避妊・受胎調節の方法

2016年9月1日

避妊が確実で、長続きし、値段が安く、使い方が簡単で、害がなく、性感を損ねず、女性が主体的に参加し、避妊方法を選択していくこと、これらの条件を全て 満たす方法はもちろんありません。この条件をできるだけ満たし、夫婦の意見が合い、家族が幸せに生活できる方法を自らの意志で選ぶことが大切です。

色々な避妊方法

具体的にどんな避妊法があり、どんな方法をどんな時期に実施すればよいのでしょうか。

1 ピル(経口避妊薬)

2種類の女性ホルモンが含まれている薬を服用し、排卵を抑える方法。服用には医師の処方が必要で、服用方法や定期的な診察・検査については医師の指導に従いましょう。

長所 ○女性が主体的に使える
○正しく飲めば効果が高い
短所 ●毎日飲む必要がある
●一時的な副作用 (不正出血・吐き気)
●体質・年齢・病気によって使えない

2 IUD (子宮内避妊器具)・銅付加IUD

子宮内に器具を入れて受精卵の着床を防ぐ方法。医師に装着してもらい、定期的に検査を受けましょう。

長所 ○女性が主体的に使える
○避妊効果が高い
○長期間使える
短所 ●月経量が増えたり、不正出血や腹痛などを訴える人もいる

3 コンドーム

勃起した男性のペニスに装着し、腟内への精子の進入を防ぐ方法。産後の月経の有無に関係なく、すぐに使える。

長所 ○入手が簡単
○性感染症の予防になる
○副作用の心配がない
短所 ●男性の協力が必要
●使用法を誤ると失敗率が高まる

4 ペッサリー

腟内に挿入し、子宮口にふたをして精子が子宮内に進入するのを防ぐ方法。挿入の仕方や取り扱いの指導を受ける必要がある。

長所 ○女性が主体的に使える
○性感染症の予防になる
短所 ●着脱の練習が必要
●個々に合ったペッサリーのサイズ測定が必要

5 基礎体温法・オギノ式

基礎体温法

基礎体温法
毎朝寝床の中で婦人体温計で体温を計り記録します。低体温から高体温に変わる時期が排卵で、低温期の毎日と高温期の最初の3日間はコンドームなどで避妊します。 産後しばらくの期間や低体温と高体温の差が不明瞭な人は使えません。

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1年くらいの月経記録をもとに、受胎可能期間を割り出してその期間はコンドームなどで避妊します。 月経がひどく不順な場合、授乳中、重い病気をしたあと、更年期には使えません 。

6 不妊手術

手術により男性は精管を、女性は卵管を結紮する方法で確実に避妊できるが、その後また子どもが欲しくなっても元に戻す手術は非常に難しい。

7 モーニングアフターピル(緊急避妊薬)

避妊に失敗してしまった場合、望まない妊娠を避けるために用います。性行為後3日以内(72時間以内)に、「モーニングアフターピル」という薬を産婦人科で処方してもらい、受精卵の着床を防ぎます。※緊急避妊薬は健康保険は適応されません。

備考

避妊の失敗率

望まない妊娠をしたからといって、安易に人工妊娠中絶をするのは避けるべきです。中絶手術の影響は、直接生命に関わるものから、不妊症、習慣性流産など障害を残すものもあります。精神的にも大きなストレスになります。

確実に避妊を実行するために、

  • 2~3種類の方法を組み合わせましょう。
  • お互いの状況を思いやり、夫婦で協力しながら自分たちに合った方法を工夫しましょう。
  • 性器の構造や避妊具の特性をよく知り、正しく使いましょう。

医師、助産師、受胎調節実地指導員、保健師などから正確な指導を受け、実行することが大切です。

お問い合わせ

健康増進課
電話:053-453-6117