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浜松市の発達支援教育

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浜松市では、「特別支援教育」を「発達支援教育」と呼び、障がいのあるなしに関わらず、すべての子どもを対象とした健やかな成長発達を支援する教育上の営みと考えています。
以下の2点を基本的な考えとして発達支援教育を進めていきます。

基本的な考え方

1 子ども理解を基盤としたすべての子どもに対する発達支援

確かな子ども理解により、一人ひとりの子どもや保護者が教育上求めているものや必要なもの(教育的ニーズ)を的確に把握し、その子どもの成長、発達のために何が必要なのかを見極めることを第一と考えています。

2 発達支援教育の基盤は授業改善

学校で子どもたちが一番多く過ごすのは授業の場です。発達支援教育の理念を踏まえ、授業のユニバーサルデザイン化を含め、授業の工夫・改善を進めています。

特別支援学校、発達支援学級など

子どもの教育的ニーズに応じて、通常の学級、発達支援学級、特別支援学校等の学習の場があります。
各小中学校では、発達支援教育校内委員会の設置や発達支援教育コーディネーターの指名、個別の教育支援計画及び個別の指導計画を作成するなど、一人ひとりの教育的ニーズを把握し、個に応じた支援ができるような取り組みが進められています。子どもが学習や生活上の困難を克服して、積極的に社会に参加するために必要な力を培う教育をしています。

発達支援学級あるいは特別支援学校に就学するには浜松市教育委員会の就学教育相談を受ける必要があります。

特別支援学校

学習上や生活上の配慮が必要な子どもたちが各学校で自立に向けて学習しています。国語、算数以外に自立活動など子どもの実態に合った内容や方法で専門的な支援をします。

発達支援学級

国語、算数などの教科学習を子どものニーズに合わせた内容や方法で進めます。子どもの実態に合わせて、通常の学級との「交流及び共同学習」を行います。

学区により発達支援学級が開設されています。

知的障害発達支援学級

児童・生徒の知的発達の程度に応じた教育を行い、社会自立に向けた基礎的な能力を養います。

自閉症・情緒障害発達支援学級

自閉症または選択性緘黙等、他人との意思疎通や対人関係の形成が困難な児童・生徒に対して個別指導、集団学習を通して情緒の安定・発達を促進し、社会自立をする上での、基礎的な能力を養います。

難聴発達支援学級

聴力に障害のある児童・生徒に対して、持っている聴力を最大限に活用する力を養うとともに、個々の児童・生徒の聞こえの程度に合わせた教育を行います。

肢体不自由発達支援学級

手指の作業や体の全体の動きに支援を必要とする児童・生徒に対して、手指機能訓練や下半身の筋力を高める運動などを行います。

弱視発達支援学級

視力に障害のある児童・生徒に対して、持っている視力を最大限に活用する力を養うとともに、個々の児童・生徒の見え方の程度に合わせた教育を行います。

病弱発達支援学級(院内学級)

慢性疾患などの治療のために入院している児童・生徒に対して、入院期間中の学習の遅れを補い、退院後の学校生活への適応を図ります。

発達支援教室

校内で通常の学級に在籍する特別に支援を必要とする子どもに対して、個に応じた指導を行います。

通級指導教室

通常の学級に在籍し、一部特別な支援を必要とする子どもを対象としています。

通級指導教室(言語)

言語の発達に遅れがある児童に対して、個別指導を行い、言語面での課題を改善し、言語能力を養います。

通級指導教室(LD・ADHD・高機能自閉症等)

コミュニケーションをとることが苦手であったり、落ち着いて学習に取り組むことが苦手であったりする児童・生徒に対して、個別の実態に合わせた指導を行い社会的スキルやコミュニケーション能力を養います。

先輩ママのアドバイス

特別支援学校では通学していなくても、障がいがあったり発達・行動が気になる子どものいる保護者からの相談を受けてくれるのはご存じでしたか?
相談窓口はいろいろありますが、相談にのってくれる方が、たとえ専門家であっても、相手がどんな人かわからないと話しにくい…という人もいるかもしれませんね。毎日、実際にさまざまな子どもたちと接している経験豊富な特別支援学校が相談窓口なら、ちょっとした不安や心配も相談しやすいのではないかと思います。気になることがあれば相談してみましょう。

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