ジフテリア・百日せき・破傷風およびポリオを予防するワクチンです。
どんな病気?
ジフテリアとは
主にのどに感染しますが、鼻にも感染します。症状は高熱、のどの痛み、犬吠様のせき、嘔吐などで、偽膜と呼ばれる膜ができて窒息死することもあります。発病2~3週間後に菌の出す毒素によって心筋障害や神経麻痺を起こすこともある病気です。
百日せきとは
普通のかぜのような症状ではじまり、続いてせきがひどくなり、顔を真っ赤にして連続的にせき込むようになります。せきで呼吸ができず、くちびるが青くなったり(チアノーゼ)けいれんが起きたり、突然呼吸がとまってしまったりすることがあります。肺炎や脳症などの重い合併症を起こしやすく、新生児や乳児では命を落とすこともある病気です。
破傷風とは
土の中にいる菌が、傷口からヒトの体内に入ることによって感染します。土中に菌がいるため、感染する機会は常にあります。菌が体の中で増えると、菌の出す毒素のために、筋肉のけいれんを起こします。最初は口が開かなくなるなどの症状が出て、やがて全身のけいれんを起こすようになり、治療が遅れると死に至ることもある病気です。
ポリオ(急性灰白髄炎)とは
小児まひと呼ばれています。感染した人の一部はかぜのような症状があり、続いて発熱、頭痛、嘔吐をひきおこします。感染した人の約1,000~2,000人に1人の割合で、手足のまひを起こし、一部の人にはそのまひが永久に残ります。まひ症状が進行し、呼吸困難により死亡することもある病気です。
対象者
生後2か月から7歳6か月になる前日までの子ども
接種回数と接種スケジュール
第1期初回接種:生後2か月から12か月の間に、20日から56日までの間隔をおいて3回
第1期追加接種:初回接種(3回目)終了後1年から1年半までの間隔をあけて1回
ワクチンの種類
不活化ワクチン
接種費用
無料
持ち物
- 母子健康手帳
- 健康保険証など(住所・年齢などを確認できるもの)
接種場所
浜松市内の委託医療機関で接種してください。
(予約制の医療機関がありますので、接種の際には電話で確認してください。)
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注意事項
- 浜松市にお住まいでない方は、お住まいの市町村の予防接種担当課にお問い合わせください。
- 他のワクチンとの同時接種は、医師が必要性を判断し、保護者の同意を得て接種します。
- 3種混合ワクチン(ジフテリア・百日せき・破傷風)と不活化ポリオワクチンが合わせられた4種混合ワクチン接種は、平成24年11月1日から開始されました。
- 平成24年11月以降に3種混合ワクチン、ポリオワクチンの1回目の接種を開始する場合は原則として4種混合ワクチンを接種します。
- これまでに3種混合ワクチン、ポリオワクチンを一度でも接種したことがあり、接種が完了していない方は、残回数分を4種混合ワクチン(接種回数により不活化ポリオワクチンも使用)で接種します。
- 第2期(標準的な接種年齢11歳)は、ジフテリア・破傷風混合ワクチンを接種します。
3種混合ワクチン・ポリオワクチンのいずれもまだ接種していない方
4種混合ワクチンを4回接種
3種混合ワクチンまたはポリオワクチンのいずれかのワクチンをすでに接種している方で接種が完了していない方
接種医または、下記窓口へお問い合わせください。