉鎖症の早期発見には
胆道閉鎖症の一つの特徴として、便の色が白っぽくなります。
便の色をきっかけとして病気が発見されることも多くあるため、生後4か月くらいまでは、赤ちゃんの便の色に注意しましょう。
便色カードについて
平成24年4月から「便色カード」をとじ込んだ親子健康手帳(母子健康手帳)が交付されています。
平成24年3月以前に母子健康手帳の交付を受け便色が気になる方は、新生児訪問の際に便色カードで確認してもらってください。
便色カードの使い方
生後2週、生後1か月、生後1から4か月の時に、赤ちゃんの便に便色カードを近づけて、実際の便色に最も近いと思う番号を記入します。
日中の明るい場所で色を見比べてください。
便色カードの1番から3番に近い色(白っぽい色)である場合は、1日も早くかかりつけの小児科医の診察を受けてください。
注 こちらの便色カードは見本です。プリンターで印刷したものや画面表示の色は実物と色目が異なってしまいますので、ご心配なときは、ご相談ください。