子育てのヒント

がんばれ!シングルファーザー ~子育ての費用~

2015年12月13日

子どもの成長に伴い子育てにかかるお金は変わっていきます。私の記憶では娘が生まれてから1か月にミルク代1万円、紙おむつ代に1万円かかってたような気がします。もっと節約して良い方法があったかもしれません。下の娘が生まれてから、二人に同じように自転車を買ったり、ゲーム機器を買ったりしてなんやかんやで出費が重なります。私が電気量販店で働いて、神奈川の店舗から静岡に移ってきて異様に感じたことは、若い夫婦がご両親に平気で15万円程の冷蔵庫をねだる姿でした。家電やクルマの資金を親に援助してもらうことが当たり前ならば、孫のためにはランドセル、学習机、クリスマスプレゼントに至るまで出してくれるので、確実に負担額は違います。離婚するとこの辺の間接的な援助が少なくなるので、経済的格差のひとつの要因だと思います。

ランドセル

ちなみに私は二人の娘には、一番安いランドセルで当時8千円ぐらいのものを買い与えましたけど、6年間で壊れることも、ランドセルが原因でイジメられることもありませんでした。女の子二人姉妹で、雛人形も買いませんでしたが二人とも元気に育っています。

子育てに対する助成はいろいろあります。私の時代では出産に関する費用でも上の娘は出産育児一時金は28万ほどで確実に赤字でした。今42万円ほど健康保険から出ます。児童手当に関しても当時は小学校卒業で打ち切られていましたが、今は生まれてから中学卒業まで支給されます。このように足りないかもしれませんが手当の金額は上がっていると思います。ファイナンシャルプランナーの先生曰く、この児童手当を一切使わないで貯金すると中学卒業時には200万円貯まります。これを教育費の足しにすれば、大学進学時に楽になります。当時の私にこのような知識があれば、後々、困らなかったかもしれません。

教育資金は中学校になってから、降りかかってきます。小学校までは学力の差は目立ちませんが、受験を控え、中学2年生になると、ここで初めて子どもの学力不足に気が付いて塾に通い始めます。毎月3万の出費が生まれるわけですが、ひとり親には厳しい出費です。当団体は今年度から浜松市ひとり親学習支援の運営を始めていて小学生4年から中学生まで、学生や元教師のボランティアが教えてくれます。学力が下がってあわてる前からこのような無料学習支援を利用して欲しいです。私の子育ての時代にこのような支援があれば、塾代の負担がなかったかもしれません。

一番の教育費は大学進学です。おすすめはできませんが、下の娘はひとり親家庭でも大学進学を諦めず頑張りました。資金は奨学金の上限である450万と政府金融公庫の教育ローンで300万、合わせて750万の資金で4年間、岐阜の大学で管理栄養士の勉強をいたしました。仕送りは一切しておりません。これも親である私のふがいなさですが、卒業後は毎月5万の返済金が発生いたします。静岡大学の先生にも聞いた話ですが、このような学生が今は多いらしいです。

子どもの貧困の連鎖が社会的課題になっています。学ぶ意思がある子どもには、高等教育を受ける権利があると思います。ひとり親家庭だけでは無く、全ての子どもたちに必要な未来を提供するためには、まず大学進学無料化ではないでしょうか。

■サステナブルネット主催「ひとり親家族BBQ」開催
詳細はこちら⇒イベントカレンダー

文/NPO法人サステナブルネット理事長 渡邊修一さん

ひとり親家庭