子どもの歯の健康

2016年3月9日

1 幼児のむし歯

1歳6か月児健診でむし歯のある子の割合 1.9%(平成24年浜松市調べ)
この頃のむし歯の多くは、上の前歯4本にみられます。

1歳6か月頃のむし歯の主な原因

  • 甘いものを頻回飲食する
  • 母乳・哺乳ビンの使用(特に就寝時、夜間)
  • まだ上手に歯磨きできない
  • 生活リズムの乱れ

などの生活習慣が重なり合ってむし歯になります。

むし歯にしないために

  • 生活習慣のチェック
  • フッ化物(フッ素)塗布を受ける
  • フッ素入り歯磨き剤を使う

2 乳歯はとても大切です

乳歯は6か月頃から生え始め、3歳くらいまでに上下合わせて20本生えそろっています。そして永久歯と交換するまで使う大切な歯です。
※歯の生える順序には個人差があります。3~6か月の違いは心配ありません。

むし歯の始まり

  • むし歯はいきなり穴が大きくあくわけではありません。
    むし歯の始まりは、歯と歯ぐきの境い目や噛み合わせの溝が白くにごり、透明感がなくなってきます。
    →健診を受け、フッ化物(フッ素)を塗ったり食生活を見直したりしましょう。

3 おやつに気をつけて

3度の食事がしっかり食べられますか

~これが基本です~
おやつは食事で足りないものを補うもの。

意外!飲み物にも落とし穴

  • 清涼飲料水、乳児用飲料、乳酸菌飲料などの多くには、砂糖などの糖分が含まれています。また、野菜ジュースなど、酸性度の強いものもあり、直接歯を溶かす可能性もあります。哺乳ビンに入れたり、毎日与えないようにしましょう。
    → 水分補給は水・お茶で!

楽しみとしてのおやつ

~食べる時・量・場所を決めましょう~
むし歯になりにくい甘味料を使っているものを選びましょう。

むし歯になりにくい
甘味料
マルチトール(還元麦芽糖)、ソルビトール、エリスリトール、キシリトール、パラチニット(還元パラチノース)、還元水飴など
※「シュガーレス」「ノンシュガー」などの表示のある製品は、むし歯になりにくい甘味料が使われています。
むし歯になりやすい
甘味料
砂糖、ブドウ糖、果糖、水飴、ハチミツなど
※「歯にやさしい」「砂糖無使用」などの表示があっても、むし歯になりやすい甘味料が入っているとむし歯になります。

4 始めよう!歯磨きの練習

歯ブラシは、子どもに持たせる用とお母さんの仕上げ用との2本用意しましょう。

  • 仕上げ用は、小さめの歯ブラシを
  • 毛先が短め
  • 腰のあるナイロン毛

仕上げ磨きを練習

~Lesson1~
ひざの上に寝かせてお口を見てみましょう。

  • くちびるやほっぺたを手のひらで触ってあげてください。
  • 磨きながら歯の観察をして、むし歯の始まりがないかチェックしましょう。

【ポイント】

  • ペンを持つようにブラシを持って。
  • 1本ずつやさしい力で。
  • 終わったらほめてあげましょう。

~Lesson2~
上唇小帯に歯ブラシがあたると痛いのです。

  • 上唇を上によけてから、右の歯と左の歯をよく見て1本ずつ磨きましょう

歯と歯の間のそうじは、糸つきようじ(デンタルフロス)が効果的

  • 歯面を添うようにそっと挿入し、ゆっくり前後に動かしながら、汚れを落とします。

5 フッ化物(フッ素)の利用

フッ化物(フッ素)ってなあに?

自然界のいろいろなものに微量含まれている元素の一つで、むし歯予防効果があり
ます。

フッ化物(フッ素)塗布

フッ化物(フッ素)を3か月から半年ごとに定期的に塗って、むし歯を予防します。
・酸に溶けにくい歯にする。
・酸に溶かされた歯のミネラルを元に戻す。(再石灰化)

会場・日程 区ごとに異なりますのでご確認ください。
費用 1回 660円
持ち物 母子健康手帳、歯ブラシ
期間・回数 3~6か月間隔で、4回以上塗布

フッ化物(フッ素)入り歯磨き剤

歯を磨くときはフッ化物(フッ素)入り歯磨き剤を使いましょう。
歯磨き剤の薬用成分に「フッ化ナトリウム」、「モノフルオロリン酸ナトリウム」と表示されているものがフッ素入りです。

  • 歯磨き剤の使用量
年齢使用量
1~2歳 米粒大以下
3~5歳 5mm以下
6~14歳 1cm程度
15歳以上 2cm程度

先輩ママのアドバイス

小さな子には機械の多い歯医者さんはちょっと怖い存在かもしれませんね。
むし歯治療で行くことになる前に、お口のなかのチェックをしてもらいに 行って慣れておくのもいいみたいです。 むし歯はできないに越したことはありませんが、成長とともに歯医者さんとはむし歯だけでなく 歯並びの相談でも出向くことがあります。
小児科のようにかかりつけを見つけておくことをおすすめします。
見つけるのが難しいときは、まずは各区で実施されるフッ化物(フッ素)塗布などを利用してみるのもいいですね。