ぴっぴの防災ブログ

福島の子どもたちの作品に出会うプロジェクト

2016年2月19日

福島県で行われた「はま・なか・あいづ文化連携プロジェクト」の成果を伝える展示が、今、浜松で開催されています。このプロジェクトは、福島の文化・歴史・自然の豊かさを再発見して課題を伝え・共有する場を生み出すことを目的に、福島県立博物館と福島県下の各地域の博物館、大学、NPOなどの団体が連携し、2012年から実施されているもの。福島にアーティストが滞在して制作した作品や、子どもたちとのワークショップで作った絵やオブジェ、映像などを見ることができます。

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そのひとつ、浜松在住のアーティスト乾久子さんがいわき市の小学校で実施したプログラム「くじびきドローイング」は、くじを引いて出た「ことば」を絵にするというもの。「宇宙人」「笑いながら怒る人」「猫好きの先生」などなど、子どもたちが描いた不思議で楽しい絵の数々が、テーブルいっぱいに広がっていました。

他にも「夢の学び舎プロジェクト」「いわきの水と墨で福島の紙にもようをつけよう」など、さまざまなワークショップに参加した子どもたちの作品が展示されています。ひとつひとつの作品から伝わってくる明るいエネルギーが、会場の隅々までを満たしているように感じられました。

東日本大震災と東京電力福島第一原子力発電所事故から5年を迎える今年、福島には今なお多くの課題があります。社会が変化する速い流れの中で、そのことへの関心は徐々に薄れ、忘れ去られそうになっています。恐怖や不安や悲しみを忘れようとする、人間の心の働きがそうさせるのかもしれません。

だからこそ、福島が本来持っている暮らしや自然の美しさ、子どもたちの純粋なエネルギーなど、善きものを発見・発掘して発信し、人々の福島への関心を呼び覚ます、このようなプロジェクトが大きな意味を持つのではないでしょうか。

はま・なか・あいづ文化連携プロジェクト

アートで伝える考えるー福島の今、未来【浜松】 

日時:2月18日(木)~28日(日) 会場:鴨江アートセンター 同時開催:「いいたてミュージアム」 ※入場無料

 (ずきんちゃん)

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