子育てのヒント

小児科医・保健師・助産師など、専門的立場の方々からの応援メッセージです。子どもにおすすめの本や食事のレシピもあります。

  • 助産師たちのつぶやき ~発達障害について~

    2017年5月25日

    助産師たちのつぶやき

    近年発達障害が増加していると言われています。疫学的な事実として証明されてはいませんが、一般的な印象としては増加しているように思えます。一般の人たちの間でも、「発達障害」や「アスペルガー」という言葉が使われるようになってきました。ただ、これらが、医学的な妥当性を持って口にされているかどうかは疑問です。

    発達障害は、どこまでを疾患とし、どこからを治療対象と考えるか、そもそも発達障害は元来誰にでもある程度見られる症状が極端になったのであり、認知の多様性と捉えていけばよいと思います。
    まず、障害という用語は適切なのでしょうか、不適切なのでしょうか。社会的生活においては、当事者の不利益となるのであれば、使用するべきではないと考えます。一方医学的には、「障害」と捉えることで、治療が開始されるという側面もあります。

    冒頭でも言ったように発達障害に見られる症状は、ある程度は誰にでも見られるものです。それが、極端となった場合に「障害」と診断されますが、健康と疾患の間がはっきりしているわけではありません。また、疾患は医療が作り出したものという論考もあります。「特別なケアを必要とする子ども」を、疾患を有する存在と捉えるかどうか議論は絶えませんが、当事者としての児と家族にとって、それが大きな負担となる場合がある事は事実です。そして、その苦悩は当事者にしかわからず、一方でこれに対する医療介入が有効であることも多く、それは、ご家族の支援に繋がります。

    もし、悩んでいることがあったら、かかりつけ医や健診、発達センターや地域の相談窓口、学校などで相談してみるのも良いかもしれません。心配なことは一人で抱え込まないでくださいね。

    文/浜松医療センター 助産師 竜崎千明 

    子どものこころと発達
  • くまとりすのおやつ

    2017年5月12日

    真っ赤な表紙が目をひく、2歳くらいから楽しめる幼児向けの絵本です。

    黒いくまと小さな茶色のりすが、並んですわって何か食べています。表紙を開けると大きなかごと小さなリュックサックが置いてあって、小さな赤い実が大きなかごにあふれるほど山盛りに、小さなリュックサックには1つだけのっています。

    くまとりすの おやつ (幼児絵本シリーズ)
    きしだ えりこ
    福音館書店
    売り上げランキング: 578,966

    絵本は表紙にタイトルが書いてありますが、次にもう一度タイトルが書いてあるページが続きます。そして絵は、たいがい表紙と中のタイトル紙には違う絵が描かれています。このそれぞれの絵は絵本を読んでもらっている子どもたちにとって大きな意味があります。読み手は、タイトルをくりかえし丁寧にゆっくり読み、絵をしっかりと見せてあげましょう。

    この絵本の場合、子どもたちは「くまとりすのおやつ」とタイトルを聞きながら、表紙の絵を見て(黒いくまとちいさな茶色のりすが出てくるお話だな)と思い、中のタイトル紙の絵を見て(おやつは赤い小さな、いちごのような実だな)と想像します。

    さあ、次のページからお話が始まります。

    広い緑の草原に赤い実と緑の葉っぱが描かれ、「こんなにきいちごがなりました」とことばがあり、このお話が展開する場面が子どもたちの頭いっぱいに広がります。そこにくまとりすがやって来て、きいちごを摘み、お腹いっぱい食べてお昼寝をして帰っていくというお話です。

    余分なものは何も描かないシンプルな絵は、幼い子どもたちにとてもわかりやすく、また、ちぎり絵になっていてふんわりとやわらかな質感がやさしいです。

    そしてさらにこの絵本の良さは、リズムのあることばです。くまとりすを対比させて大きい、小さいを子どもたちにすっとわからせてくれます。

    仲の良いくまとりすが、出かける時と帰る時にうたう、
    「きいちご ぽちん ぽちん なってるか なってるよ すっぱいか あまいだろ」
    は、私も大好きなフレーズでこの絵本を読むと心がほっこりあたたかくなります。

    文/子どもと絵本ネットワーク ルピナス 副代表 島田洋子さん

    おすすめ図書
  • 立つ姿も、座る姿も美しい芍薬の花

    2017年5月11日

    さわやかな風を心地よく感じる5月になりました。お休みとお天気に恵まれた今年のゴールデンウィークはいかがお過ごしでしたか? 園や学校に通う子どもたちは、普段の暮らしが戻ってくる頃ですね。

    芍薬1

    いよいよお花も一番いい季節を迎えています。農産物直売所などにも、色とりどりのお花が並ぶようになりました。古くから、立てば芍薬(しゃくやく)と言われているように、美しい姿の花として知られる芍薬。色のきれいな季節のお花とともに大きく飾ると、立てば芍薬の意味も納得です。和の風情が漂う芍薬ですが、可愛らしい洋花ともよく似合います。

    芍薬2
     
    もちろん、和のしつらいにもぴったり。庭で剪定した枝などと合わせて、凛とした表情の座る姿もとても素敵です。立つ姿も、座る姿も美しい芍薬の花。日に日に大きく開く花にたくさんの元気をもらいますよ。

    文/時田 祐子さん

    ライフスタイル
  • 子どもの五月病について

    2017年5月6日

    五月病みなさんこんにちは。保健師の山下です。

    木々の緑もまぶしさを増し、体いっぱいに春を感じる季節となりました。この春、新しい生活をスタートさせたお子さんが身近にいらっしゃる方も多いのではないでしょうか。そこで今月のテーマは「子どもの五月病」についてです。

    1.子どもにも五月病?

    以前は新入社員などの社会人が新しい環境でのストレスから、5月のゴールデンウィーク頃をきっかけに、それまでの張りつめた緊張の糸がぷっつりと切れて無気力になる様子を指していました。しかし、近年では生活様式や習慣、活動量の変化など様々な要因から、幼稚園入園などを機に小さな子どもにも増えているのではないかと言われるようになりました。

    2.どのような 変化がありますか?

    新しい環境で精いっぱい頑張ってきた子どもたち。中には初めての集団生活に慣れないうえ、「泣かないでえらいね!」「頑張ってるね!すごいね!」とほめられてうれしい反面、無理をしてしまう子もいます。いつもと違う次のような変化がみられたら、SOSのサインと考えてもよいでしょう。幼児の場合、

    (1)朝、起きたがらない。
    (2)登園したがらない。
    (3)できていたことをやらなくなる。
    (4)以前より甘えが目立つ。
    (5)食欲がない、食べる量が減る。
    (6)疲れやすくごろごすることが多くなる。
    (7)頭痛やめまいを訴える。

    などの変化がみられる場合が多いようです。まずは五月病以外の体の異常(病気)が隠れていないか細やかにチェックし、病気かな?と気になる症状があれば早めにかかりつけの医師などに相談してみましょう。

    3.どのような接し方が良いでしょうか?

    まずは緊張の糸をほぐすことから始めてみましょう。

    (1)ゆっくり、ゆったり子どもと話す時間を持つ(気持ちに添う)。
    (2)たっぷりスキンシップをとる(ギュッと抱きしめる、甘えさせる)。
    (3)できないことを責めない(あたたかい声かけと見守り)。
    (4)家族が笑顔で接する(焦らない)。
    (5)園の先生に家庭での様子を伝える、相談する。

    家庭と園での様子が違い、子どもが園では頑張り続けることもあるようです。園に伝えておくことで、先生方にも見守ってもらえます。大きな一歩を踏み出す子どもたち。軽やかなステップになるよう応援したいですね。

    文/浜松市保健師 山下

    子どものこころと発達
  • まほうのコップ

    2017年4月30日

    「たねもしかけもありません。ただのコップにただのみず。これがまほうのコップです。」という書き出しにこれから何がおきるのかしらとワクワクします。この本は科学絵本です。

    まほうのコップ (幼児絵本ふしぎなたねシリーズ)
    長谷川摂子
    福音館書店
    売り上げランキング: 102,141

    水の入った透明なコップの向こう側に色々な物を置いて、それらがどんなふうに見えるかを絵ではなく写真で見せてくれます。単にどのように見えるかだけでなく、置く物の置き方やコップ自体の形状の違いでもっと驚く変化がおきるのを見せてくれます。想像を超える変化に本当に魔法なのではないかと思ってしまいます。そして写真の説明文がそれぞれの写真にぴったりで楽しさがぐんと増します。次から次へと魔法のコップの見せてくれる不思議な世界に想像力は膨らみ興味は尽きません。魔法のコップを使って親子で色々ためして不思議な世界を楽しんでくださいね。

    おすすめ図書
  • 摘みたての野の花のように

    2017年4月13日

    4月に入り、ぽかぽかと暖かな日が多くなりました。わくわくしながら新しい生活がスタートした子どもたちも多いのではないでしょうか。春は可愛らしいお花もたくさん。元気いっぱいの子どもたちとの外遊びでも、たくさんのお花を見つけることができますね。

    春の花
     
    繊細で可愛らしい野の花も多く見かけるようになりました。そこで、お気に入りのバッグに摘みたての野の花のようにざっくりと飾ってみるのはいかがでしょう?

    バッグに入れて
     
    バッグに飾るのはとても簡単。こうしてペットボトルにお花を挿していくだけです。ペットボトルは口が狭く、華奢な春の花も上手にまとまってくれます。

    毎日の暮らしのなかでふと目にするところにお気に入りの風景があると、新しい生活でちょっぴり緊張した心も緩んでくれますよ。

    文/時田 祐子さん

    ライフスタイル
  • 「うごく&スマイル!」で健康と特典を手に入れよう!!

    2017年4月9日

    健康づくりこんにちは、管理栄養士の外薗です。4月を迎え入園、入学、進級と新生活が始まりましたね。新年度の準備で慌ただしい日々を過ごしてきた方も多いのではないでしょうか。慌ただしい日々であっても、子供の成長は本当にうれしいものですね。

    新生活がスタートし、これからも育児や家事に仕事に・・・と毎日があっという間に過ぎていくことと思います。そんな忙しい子育て世代のみなさん、日々の忙しさに流され、頑張りすぎていませんか。疲れていたり、体調がよくないときも自分の身体のことはついつい後回しになっていませんか。実は、子育て中は自分自身を大切にする時間も大切で、家族を支えているママやパパが元気に健康でいることが、家族みんなが健康で幸せに過ごすことにつながります。

    そこで今回、毎日を元気で過ごすためにみなさんに紹介したいのが、「うごく&スマイル!」です。この事業に取り組み始めて5年目に入りましたが、「うごく&スマイル!」って何?と思った方…ちょっと損していますよ!! 「うごく&スマイル!」は健康づくりに取り組んで健康ポイントを貯めると、特典を受けることができる事業のことです。

    家族で食事特典は、県内の協力店で割引やポイントサービスが受けられる「ふじのくに健康いきいきカード」です。貯めるポイント数も10ポイントなので「気軽にポイントが貯められる!」ということで、昨年も多くの方にご参加いただいています。今年度からは健康ポイントを貯める期間を通年に拡大して実施していきます。

    特典の申込方法は、各区役所健康づくり課への提出か忙しくてなかなか窓口に行けないという方は郵送になります。「子育てや仕事で精一杯…」「健康づくり、やらなくては!!」と気になってはいるけど、始めるきっかけがなかったという方、ぜひ、この機会に取り組んでみませんか。例えば、「体重計にのる」「家族と一緒にそろって食事をする」「子供と一緒に散歩をする」「良く噛んで食事をする」「自分に合ったストレス解消をする」など、日々の生活の中で少し意識することでも健康づくりの取り組みとなります。

    さあ、まずは「うごく&スマイル!」のリーフレットを手に入れましょう。リーフレットは各区役所健康づくり課、協働センター、図書館等で手に入れることができます。また、リーフレットはホームページからダウンロードもできます。詳細については、浜松市ホームページから「うごく&スマイル!」を検索してみてください。家族で健康づくりに取り組むきっかけになり、これからもみなさんが健康でそして元気に子育てができるといいなと願っています。ぜひ、多くのみなさんのご参加をお待ちしております。

    文/浜松市管理栄養士 外薗香里

    親と家族
  • 新茶の季節にいかが?「鶏ムネの煎茶焼き」

    2017年4月8日

    お茶っ葉が柔らかい新茶や上級な煎茶は、茶殻を食べることができます。いろいろなお料理に茶殻を混ぜて、まるごと食べてみてはいかがでしょうか?

    鶏ムネの煎茶焼き

    <材料> 4人分
    鶏ムネ肉 2枚
    茶殻 大きめのスプーン3杯
    酒 大さじ1
    しょうゆ 大さじ1
    塩・コショウ 少々
    生姜 少々
    片栗粉 適量
    ゴマ油 適宜

    <作り方>              
    (1)新茶を美味しく淹れましょう。 → 急須に新茶をティースプーン4杯と300mlのぬるま湯を注ぎ、約2分浸出させてから注ぎ分けます。二煎目、三煎目を楽しむ時は、次第にお湯の温度を上げていき、浸出時間を短くします。

    (2)鶏ムネ肉を横長に置き、2cmくらいの幅に切り分ける。

    (3)ビニール袋に(2)を入れ、塩・コショウ・すりおろした生姜・酒・しょうゆ・茶殻を入れて軽く揉み、まんべんなく味をしみこませる。

    (4)片栗粉をまぶす。

    (5)熱したフライパンにゴマ油をひき、両面よく焼く。

    新茶の豆知識
    お茶は、永年性の常緑樹なので、温暖な地域では1年に4回 茶摘み・製茶することができます。中でも4月~5月に茶摘み・製茶されたお茶を一番茶、または新茶と呼びます。新茶は、爽やかな若芽の香りと強い旨みが特徴です。秋から冬にかけて根から吸収した養分が、新芽に凝縮されているからです。新茶を飲んだら、茶殻を捨てずにいろいろなお料理に使ってまるごと食べてみてください。

    byお茶子

    子育てママのお料理レシピ
  • ねずみくんのチョッキ

    2017年4月6日

    ぴっぴスタッフ 森口です。

    今は小学校高学年になった長女が赤ちゃんだったころ、絵本好きの叔母から「ねずみくんのチョッキ」をプレゼントしてもらいました。

    ねずみくんのチョッキ (ねずみくんの絵本 1)
    なかえ よしを
    ポプラ社
    売り上げランキング: 31,362

    表紙には真っ赤なチョッキを着たねずみが一匹。着ているのは、おかあさんが編んだ自慢のチョッキです。絵本の中ではたくさんの動物が現れ、「いいチョッキだね ちょっと きせてよ」とねずみくんにお願いします。小さなチョッキは大人気で、うれしそうにみんな着ていきます。人気なのはいいのですが、「ちょっと きせてよ」と来る動物がアヒルからサル、サルからオットセイ、と次第に大きくなり……。

    最後どうなってしまうのか心配な展開だと思いつつ、きついはずのチョッキを着た動物の得意げな表情に、つい親子で笑ってしまいます。読み聞かせの時は、声色を動物のイメージに似せて読むと子どもがよろこび盛り上がりました。絵全体は白黒で、使われている色はチョッキの赤のみ。文章もとてもシンプルですが、繰り返しのリズムが心地よく、何回も読んであげたくなります。

    長年愛されている絵本を読み聞かせしていると、小さな子どもが飽きない理由があることがわかります。叔母からは他にも、「大きなかぶ」や加古里子さんの「だるまちゃん」シリーズなど、定番の絵本をいろいろプレゼントしてもらいました。私も小さいころ何度も読んだ絵本です。好きだったページを懐かしく眺めながら「お母さんも同じ絵本を読んでたよ」と、子どもたちに話しました。

    文/森口 真紀子

    ※絵本週間(3月27日~4月9日)にちなんで、ぴっぴスタッフそれぞれのお気に入り絵本を紹介しています。

    おすすめ図書
  • ふたりはきょうも

    2017年4月4日

    ぴっぴスタッフ そらです。

    やわらかい表紙絵と挿絵が魅力的な「がまくん」と「かえるくん」のお話です。

    ふたりはきょうも (ミセスこどもの本)
    アーノルド・ローベル
    文化出版局
    売り上げランキング: 23,133

    1冊に5話入っていて、内容もさまざま。子どもたちの好きな話と親の好きな話がそれぞれ違ったりして、「この話の方が面白いよ~」などと言いながら、子どもたちと一緒に読んだ1冊です。

    5話中の1話「あした するよ」は、子どもだけでなく、忙しいママにもおススメです。

    やることがいっぱいあって憂鬱になっている「がまくん」が、目の前のことをひとつ、またひとつと片付けていく様子が、身近な生活の中でも共感できるものがあります。

    「がまくん」と「かえるくん」の思いやりのあるやりとりが、温かい気持ちにさせてくれます。

    文/そら

    ※絵本週間(3月27日~4月9日)にちなんで、ぴっぴスタッフそれぞれのお気に入り絵本を紹介しています。

    おすすめ図書
  • みんなであそぼう 650のあそびのヒント集

    2017年4月2日

    ぴっぴスタッフ やまねくんです。

    身の回りにあるものを使った遊びを紹介しています。この本には「おもちゃ」は登場しません。紙コップや輪ゴム、ひも、ぼうし、なかには「みかん」「足」などユニークなものもあります。

    みんなであそぼう「みんなであそぼう 650のあそびのヒント集」

     有木昭久・案
     西村繁男・絵
     福音館書店

     

    こどももおとなも、だるまさんもお多福さんも、そして忍者も遊んでいます。 本を開くと隅から隅まで遊びがぎっしり詰まっているのですが、よく見ると、主題の「遊び」とは関係のないところでいろいろな物語が展開しています。そんな発見もとても楽しく、絵本の中の登場人物のように、こどももおとなも誰もがわくわくすること間違いなしです。

    この本そのものが遊びに思えてくる不思議な絵本です。この絵本は、すでに絶版ですが、浜松市立図書館で借りることができます。

    文/やまねくん

    ※絵本週間(3月27日~4月9日)にちなんで、ぴっぴスタッフそれぞれのお気に入り絵本を紹介しています。

    おすすめ図書
  • こんとあき

    2017年3月31日

    ぴっぴスタッフ 寺内です。

    「こん」は、主人公の「あき」がおばあちゃんから贈られた、きつねのぬいぐるみ。赤ちゃんのときから、いつも一緒でした。こんは自分で動くし、お喋りもするし、いろいろと考えもします。

    こんとあき (日本傑作絵本シリーズ)
    林 明子
    福音館書店
    売り上げランキング: 1,344

    こんの腕にほころびができたので、おばあちゃんになおしてもらうために、あきはこんと一緒に電車に乗り、遠い砂丘のあるまちを訪ねます。
    これは、ふたりにとって、はじめての大冒険。
    途中、こんは、駅弁を買うためにホームに降り、しっぽをドアに挟まれたり、砂丘に着いたら、こんどは犬にさらわれてしまったり……。次々と大変なことが起こります。

    犬にさらわれたこんを、探し回ってようやく見つけたあきが、ぼろぼろになったこんをおぶってひとり歩く、夕暮れの砂丘の心細さ。
    おばあちゃんに駆け寄り、抱きとめられる場面の安心感。
    絵本を見る子どもの心はすっかり引き込まれ、あきになりきってしまうことでしょう。

    こんは、どんなピンチのときでも弱音を吐かず、「だいじょうぶ、だいじょうぶ」と、余裕を見せ続けます。
    子どもにとって、ぬいぐるみや人形が、かけがえのない生きた相棒になる時期があります。
    そんな時期を子どもと共有してくれるとともに、パパやママにとっては子ども時代を鮮やかに思い出させてくれる絵本です。

    林明子さんの絵は、やわらかいタッチですが、こんやあきが本当に生きて動いているようなリアリティを伝えてくれます。
    1989年に初版が発行されて以来、今日まで多くの読者に愛され続けてきた絵本です。

    文/寺内 美登里

    ※絵本週間(3月27日~4月9日)にちなんで、ぴっぴスタッフそれぞれのお気に入り絵本を紹介しています。

    おすすめ図書
  • 助産師たちのつぶやき ~家族ができていく過程~

    2017年3月30日

    助産師たちのつぶやき

    朝晩の冷え込みもやわらぎ、少しずつ春がやってきました。いよいよ今年度も残りあと数日。どんな1年になりましたか。私は今年社会人となり働き始めた新人助産師なので、この1年間はとても濃いものになりました。

    関わらせていただいたお産の場面は、1つ1つ印象に残っています。陣痛が弱くなってしまい、なかなかお産が進まないという状況がありました。お母さんの疲労が強くなる中で、付き添いの家族の方が傍に居ながら声をかけ励ましていました。家族の方は、陣痛の合間に休みながら、産婦さんが痛くなるタイミングに合わせて体を起こし、腰をさすったり、水分を勧めたり、好きな音楽を掛けたり・・そんな家族に対して産婦さんも「ありがとう、あとちょっとだね。頑張るよ。」と辛い状況の中でも前向きに頑張っていました。

    そして、赤ちゃんの顔が見え、体が出てお母さんのお腹の上にいき対面した時、お母さん・ご家族、皆さんの顔の表情がぱっと明るくなり涙を浮かべ喜んでいました。状態が落ち着き、赤ちゃんを抱っこしたり、おっぱいをあげているのを見たとき、「お母さん・お父さん」の表情になっていました。一つの家族ができていく瞬間に立ち会えてよかった、と心から思いました。

    妊娠してから40週近くの間、お母さんが赤ちゃんをお腹の中で守り、出産・育児へと進んでいく過程の中で、一つの家族が作られていくのだなと感じます。助産師としてその過程に関わらせていただき、とても幸せです。

    文/浜松医療センター 助産師 黒澤明日香 

    妊娠・出産
  • だるまさんシリーズ 「が・の・と」

    2017年3月29日

    ぴっぴスタッフ しまです。

    私が紹介するのは、可愛いだるまさんのイラストと覚えやすいフレーズで我が家の兄妹が大好きなシリーズ本です。

    だるまさんシリーズ「が・の・と」(3点セット)
    かがくいひろし
    ブロンズ新社
    売り上げランキング: 719

    内容はとってもシンプル!

    だるまさんがタイトルのフレーズ後に色々な行動をしてくれます。

    太い眉毛に立派なお髭のだるまさんもこの本ではとっても可愛いげです。

    私は長い物語や文章の長い絵本を音読するのが苦手で…

    でもこの本は

    文章が短い、読んでいて楽しい、すぐに終わる。

    家事の最中に「読んで~」とお願いされても笑顔でOK!

    絵本を読むのが苦手なお母さん、オススメです(笑)

    文/しま

    ※絵本週間(3月27日~4月9日)にちなんで、ぴっぴスタッフそれぞれのお気に入り絵本を紹介しています。

    おすすめ図書
  • くだもの

    2017年3月27日

    ぴっぴスタッフ わかばです。

    ミルクを飲んでいた赤ちゃんに、離乳食が始まり普通食になる頃、食べ物に興味関心が強く表れるようになると、こんな絵本を読んであげたくなります。

    くだもの (福音館の幼児絵本)
    平山 和子
    福音館書店
    売り上げランキング: 1,760

    以前、「ブックスタート※」に行くと、たくさんの親子の中に、「絵本を読んであげたくても、全然興味を持ってくれない。絵本をなめてしまう。」と泣きそうになっているママがいました。

    そうそう。最初はみんな、絵本をなめてしまったり、読んでいるスピードと関係なくページをめくってしまったりするものです。何回かそういうことがあっても、あきらめないでほしいと思います。

    そしてこの絵本のように、親子の日常によくある風景の、おいしそうなくだものと「さあ どうぞ。」のパパやママの声が、絵本の中に子どもを引き込んでくれます。子どもによっては、「さあ どうぞ。」の言葉に、本当に食べようとするしぐさをする子どももいます。それが、どれほどかわいらしいことか。

    同じ著者の『いちご』もおすすめです。本物みたいでおいしそうないちごの絵が、こどもにも大人気です。

    いちご (幼児絵本シリーズ)
    平山 和子
    福音館書店
    売り上げランキング: 17,486

    ※「ブックスタート」とは、あかちゃんと保護者に絵本を開く楽しい体験といっしょに絵本を手渡し、心ふれあうひとときを持つきっかけをつくる活動です。

    文/わかば

    ※絵本週間(3月27日~4月9日)にちなんで、ぴっぴスタッフそれぞれのお気に入り絵本を紹介しています。

    おすすめ図書
  • ぼくは ぞうだ

    2017年3月18日

    ぼくは ぞうだ
    とても おおきい りっぱな ぞうだ

    象は、大きくて、力持ちで、鼻が長くて…、大人気ですね。
    小さな子どもたちにとって、大きいってことは憧れです。自分が象になって瞳をキラキラさせて読み進めていくことでしょう。

    ぼくはぞうだ
    ぼくはぞうだ
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    絵本館
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    象は、自分の事を正確に知ってもらうために、たくさんのアイデアを考えます。具体例をあげて表現しているので、子どもたちにも理解しやすいと思います。
    読み終わったときには、象博士になっていますよ。

    いつか どうぶつえんで、ほんとうの
    ぼくを ぜひ みてくれたまえ

    この最後の一文がなくても、動物園に行きたくなってしまいます。
    動物園に行こうよと、言いたくなってしまいます。

    この絵本の魅力は、象について語りながらも象にとどまらず、目の前にないものの実体をどうしたら伝えることができるかを考えさせ、ヒントを与えてくれるところにもあります。
    大人も充分に楽しめます。
    まずは、子どもたちと一緒に絵本を楽しんでみてください。

    文/子どもと絵本ネットワーク ルピナス 会員 池田恭子さん

    おすすめ図書
  • おうちにいながら楽しむ春のお花見

    2017年3月15日

    寒い冬が終わり、暖かな春の訪れ。誰もが待ちわびていたお花見の季節です。桜色に染まる街並みは、みんなの心になんとも言えない温かさをもたらしてくれます。幼い子たちが、桜の花を見上げながら、散った花びらを集め、手のひらいっぱいに乗せるしぐさはとても可愛いものですね。ぱっと花吹雪にすると、それはそれはとてもきれいで儚げです。

    桜1
     
    けれど、ときにはその花びらを持ち帰ってみませんか?水を張った和食器に浮かべれば、おうちの中にお花見の風景が広がります。特別な花器などなくても、おうちにあるもので十分です。

    桜2
     
    ゆっくりお花見に行くことができない、そんな時もありますね。そんな時は、玄関に桜の枝を大きく生けるのもおすすめです。散ったお花や、気軽に手に入る枝一本でも、おうちの中でそれらが目に入るだけで、ふと心が緩みます。なにかと慌ただしい3月。桜の花が家事や育児の忙しさをきっと癒してくれますよ。

    文/時田 祐子さん

    ライフスタイル
  • 女性ホルモンと上手に付き合おう

    2017年3月3日

    女性の健康こんにちは、保健師の有谷です。寒さが一段落し、ようやく陽射しも春めいてきましたね。

    ところで、3月1日から3月8日は「女性の健康週間」ですがご存知でしたか?子育て中のママは、つい自分のことは後回しになってしまいがちですが、この機会に自分のカラダについて考えてみませんか。

    “生理前はどうも体調がよくなくて…”という経験はありませんか?女性のカラダは赤ちゃんを産むための機能を持っており、一生を通じて大きく変化します。その変化をもたらすものが女性ホルモンです。女性ホルモンにはエストロゲンとプロゲステロンがあり、女性のココロやカラダの調子も大きく作用します。

    女性ホルモンと上手に付き合うコツ

    自分の体のリズムを知ろう

    女性ホルモンによってもたらされる排卵や月経。そのリズムによって体調は変わってきます。月経や基礎体温、体調を記録することで、体調不良の原因や対処方法が分かることもありますので、気になる症状があるときは、早めに産婦人科に相談してみましょう。

    ■月経後から排卵前
    排卵日前にかけてエストロゲンの分泌が多くなります。カラダもココロもお肌も安定し、体調もよいので、アクティブに過ごすのにピッタリです。

    ■排卵後から月経前
    次の月経にかけてプロゲステロンの分泌が多くなる時期です。人によって、疲れやすい、むくみ、吹き出物、気分の不安定さなどが起こりやすくなります。このような症状を、月経前症候群(PMS)といい、この時期はなるべく無理をせず、休息をしっかりとりましょう。

    規則正しい生活を心がける

    授乳等でなかなか難しいママもいるかもしれませんが、なるべく早寝早起きを心がけ、3食きちんと取るようにしてみましょう。子どもの成長にもよいことなので、一石二鳥です。

    ストレスをためない

    女性ホルモンは脳からの指令で分泌されるため、ストレスや過度の疲労により指令が乱れると、ホルモンバランスが崩れ体調不良の原因になることもあります。適度に気分転換を図ることも大切です。

    3月はひな祭りもあり、女性が主役になれる季節ですね。浜松市にゆかりのある女性が主役の大河ドラマ「おんな城主直虎」も放映されており、女性の活躍が注目されています。いつまでも元気でキラキラ輝いた女性でいられるよう、自分のカラダをよく知り、体調と付き合いながら過ごしましょう。                          

    文/浜松市保健師 有谷

    妊娠・出産
  • くっついた

    2017年2月23日

    表紙はおかあさんとあかちゃんの顔が「くっついた」絵です。

    さて、どんなものが「くっつく」のだろうとページをめくってみると・・・

    くっついた
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    こぐま社
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    最初にくっついたのはきんぎょさんです。おひれをゆらゆらさせながら仲良くくっつきました。次は違う方向を眺めていたあひるさんの、黄色いくちばしがくっつきます。続いて、ぞうさんの鼻が手をつないだようにくっつき、おさるさんの手が見事なバランスでくっつきます。

    そして、おかあさんとわたしのほっぺがくっつきます。最後のページでは、おとうさんもくっつきました。両方のほっぺに大好きなおかあさんとおとうさんがくっついたときの、あかちゃんの顔のうれしそうなこと!きゃっきゃと笑い声が聞こえてきそうです。

    0歳から楽しめる絵本です。「きんぎょさんと きんぎょさんが」「くっついた」といったリズムで、ページをめくるごとにいろいろな動物がくっつきます。シンプルな絵と繰り返しの文は、あかちゃんにとって心地良いものです。読みながら、「くっついた!」とわが子のほっぺに自分のほっぺをくっつけるおかあさんやおとうさんの姿が目に浮かびます。                

    文/浜松市立中央図書館 坪井仁美さん 

    おすすめ図書
  • 助産師たちのつぶやき ~インフルエンザについて~

    2017年2月21日

    助産師たちのつぶやき回覧板などで地域の学校でまだ、インフルエンザが猛威を振るっていると載っていました。

    皆さん、予防接種は受けていますか?卵アレルギーなどで受けられない方もいますが、それ以外の妊娠中~小さなお子さんのいる方々は、ぜひ予防接種を受けていただきたいと思います。予防接種を受けてもかかることはありますが、打たないでかかるより軽症であることが多いです。

    上の子が学校でインフルエンザに感染し手洗いなど注意していたのに、3日後、看病していたお母さんが感染してしまい、お母さんはなるべくうつさないように離れようとしても幼稚園の下の子が我慢できず、接触してきてうつってしまう。自分も高熱で大変だけど子どもの看病もある。まだインフルエンザに罹患していない真ん中の子にはうつしたくないとマスク・手洗い対策を頑張っていたが、自分が良くなったころかかってしまう。仕事は1週間以上休まなくてはいけなくなってしまった。なんてなったら、大変!

    そんな時は家族で最初にかかった時に希望すれば予防内服などができることもあります。予防内服しているとうつりにくかったり、うつっても症状が軽く済んだりすることも多いです。子どもには必要でない薬は飲ませたくないので部屋などを隔離し、看病をするお母さんは予防投与を受けるというのも一つの手かもしれません。

    インフルエンザの流行が落ち着くまで、皆さん、マスク・手洗いをして、罹患せず、乗り切りましょう。

    文/浜松医療センター 助産師 竜崎千明

    妊娠・出産
  • わたしはおばあちゃんがすき

    2017年2月19日

    自分がおばあちゃんになったからなのか、母が年老いていくからなのか、近くに老人ホームがあるからなのか、この絵本を最後まで読み聞かせするために涙をこらえる必要がありました。

    わたしはおばあちゃんがすき
    木村 昭平
    福音館書店
    売り上げランキング: 505,130

    人はみな年老いていきます。

    私の母の取柄は元気なことでしたが2年前に難病にかかり、今は杖がないと歩けません。

    この絵本のおばあちゃんは認知症になっていくのですが、孫は「おばあちゃんがすき」と結びます。

    胸にじ~んとくる1冊です。

    文/Uluru代表 中村 文江さん

    おすすめ図書
  • こぐまのくまくん

    2017年2月14日

    絵本には、子育てのお手本にしたい素敵なお母さんやお父さんがたくさん登場します。

    この「こぐまのくまくん」のおかあさんもとても素敵なおかあさんです。子育てをしているとき、こんなふうに余裕があって、貫禄があって、ユーモアのセンスにあふれたお母さんになりたい!と、読むたびに思いました。

    この絵本にはこぐまのくまくんが主人公の4つのお話が入っています。

    こぐまのくまくん (世界傑作童話シリーズ―はじめてよむどうわ 1)
    E.H.ミナリック
    福音館書店
    売り上げランキング: 66,025

    第1話では、ある雪の降る寒い日、くまくんは「さむいよう」と、おかあさんに着るものをねだります。はじめはぼうし、次にオーバー、そしてズボン。それでも寒いと言うくまくんにおかあさんは言います。「おまえは、ぼうしをかぶって、オーバーをきて、ズボンをはいているのよ。このうえなにがほしいの?けがわのマントでもほしいっていうの?」

    「うん。ぼく、けがわのマントがほしい」と言ったくまくんに、さて、おかあさんはどうしたでしょう?この結末に、きょとんとする子、ニヤッと笑う子、聞き手の子どもたちのそれぞれの反応も楽しめます。

    第2話はくまくんのお誕生日のお話です。おかあさんがいないと思ったくまくんは、自分でバースデースープを作ります。でも、結末にうれしいサプライズが待っています。読んでもらっている子どもも、そのサプライズに思わずにっこり。

    第3話では、くまくんは宇宙帽をかぶって月旅行にでかけます。月に行ったつもりのくまくんとそれにちゃんと合わせてあげるおかあさんとの絶妙なやりとりが愉快です。くまくんの行動と会話には、空想と現実の世界を容易に行き来できるこの時期の子ども特有の世界観が遺憾なく発揮されています。それにも注目したいですね。

    第4話は「くまくんのねがいごと」です。なかなかねむれないくまくんは、おかあさんにたくさんのねがいごとを語りますが、どれも「それは、とてもむりなねがいごとねえ」と軽くいなされてしまいます。でも、くまくんは最後に、本当にしてほしかったねがいごとをちゃんとおかあさんにかなえてもらいます。そしてお返しに、くまくんもおかあさんのねがいごとをかなえてあげるのです。

    絵本というより、読み聞かせをたっぷりしてもらって、挿絵が少なくてもお話が楽しめる頃になったら読んであげたい童話です。


    文/子どもと絵本ネットワークルピナス代表  松本なお子さん

    おすすめ図書
  • 三寒四温を花あしらいに

    2017年2月10日

    三寒四温と言われるように、寒さと暖かさが行ったり来たり。けれども、立春が過ぎ、暦の上では春を迎えています。散歩をしていると、梅の花が開く姿もちらほら。そんな風景を見つけると、春が近づいているようでとても嬉しくなりますね。

    春を感じる花
     
    農産物直売所などには、この時期ならではの梅の枝や春を感じるスイートピーやストックなど、たくさんの花が並んでいます。少しずつ求めて、今の季節を存分に味わってみてはいかがでしょう?可愛らしい梅の花とひらひらと美しい春の花びらたちが舞う姿は、まさに三寒四温を表しているようです。

    花器を床に
     
    いつもの花器を床に置いてみるのもとても素敵です。ほのかに香る春の匂いを大きく感じることができるでしょう。

    文/時田 祐子さん

    ライフスタイル
  • メディアとの付き合い方

    2017年2月5日

    子どもとテレビこんにちは、保健師の宮腰です。寒い日が続き、春が待ち遠しいですね。寒いと活動も消極的になるため、“外遊びに出かけよう!”と思っていても、ついお家で過ごすことが多くなりがちではないでしょうか。先日も、育児中のママから「家にいるとテレビをつけっぱなしにしてしまう・・」というご相談を受けました。

    今回は、メディア(スマホ・テレビ・ゲーム機等)との付き合い方についてのヒントをご紹介します。

    生活を振りかえってみよう!ついつい子どもにスマホやテレビを見させていませんか?

    いろいろなメディアが溢れていて、日常的に使う事が当たり前になっていますよね。

    最近は、大人だけでなく子どもがスマホいじりをする姿をよく見かけるようになりました。「子どもにはあんまりよくないだろうけど、静かにしていてくれるから、まあいいか」「テレビは言葉の学習になるから・・」等と思い、習慣的にテレビをつけっぱなしにしていませんか?

    子どもにとって、長時間メディアを見ることはどのような影響があるのでしょうか?

    テレビは刺激や楽しみを与えてくれますが、人と人とのやりとりがなく、どうしても一方的な情報になってしまいがちです。就学前の子どもは、「コミュニケーションの基礎」や「自我」が作られる大切な時期です。これらは、身体を使う体験・様々な人と関わる体験・自分で考え想像する体験により育つと言われています。

    多くの親は、「人の気持ちや痛みがわかる優しい人になってほしい」と願いますよね。そのためには、“想像力を持つ”ことが大切です。想像力が育つ事で、相手の気持ちを考えたり、自分の思いを持てるようになったりします。この想像力は、ママやパパ、周りの人との「やりとり」の中で育ちます。周りの大人が、子どもと一緒になって遊んだり、子どもが疑問や求めてきた時に答えたり見守るなどの「人と人とのやりとり」がとても大切です。

    そうは言っても、メディアを見せない生活はむずかしい・・。

    メディアと上手に付きあうための3つのポイントです。

    1. なんとなくメディアをつけない。見終わったらスイッチを切りましょう。
      時間を決めることが大切ですね。
    2. メディアを見るときは、なるべく子どもと一緒に見るように心がけましょう。
      子どもが興味をもったような事柄について一緒にお話しするのも良いですね。
    3. メディアの内容を選ぶことも大切です。
      小さい子どもは、自分で内容を選択できません。刺激の強い番組は避けましょう。

    文/浜松市保健師 宮腰

    子どものこころと発達
  • 余ったパンでフレンチトースト

    2017年2月2日

    パーティーなどの後、食べ切れなかったフランスパン。わが家の定番は、フレンチトーストです。

    フレンチトースト

    ☆レシピ☆

    <材料>
    ・フランスパン(固くなったものでもOK)
    【A】
    ・卵1
    ・砂糖大さじ1
    ・牛乳 (パンが半分ひたる程度)

    (1)バットにパンを並べ、【A】を混ぜた液につけます。

    (2)パンがひたひたになり柔らかくなったら、フライパンにバター大さじ1を熱し、両面焼きます。

    フルーツや、アイスクリーム、生クリームをトッピング。上から粉糖をふれば、カフェ風にバージョンアップします♪

    bymiri

    子育てママのお料理レシピ
  • がちょうのペチューニア

    2017年1月25日

    ある朝、ペチューニアは“本”を見つけます。“本”とはどういう“もの”なのか、まったく分からないままパンプキンさんが言っていた言葉通りに持ち歩き、なんだか自分が賢くなった気分になってしまいます。

    がちょうのペチューニア
    ロジャー・デュボワザン
    冨山房
    売り上げランキング: 194,626

    親切なペチューニアは困っている仲間を助けるためにアイデアを出すのですが、助けるどころかトラブルを招いてしまいます。ある日、花火とキャンディーを間違えたことでペチューニアの勘違いしていた賢さも吹っ飛んでしまいます。

    爆発した際の“本”の開きから文字が見え、ペチューニアは気付きます。

    「本はつばさの下にはさんで持ち歩くだけじゃだめなのよ。なかみを頭や心にいれなくっちゃ。

    そして、そのためには、字をおぼえなくっちゃいけないのよ。」

    ペチューニアシリーズもロジャー・ディボアザンの他の絵本もお勧めです。

    文/Uluru代表 中村 文江さん

    おすすめ図書
  • きゅっきゅっきゅっ

    2017年1月15日

    1歳のお誕生日が過ぎ、おっぱいやミルクだけの赤ちゃん期から離乳食も食べられるようになった幼児期はじめの子どもたちにぴったりな絵本です。

    きゅっきゅっきゅっ―くつくつあるけのほん3 (福音館 あかちゃんの絵本)
    林 明子
    福音館書店
    売り上げランキング: 12,437

    スープのお皿を前に、子どもとねずみさん、うさぎさん、くまさんが前かけをしてすわっています。みんなで「いただきまーす」とスープを飲みはじめますが、ねずみさんがスープをおなかにこぼしました。それを見た子どもが、いつもママが自分にしてくれるように「ふいてあげるね」といって「きゅっきゅっきゅっ」とふいてあげます。次にうさぎさん、くまさんもスープをこぼしましたが、子どもがせっせとふいてあげます。そして「あーおいしかった」とみんな食べ終わると、こんどは子どものお口のまわりにスープがぺたぺた!それを見たママが「きゅっきゅっきゅっ」とふいてくれて「はい ごちそうさま」。

    毎日の生活の中で、子どもたちは大人のすることをよ~く見ています。そして同じように真似をして自分でやってみようとします。教えてもいないのによく覚えていて、ある時、大人がしたのと同じことをしている子どもの姿は、ほほえましいものです。特にママの行動やことばに敏感で、子どもが行動を真似したり同じ口調で話しているのを聞くと思わず苦笑いすることもありますが、子どもにとっては一番身近なお手本となる大人ということでしょう。

    この絵本も、そんな子どもの心の成長をちゃんととらえてあたたかく描かれています。「あら、あら、こぼしちゃだめじゃない!」なんてお小言のことばではなく、「ふいてあげるね」「きゅっきゅっきゅっ」とリズムのあることばを楽しくくりかえし、まわりへの気づかいもできるようになった、子どものやさしい気持ちをあらわしています。最後の裏表紙の絵は、子どもがいっしょにスープをたべた仲間のぬいぐるみたちを抱いて、ニコニコ笑顔の満足そうな気持ちが伝わります。

    文/子どもと絵本ネットワーク ルピナス 副代表 島田洋子さん

    おすすめ図書
  • 冬におすすめ「ほうじ茶ご飯」

    2017年1月13日

    ほうじ茶は、安くておいしい緑茶が豊富にある静岡県民には、実はあまり馴染みがないんです。でも、楽しみ方はいろいろ。今回は、ほうじ茶で炊いたご飯をご紹介します。

    ほうじ茶ごはん

    <材料> 4人分
    米 2合
    ほうじ茶 ティースプーン山盛り3杯
    ちりめんじゃこ 適量
    ネギ 適量
    塩 小さじ1/4

    <作り方>              
    (1)急須でほうじ茶をたっぷり淹れる。
     ・・・急須にティースプーン山盛り3杯と300mlの熱い湯を注ぎ、約30秒浸出させてほうじ茶を淹れる。二煎目も加えて2合分400mlのほうじ茶を作る。
    (2)米をとぎ、ザルにあげる。
    (3)炊飯器に 米・急須で淹れた熱いほうじ茶・塩を入れ、30分浸しておく。
    (4)炊飯開始。ネギをきざむ。
    (5)炊きあがったら、しゃもじでほぐし、ちりめんじゃことネギを混ぜる。

    ほうじ茶のいろいろ

    • 「ほうじ茶」は、番茶をさらに焙じて(加熱して)いるので、カテキンやカフェインの成分が少なくなっています。そのため、水分補給としてたっぷり飲んだり、寝る前、病中・病後・子どもやお年寄りにも気軽に飲んでいただけます。妊婦さんや授乳中のママにもおすすめです。
    • ほうじ茶に柚子ジャムや塩昆布などを入れて飲むと、また違った味わいを楽しめます。
    • 番茶や古くなったお茶を使って、手作りほうじ茶もおすすめです。手作りほうじ茶は、お茶として飲んでもヨシ、巾着袋に入れてポプリにしてもヨシ。焙じながらフライパンを持って家中を歩きまわればお部屋の消臭にもなります。

    ほうじ茶づくり

    作り方・・・フライパンを熱し、弱火にしてお茶を炒る。色が変わり香ばしい匂いがしてきたらできあがり。番茶の粉が多い場合は、焦げやすくなるのであらかじめふるいにかけておくといいです。

    byお茶子

    子育てママのお料理レシピ
  • 新年にふさわしい花をおうちにある和食器に

    2017年1月7日

    新しい年がスタートしました。背筋が伸びるような気持ちになる新年。ほどよい緊張感に、今年もがんばろうと身が引き締まりますね。お正月は、子どもたちに日本の古きよき伝統を伝えるよい機会です。

    新年の花1

    葉を落とすことのない松や、赤い実をつける南天など、縁起のよい花をおうちにある和食器にあしらい、子どもたちにも伝統を肌で感じてもらってはいかがでしょう? 普段使いの和食器も、組み合わせ方でその楽しみが広がります。

    新年の花2
     
    磁器の透き通るような白さと、凛とした佇まいの縁起のよい花はよくお似合いです。お皿にぽんと載せて飾るだけで、素敵な新年の幕開けを感じさせてくれますよ。今年もみなさんにとって素敵な年になりますように。

    文/時田 祐子さん

    ライフスタイル
  • かまぼこの飾り切り

    2017年1月6日

    おせちで活躍したかまぼこ。少し余っていたら、飾り切りにしてお弁当に入れると華やかさがアップします。

    厚めに切ったものに切り込みを入れ、くるりと折り曲げれば

    アレンジ1-1

    酉年のお弁当にも入れた飾りに。

    アレンジ1-2

    薄切りを丸めて重ね、レタスなどの葉物野菜に乗せれば。。。

    アレンジ2-1

    ピンクのバラ風に♪

    アレンジ2-2

    bymiri

    アイディア☆キャラ弁・お弁当
  • 片付け上手の習慣づくり

    2017年1月5日

    片付けこんにちは。保健師の情野です。寒い日が続きますね。休息や食事をしっかりとって寒さに負けない体づくりをしましょう。

    今回は、片付け上手の習慣づくりがテーマです。小さな子どもがいると、部屋の中は片付かないものです。子どもに「片付けをしなさい!と何度言ってもなかなか片付けられるようにならない」、そのような悩みを持つお母さんからのご相談をよく受けます。そんな困った・・に役立つ3つのコツをお伝えします。

    • 片付けは一緒に楽しく

    1歳頃から、子どもに「ないないしようね」と声をかけながら、まずはお母さんやお父さんが片付けて見せてあげてください。子どもの言葉の理解に応じて「おもちゃも寝んねしようね」など工夫をして、子どもが楽しく興味をひくような声かけをしてあげるといいでしょう。それを繰り返していると、子どもは「ないないする」という言葉と行動が結びつき、遊んだら片付けるということがわかってきます。一緒に片付けながら、上手に片付けができたら「上手にできたね」と嬉しそうに褒めましょう。自分から進んで片付けを手伝おうとしたら、上手にできなくても「ありがとう、ママ助かるよ」と声をかけてあげてください。

    • 片付けの仕方を工夫しましょう

    1歳半~2歳になると、子どもは何でも自分でやりたがるようになってきます。その気持ちを大事にして、片付けも要領よくできるように工夫しましょう。

    たとえば、おもちゃや本をしまう場所を決めましょう。入れにくい場所だと子どもが片付けを苦手に感じることがありますので、おもちゃ箱をフタなしにするといいです。そして3歳頃になるとおもちゃを分類して入れる箱を用意してあげるといいでしょう。子どもに細かい分類は難しいので、大まかな分類で構いません。箱にしまうおもちゃの絵や写真を貼ったりすると、片付ける場所が分かり、子どもは絵合わせ感覚で楽しく片付けられます。

    また、片付けをするタイミングも大切です。子どもにとってすぐに気持ちを切り替えて片付けるのは難しいものです。ごはんやお風呂、寝る前など生活の中の区切りがおすすめのタイミングです。出かける予定があるときなどは、遊ぶ前にあらかじめ「時計の長い針が○まできたら、お片付けしようね」と伝えてあげて、子どもの気持ちの切り替えのサポートをしてあげましょう。

    • あまり神経質にならないで

    お母さんの完成図は、物がなくなってきれいな部屋かもしれませんが、子どもは大人のように片付けが上手にできません。頑張っても物が出ていたり、しまう場所を間違えることがあります。片付けは経験と共に上手になっていきますので、サポートしてあげながら、楽しく片付けをしましょう。

    文/浜松市保健師 情野 真美

    子どものこころと発達
  • 新年☆酉のお弁当

    2017年1月1日

    明けましておめでとうございます!

    新年最初のお弁当は、かがみもちと干支の酉をかけあわせてみました。

    toridoshibento.JPG

    ☆レシピ☆
    <酉>
    白ごはんのおむすびを2つ作る。くちばしはたくわん、目はかまぼことのり、とさかとリボンはかにかまで。

    <おかず>
    ・黒豆(黒豆は、ピックにさすと食べやすいです)
    ・紅白なます
    ・ミニカツ
    ・かまぼこ
    ・栗きんとん
    ・昆布巻き

    ・トマト
    ・レタス
    ・ブロッコリー

    bymiri

    アイディア☆キャラ弁・お弁当
  • めざめれば魔女

    2016年12月30日

    先月に続き、児童文学お勧めの一冊。

    14才のローラが弟を連れてお店に入るとカーモディ・ブラックに弟がスタンプを押されてしまいます。その日から弟ジャッコは衰弱し始め「死」への道を辿り始めます。

    弟を救うためにローラは様々な試練を超えなければなりません。

    めざめれば魔女 (岩波少年文庫)
    マーガレット・マーヒー
    岩波書店
    売り上げランキング: 22,319

    母の「恋」もその中のひとつ。シングルの母の新たな恋にローラは寂しさをぶつけるのですが、親子では埋めつくせない愛の形を知ります。

    自分自身も異性を愛することを体験し、弟の命を助けるために「変身」を遂げなければなりません。

    「変身」10代には誰にでもやってくる「試練」です。

    親子の分離、異性への目覚め、自立、、、

    子どもだけが体験することではなく、当然親にも「思春期の試練」がやってくるのです。

    親子でこのお話を知っていれば、「親子の分離」はスムーズになるかも。

    文/Uluru代表 中村 文江さん

    おすすめ図書
  • まのいいりょうし

    2016年12月24日

    あるところに猟師と息子が住んでいました。

    息子の七つのお祝いに猟師は狩りに出かけようと、鉄砲を手に取ろうとして石うすの上に落とし、鉄砲の筒の先がへの字に曲がってしまいます。

    息子は心配して狩りに出かけるのをとめるのですが、猟師はかまわずに山へ出かけました。山の池に着くと、鴨が13羽いました。12羽は池に浮かんで、もう1羽は岸の近くで寝ていました。猟師が曲がった鉄砲で鴨めがけて撃つと、弾がちどりがけに飛んで、寝ている12羽に命中し、最後に岸の石にはねかえり13羽目の鴨に傷を負わせます。

    猟師は池の中に入って13羽目を捕まえようとします。すると、たいそう鴨が暴れたので、驚いた池の大きな鯉が、水から飛び上がって岸のやぶの中に落ちました。

    猟師はその鯉も捕まえようと、池からあがるために木の根をつかみます。ところが木の根かと思ったら、それは山うさぎの後ろ足。山うさぎが必死で逃げようと前足で地面を掘りたてたので、山芋が25本掘り返されていました。

    ようやく猟師がやぶの中に落ちた鯉を見つけると・・・

    ここから先は読んでのお楽しみにしたいと思います。

    この絵本を、ある日図書館のおはなし会で読んだところ、小学校4年生くらいの男の子が「すげーすげー」を連発して、目を輝かせて喜んでいました。

    努力で勝ち取ったという訳ではないのですが、そこがこのお話の面白さ。次々とたたみかけるように起こる、非日常なラッキーっぷりを、どうぞお楽しみください(赤羽末吉さんの描いた、獲物を手に入れて誇らし気な猟師の表情がなんともいえません)。

    文/浜松市立天竜図書館 西田昌代さん
     

    おすすめ図書
  • まあちゃんのながいかみ

    2016年12月19日

    この本は髪の長いのが自慢のはあちゃんとみいちゃん、そして短いおかっぱのまあちゃんの3人の女の子たちのおしゃべりが書かれています。3人は丸テーブルでジュースを飲みお菓子を食べながらこんなお話をしているのです。

    まあちゃんのながいかみ(こどものとも絵本)
    高楼 方子
    福音館書店
    売り上げランキング: 16,195

    はあちゃんとみいちゃんは髪をもっと背中が隠れるくらい伸ばしたいと言います。それを聞いてまあちゃんは自分が伸ばす長さは「もっと、ずっとずっとずっとずっと、ずーっとよ!その長いことといったらね・・・・・」と、話し出します。それがちょっとやそっとでは想像できないような事が色々できちゃうくらいの長さなんです。するとはあちゃんとみいちゃんはそんなに長いと洗うのが大変じゃない、邪魔じゃないとか疑問をぶつけます。ところがまあちゃんはそんな疑問なんてなんのその。すぐにすごい解決策を言うんです。そんな3人のおしゃべりを聞いていると一緒になってワクワクしたり、まあちゃんのあまりの想像力に大笑いしたり。男の子だって引き込まれてしまいますよ。子どもだけではなく大人だって何となく自分の子どもの頃を思い出したりして、気付けばすっかりまあちゃんワールドの中で3人と一緒にテーブルでおしゃべりを聞いていたりして。

    それからこの本は絵が細かい所まで実に楽しく描かれています。1ページ1ページ、良~く見てくださいね。この本の中でまあちゃんが読んでいる本、あれっ、どこかで見たような・・・。そうです、本当に有る本なんですよ。この本も大好きな本です。ぜひ読んでみてまあちゃんになった気分も味わってくださいね。

    文/子どもと絵本ネットワーク ルピナス 会員 山﨑貴子さん

    おすすめ図書
  • 素敵なホリデーシーズンを

    2016年12月13日

    早いもので12月も半ば。街はイルミネーションで彩られ、1年で最も華やいだ季節となりました。クリスマスにお正月、まもなく子どもたちが楽しみにしている冬休みがやってきます。

    クリスマス
     
    農産物直売所などでは、クリスマスを感じさせる花や植物を多く見かけるようになりました。アカシアやツガなどの枝物をいくつか組み合わせて花器に生け、オーナメントを飾ると小さなクリスマスツリーの出来上がり。冬休みに、子どもたちと一緒に楽しんでみてはいかがでしょう?

    鮮やかな花
     
    枝物は長い間楽しむことができますから、小さく切って色鮮やかな花を添えるとがらりと雰囲気を変え、クリスマスのテーブルを盛り上げてくれます。なにかと忙しい師走ですが、植物とともにどうぞ素敵なホリデーシーズンをお過ごしくださいね。

    文/時田 祐子さん

    ライフスタイル
  • 助産師たちのつぶやき ~赤ちゃん返りと上手に付き合う~

    2016年12月11日

    助産師たちのつぶやき

    みなさん、こんにちは。段々と寒さが厳しくなってきましたね。体調管理には十分気を付けてください。

    次の子を考えるタイミングは人それぞれです。お産直後に次の子のお話をする方もいれば、上の子と何年も離れてようやく考えられる方もいると思います。私は3児の母ですが、1人目の出産直後から1歳近くになるまでは、「子どもは1人でいい」と思っていました。2歳になる頃に「きょうだいがいた方がいいかな」「小さい子が家にいたらいいな」という気持ちに変化ができてきました。

    いざ2人目を妊娠・出産してみると上の子の赤ちゃん返りが始まりました。赤ちゃん返りは特に3歳頃までは起こりやすいと言われています。4歳頃になると他の人の気持ちが理解できるようになるので、激しい形で出ることは少なくなるようです。当時2歳だった娘は何でも「ママがいい」と言いました。ようやくトイレでおしっこができるようになったのにもらすようになりました。赤ちゃんに対しても「いらない」と言われてしまい、どうしようか悩んだ時期もありました。

    そんなとき助産師の先輩から2つアドバイスをもらいました。

    • 赤ちゃんよりも上の子を優先させる
    • 子どもにしっかりと言葉で説明する

    私は上の子を優先するようにはしていましたが、言葉にはしていませんでした。子どもにとって親の態度だけで察するのは難しく、言葉にしなくては思いが通じないのだと知りました。何をするのでも「まずはお姉ちゃんから、次に赤ちゃんね」と言葉にするようにしました。実践してみると少しずつですが上の子に変化がでてきました。娘からも「最初ねえねで、次は赤ちゃんだからね」という言葉も聞かれるようになりました。何でも「ママがいい」は変わらずでしたが、トイレでおしっこができるようになり、赤ちゃんに対しても「かわいい~」と言ってくれるようになりました。赤ちゃんが泣いていればあやしてくれるようにまでなりました。

    上の子にとって弟・妹ができることは大きな成長となります。当院では立ち会い出産を積極的に行っていますので、赤ちゃんの誕生を家族みんなで迎えるのもいいですね。2人目・3人目・4人目…の妊婦さん・子育て中のママ、上の子の赤ちゃん返りと上手に付き合いながら楽しみながら育児をしていきましょうね。

    文/浜松医療センター 助産師 田中智香子

    子どものこころと発達
  • 今年の歯と口の健康はいかがでしたか?

    2016年12月5日

    はみがきこんにちは、歯科衛生士の松本と申します。この1年、みなさんと家族の方の歯と口は健康に過ごせたでしょうか?今回は、今年の出来事を振り返るとともに歯と口の健康について振り返ってみましょう。

    私達は毎日、食事をとるために歯と口を使っています。日本には四季があり、気候や季節によっておいしく感じる食べ物や飲み物がたくさんあります。食を味わい、行事を楽しむためには、歯と口の健康が欠かせません。食生活習慣の重要なポイントの1つはむし歯を予防することです。

    「甘いものばかり食べると、むし歯になっちゃうよ!」と定番のフレーズがあります。むし歯菌は甘い物(砂糖や果糖など)がエネルギー源です。日常に甘い物を食べる機会が多いことは、むし歯菌の元気な時間を長くするということです。では、お子さんが甘い物をちょこちょこっと食べたり飲んだりしてしまうのは、生活の中のどんな時でしょうか?

    ありがちな例 

    • 水分補給代わりにパックのジュース類を何となく飲んでしまう。
    • お風呂上りなどにアイスを食べてしまう。
    • 常に、アメやラムネなどの口で溶かして味わう甘いお菓子を食べてしまう。  など


    子どもは甘いものが大好きです。ぐずった時に機嫌を直すためや、簡単に喜ばせるためには即効性があります。でも、むし歯になってしまったことを考えると・・・

    痛み・治療・食事への影響・通院の苦労・治療費用など、デメリットの方が大きいですね。甘いものの飲食習慣を見直し、むし歯菌を元気に活躍させ過ぎないようにしたいですね。食の楽しみも大切にしつつ、歯の健康を守る工夫をしましょう。

    次に、歯や口を見る習慣化についてです。お子さんやご自分の歯の本数や歯の形をすぐに思い浮かべることはできますか?時々スキンシップも兼ねて、手でお子さんの頬や唇、口の中をこちょこちょしたり、遊びながらお子さんの歯の本数・歯並び・歯の形を観察してみましょう。汚れのつきやすい場所やむし歯になりやすい場所を知ることで、効果的な仕上げ磨きがしやすくなります。よく見る習慣を持つことで、ちょっとした変化にも気づきやすくなり、早めの対処ができるようにもなります。

    歯科検診最後に定期的な歯科検診の習慣についてです。『むし歯ができて治療に行く歯医者さん』より、『健康な口を守るために行く歯医者さん』を目指しましょう。日々の生活の中では、何か機会がないと習慣を変えることは難しいです。むし歯が心配になるような生活習慣になってきた場合、1年の中の出来事に「歯科検診を受ける!」があると、生活習慣の改善のきっかけになります。

    お子さんが、歯と口を守る習慣を身につけていく『歯育て』から、歯と口のことを改めて知ることで家族皆さんの健口づくりができます。今年を振り返り、ご家族で来年の健口づくりの目標を立ててみましょう。

    文/浜松市歯科衛生士 松本幸子

    子どもの歯
  • まぼろしの小さい犬

    2016年11月30日

    犬が欲しくてほしくてたまらない時期、ありませんでしたか。

    誕生日に田舎のおじいさんが約束してくれたプレゼントは「犬」

    まぼろしの小さい犬「まぼろしの小さい犬」

     フィリパ・ピアス/作
     猪熊葉子/訳
     岩波書店

     

    男の子は待ち望むのですが家族の反対もあり、願いは叶わず、、

    ついに彼は目を閉じてまぼろしの犬を見ることに、しかし目を閉じて歩いていたため交通事故にあってしまいます。

    その後、おじいさんの飼っている犬に子犬が産まれ、ロンドンに住む家族は郊外に引っ越し、男の子は念願の犬を手に入れることになるのですが、パッピーエンドには大きな山を乗り越えなくてはいけないことがありました。

    目には見えない大きな変化の成長に心打たれます。

    文/Uluru代表 中村 文江さん

    おすすめ図書
  • おいしいおと

    2016年11月22日

    表紙には、両手に持った一枚のお皿が描かれています。
    お皿の上にはおいしそうなレタス、トマト、ウインナ、春巻きがのっています。

    おいしいおと (幼児絵本ふしぎなたねシリーズ)
    三宮 麻由子
    福音館書店
    売り上げランキング: 92,935

    ページをめくると、テーブルの上に三人分の料理が並んでいます。
    ごはんにみそ汁、ほうれ ん草のおひたし、かぼちゃの煮物…。
    うーんバランスの良い品ぞろえと、我が家の夕食と比べてしまいます。

    さて、「いただきまーす」のあいさつから、おいしいおとが始ります。
    具のいっぱいつまった春巻きは食べるとき、「カコッ ホッ カル カル カル カル」と、おとがするのです。
    みそ汁を飲む時は「ツススッ クン」。ウインナは「クッ プワッ」。
    では、かぼちゃやレタスは食べるとき、どんなおとがするのでしょう?
    一ページごとに一種類の食べ物が描かれていて、「あぁ おいしい」の文とともに、おとを楽しみます。
    おとがリズムのように口の中に広がって行きます。

    そして、最後に「あぁおいし かった ごちそうさまでした」で、終わります。
    心がほっこりするようなそんな絵本です。

    文/県子ども読書アドバイザー 小木野依津子さん

    おすすめ図書
  • 散歩のおみやげをインテリアに

    2016年11月18日

    朝晩の冷え込みもぐっと増し、冬への足音が聞こえてきました。木々も色づき、自然が美しい表情を見せる秋。秋は散歩するのもとても楽しい季節ですね。

    秋の散歩みやげ
     
    子どもたちは、散歩のときにきれいなものを見つけるのが大好きです。木の実や松ぼっくりを見つけるとキラキラと目を輝かせます。そんな散歩のおみやげをリビングに飾ってみると、おうちの中にぐっと秋の景色が広がります。

    花器に秋色
     
    幼稚園や学校からの帰り道、子どもたちが集めてきたおみやげをいつもの花器に入れれば、秋がぎゅっと詰まった素敵な飾りに。自然が織りなすシックな秋色。子どもたちからのおみやげは、季節を感じるインテリアとしても目を楽しませてくれますよ。

    文/時田 祐子さん

    ライフスタイル
  • ぼくんちのゴリ

    2016年11月15日

    「ぼくんちのゴリ」というタイトルを見て、何を思い浮かべますか?
    ゴリ…何のこと? 何かの名前かな?という感じですね。
    表紙を見ると、笑顔の男の子と優しそうな犬が登場しています。
    さぁ、ページを開いてみましょう。

    ぼくんちのゴリ (かがくのとも絵本)
    笠野裕一
    福音館書店
    売り上げランキング: 1,307,407

    ぼくんちには いぬがいる。なまえは ゴリ。
    ぼく、ゴリのことなら なんだって しっているんだ。
    としは 5さい、オス。
    けの いろは ちゃいろ、くびわは みどり。
    ほかにも まだまだ いっぱい しっているよ。
    ききたい? じゃ、おしえてあげるね。

    男の子がゴリの特徴を丁寧に教えてくれます。耳の動き、しっぽの動き、挨拶、オシッコの様子、ゴリの気持ちなど、知っておくと役立ちそうなことばかりです。そして何より伝わってくるのは、男の子とゴリの大親友という信頼関係です。
    犬のこと大好きな子ども達や大人は、飛びついて、「そうそう、そうなんだよね!」の連発で読み進めていくことでしょう。
    犬が苦手な子ども達や大人は、「えっ、そうなの?」の連発で読み進めていくことでしょう。
    そして読み終わったときには、登場する男の子になりきり、ゴリの気持ちを考え、ゴリに愛情を感じることでしょう。
    「ゴリに会いたいなぁ〜」と、気持ちがほっこりする科学絵本です。

    文/子どもと絵本ネットワーク ルピナス 会員 池田恭子さん

    おすすめ図書
  • 子宮頸がん検診を受けましょう!

    2016年11月3日

    こんにちは。保健師の池谷です。11月に入り紅葉の季節になってきましたね。これから冬に向けてだんだんと寒い時期に入ってきます。季節の変わり目となるので体調に気を付けてくださいね。

    さて、今回は子宮頸(けい)がんについてお話ししたいと思います。あなたは今までに子宮頸がん検診を受けたことがありますか?ぴっぴ世代のママは毎日仕事や育児に追われ、とても忙しく過ごしているのではないでしょうか。とかく、自分自身の健康は後回しになりがちですよね。

    今日は、そんなママにこそ、自分自身の健康を振り返るきっかけにしてもらいたいなと思います。

    子宮頸がんってどんな病気?

    子宮の入り口にできるがんのことで、子宮頸がんの多くがヒトパピローマウイルス(HPV)が原因とされています。このヒトパピローマウイルスは、主に性行為等で感染するもので、80%の女性が生涯のうち一度は感染すると言われている、日常生活においてごくありふれたウィルスです。このヒトパピローマウイルスに感染しても、自然に治る人がほとんどですが、一部がんに進行することがあります。

    子宮頸がんの症状としては、月経期間以外での出血、性行為による出血、普段と違うおりものの増加などの症状があります。しかし、初期のがんでは自覚症状はほとんどありません。

    子宮頸がんの患者さんを年齢層でみると、20代後半から増加し40代までの若い女性の患者さんが増えています。女性であれば誰もがかかる可能性がある病気です。しかし、子宮頸がんは治療法も確立されている病気です。だからこそ、早期発見・早期治療が大切なのです!

    検診を受けてカラダ点検してみませんか?

    検診を受けよう!子宮頸がんは子宮頸がん検診を受けることで、早期発見・早期治療につなげることが出来ます。

    浜松市では、職場等でがん検診を受ける機会がない方を対象に、がん検診受診券を送付しており、子宮頚がん検診は20歳から受けることが出来ます。受診券は各区役所の健康づくり課の窓口に来ていただくか、電話でお申し込み後、ご住所に郵送させていただいています。

    がん検診について詳しくお知りになりたい方は、4月の広報はままつと合わせて全戸配布した「浜松市健康診査のお知らせ」をご覧いただくか、各区役所の健康づくり課へお問い合わせください。ぜひ毎年、検診を受けて自分自身の健康を振り返るきっかけにしてみましょう!

    文/浜松市保健師 池谷

    親と家族
  • わゴムは どのくらい のびるかしら?

    2016年10月25日

    ある日、ぼうやは、わゴムが どのくらいのびるか、ためしてみることにしました。わゴムのはしをベッドのわくにひっかけて外へ出ます。

    ぼうやは、わゴムの もう一方のはしをひっぱりながら、自転車に乗って、バスに乗って、汽車に乗って・・・・どんどん、どんどん遠くへ行きます。いったいどこまで行くのでしょう。聞いている子どもたちは、わゴムがどこまでのびていくのかドキドキしながら、おはなしを聞いています。

    わゴムはどのくらいのびるかしら?
    マイク サーラー
    ほるぷ出版
    売り上げランキング: 61,411


    最後は、のびた わゴムが跳ね返って、ぼうやは無事、自分の部屋に着陸します。ちゃんと帰ってくることが出来て「あー良かった」と満足できる絵本です。

    ぼうやの部屋をよく見ると、おはなしの中で登場した乗り物がおもちゃとして描かれています。

    文/浜松市立中央図書館 柳川友香さん
     

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