子育てのヒント

がんばれ!シングルファーザー ~園や学校が長期休暇の時~

2015年8月13日

ひとり親の場合、仕事の休日は重要な意味があります。以前、入社したばかりの会社で先輩に休日出勤を命令された時、父子家庭ですので無理ですと断った記憶があります。それと、生活を持続させるために、子どもたちの休みに合わせて、土日の休みが良いのか、それとも平日休みでも良いのか、改めて考えてみることも必要かもしれません。私の経験ですと休日の休みが固定されている場合、他の休みは有給申請しないと取れないなど、面倒を感じたことがあります。それに比べて交代で勤務をしている場合、スタッフ同士で休日を融通できるなど、そちらの方が急な用事ごとに対応できて、どちらの職種も経験した私としては、必ずしも土日の休日が必須ではありませんでした。確かに小学校低学年ぐらいだと、子どもたちは休みで、親は仕事で家にいない場合は結構心配ですが、二人姉妹でしたのでまだ安心できていたのです。

夏休みなど子どもを家に残して仕事に行かなければなりません。残された娘たちは家で過ごす時間が長く、本人たちも飽き飽きするでしょう。当時は衛星放送でアニメ専門チャンネルをテレビで付けっぱなしです。学校のプールに毎日、通ったり、また家の中の小銭を集めて、近所の駄菓子屋に行ったりして、店のおばあちゃんにひんしゅくを買っていたみたいです。小学校高学年になると下の娘はお菓子作りに夢中になり、小麦粉をいつもこねて台所を汚していました。もちろんガスコンロは危なくて、オーブントースターと電磁調理器を限定して使わせていました。
こんなこともありました。二人の娘が小学校低学年の時、夏なのにエアコンを暖房モードにして動かし、私が帰宅するとゆで上がりながら寝ていました。大人だとすぐ気がつくことですが子どもはわからないのですね。

親子のちゃぶ台夏休みには連休がとれていたので、よくキャンプに連れて行きました。近場だと春野町や竜洋や知多のキャンプ場、富士の裾野、三重県まで足を伸ばしていました。ただ泊まり料金が安いからキャンプを選んでいただけですが、炭火で焼くと何でも美味しいので良い思い出になりました。
当団体の企画で夏休みの木工イベント「親子で作ろう!家族のちゃぶ台」を8月30日に浜松城公園で行います。ひとり親でもそうでない家族も対象ですので家族の思い出作りに是非とも参加ください。

浜松市は待機児童緩和のため保育園の定員をこの3年で500人ほど増やしてきました。定員が増えると、3年後には今度は学童保育の需要も増えることが考えられます。働く女性が増えると当然、学童保育の充実が求められます。東京の事例ですが生徒不足に悩む私立小学校がNPOとコラボして学校敷地内で学童専用の施設をつくりNPOに運営を任せました。夜は7時まで預かります。別途料金になりますが30種類ぐらいある課外授業のプログラムがあり、チアリーダーとか将棋とか多種多様の活動が出来るようになっています。この小学校はこの学童保育のおかげで働く母親の家庭の児童が集まり、児童不足も解消できています。

本当は、学童保育は学校の敷地内で行うことが理想的です。皆さんはご存じでしょうか? 学童保育や保育園は厚生労働省の管轄、幼稚園や小学校は文部科学省の管轄なので学童保育は学校の敷地外にあります。これでは非効率ですので政府としては二つの管轄が協力して事業を進めていくように指示しています。認定こども園もこの動きの一環です。保育園や学童保育が増えて、働きながら子どもを育てる環境が整えば、ひとり親家庭もそうでない家庭にとっても住みやすい浜松になります。浜松は人口が減少しています。一方、静岡県の中でも子育てしやすさを前面に出して人口を増やしている市もあります。身近な市政にも興味をもち、子どもたちにも住みやすい環境を作っていくのは地域住民の責務だと思います。

文/NPO法人サステナブルネット理事長 渡邊修一さん

 

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