待機児童と保育施設の整備について

2016年8月17日

待機児童が多いため、認可保育施設に入園できないというニュースを耳にします。浜松市にも待機児童が多くいます。待機児童の現状と、今後浜松市がすすめていく認可保育施設の整備についてまとめました。

待機児童とは?

就労などの理由で、小学校就学前の子どもを認可保育施設に預けたいと希望し、入園を申し込んだが、定員超過等により入所できなかった児童のことを保留児童といいます。
そこから、
・ 浜松市認証保育所入所者
・ 特定園のみの希望者
・ 求職活動の確認ができない人
を除いた児童数が待機児童数としてカウントされています。

例えば、認可保育施設が定員オーバーのため認証保育所を利用しているが認可保育施設に空きが出れば転園を希望しているような人や、特定の園のみを希望しているような人は待機児童数からは除外されます。

待機児童数とは

※入園の選考については、すべての保留児童を対象に実施されています。

浜松市の待機児童の状況(平成28年4月1日時点)

平成28年4月1日時点では、待機児童数は214人でした。平成28年度は、保育施設の新設により、1510名分の定員増が行われ、昨年度より半減しました。

年齢別の待機児童数

0~2歳児が全体の約95%を占め、特に育児休業明けの1歳児が多くなっています。

年齢別待機児童数の内訳

区別の待機児童数

中区・東区・浜北区で特に多くなっています。

区別待機児童数の内訳

待機児童解消にむけての浜松市の取り組み

幼稚園と保育所の機能を併せ持つ認定こども園の普及を図り、就学前の教育・保育を一体的に受けられる環境整備し、保育の受け入れ人数を増やしていくことにより、待機児童の解消を図ります。また、少人数の単位で0歳から2歳児を対象とした小規模保育事業及び事業所内保育事業を推進していきます。
平成29年度には認定こども園・保育所が新規創設と既存施設の定員増で1,180名、地域型保育事業(小規模保育事業、事業所内保育事業)で295名分の計1,475名分の定員増が計画されています。

平成29年度新規保育施設一覧(増改築による定員増を含む)

≪幼保連携型認定こども園≫

施設名所在地定員(名)
(仮)聖隷こども園和合 中区和合町 160
(仮)なかよし第2こども園 中区領家三丁目 10(定員増140→150)
(仮)鴨江こども園 東区植松町 120
(仮)太陽第三こども園 東区大瀬町 120
(仮)遊歩の丘かみにしこども園 東区上西町 120
聖隷こども園ひかりの子 東区天王町 80(定員増150→230)
(仮)瞳ヶ丘こども園 西区大人見町 10(定員増110→120)
(仮)こどもの里 南区若林町 120
聖隷こども園わかば 北区根洗町 50(定員増150→200)

≪保育園≫

施設名所在地定員(名)
(仮)有玉保育園 東区有玉南町 120
蒲保育園 東区大蒲町 30(定員増90→120)
都田保育園 北区都田町 40(定員増160→200)
(仮)浜北みなみ保育園 浜北区寺島 120
(仮)みゅうのおか保育園 浜北区根堅 80

≪小規模保育事業≫≪事業所内保育事業≫

295名の定員増を計画 (実施施設は未定)

保育所整備以外の待機児童解消に向けての取り組み

認証保育所の活用と保育料軽減のための助成を実施

認可外保育施設の中で、浜松市が独自に定める要件を満たした施設を、浜松市認証保育所 I 類・II 類として認証し、助成しています。
また、0~2歳児の待機児童が多いことから、認証保育所を利用し、要件を満たした 0~2歳の子どもの保護者に対して月額上限20,000円を助成し保育料を軽減する、浜松市認証保育所利用者助成事業を実施しています。

幼稚園の預かり保育実施

浜松市立幼稚園のうち19園で、働く保護者の子育てを支援するために通常の保育時間の前後や長期休み期間中に預かり保育を実施しています。

私立幼稚園が行う長時間の預かり保育の実施促進のため、預かり保育にかかる施設改修や人件費などの経費に対して助成を行います。
小規模保育事業を卒園する3歳以降の連携施設として私立幼稚園が受け皿となるよう、長時間の預かり保育の実施を促進します。

各区への保育サービス相談員の配置

保育を希望する保護者等の相談に応じ、保育施設や保育サービス等の情報提供を行い、子育て家庭のニーズに応じたサービスとのマッチングを行います。

保育士確保のための対策

保育施設の整備とともに、保育士不足が問題になっています。保育士の資格をとるための援助、潜在保育士の復帰支援等で保育士の確保を進めます。

先輩ママのアドバイス

今年(平成28年度)の浜松市の待機児童は前年より半分程度に減って214人でした。それでも4月時点ですでに200人超え。年度途中にはさらに増えて倍以上になるとも聞いています。そして保育施設に入園を希望しているが、待機児童としてカウントする条件に当てはまらない保留児童は727人もいるとのこと。
働き続けたい、再就職を目指したいと思っても、何百人という待機児童数を見てしまうと、はたして保育園に入ることが出来るのだろうか? と心配になります。求職活動も同時期に行う場合は、就職と保育園入園の両方がままならず、疲れていやになってしまうこともあるでしょう。
今後も保育施設の整備が行われ、待機児童も徐々に解消していく見込みとなっていますが、現時点では今あるものの中からベストを選んでいくほかありません。
ぴっぴの運営ブログ「待機児童童問題・浜松市の場合」を読むと平成28年4月入園の募集・申込みの状況がわかります。まずは現状がどうなっているのか、どんな選択肢があるのかを知ることから始めて、その中で優先したいことは何か? 譲れるところ、譲れないところの折り合いをつけて、なんとか待機児童の問題を乗り越えていきたいですね。

お問い合わせ

幼児教育・保育課
電話:053-457-2118