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夏バテに隠れる「女性のやせ」にご注意を!!
暑さが本格化する8月。毎日続く厳しい暑さに、「疲れがとれにくい」「寝苦しくて睡眠不足が続く」「食欲がわかない」等の不調を感じていませんか?このような症状は、いわゆる「夏バテ」のサインかもしれません。
夏は気温や湿度の上昇により体力を消耗しやすく、また冷房の効いた室内と暑い屋外との温度差によって自律神経のバランスが乱れやすい季節です。さらに、暑さによる食欲低下から食事量が減る、そうめんやパンなど食べやすいものだけで済ませる等、栄養バランスが偏りやすくなります。
こうした状態が続くと、必要なエネルギーや栄養素が不足し、「やせ」につながることがあります。
やせとは
やせは、BMI(体格指数)が18.5未満の状態を指し、以下の計算式で算出します。
BMI=体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)
18.5~25.0未満が「普通体重」、25.0以上が「肥満」とされています。
令和5年時点では、BMIが18.5未満の10~40代の女性の割合は16.4%であり、約6人に1人がやせという状態で、若い女性のやせは健康課題の一つとなっています。
やせのリスク

やせは見た目だけの問題ではありません。やせの状態が続くと、身体に必要な栄養素が不足しやすくなり、疲れやすさや免疫力の低下、貧血などを招くことがあります。また、女性ホルモンの分泌低下により、月経異常(月経不順や無月経など)となり、不妊につながる可能性もあります。さらに、骨量の減少にも関係し、将来的に骨粗鬆症のリスクを高めます。その他にも、食事量や運動量の減少により、骨格筋量が減少し、基礎代謝が低下することで、糖尿病や脂質異常症などの生活習慣病のリスクも高まります。
やせの予防
やせを予防するためには、まず1日3食を基本に、主食・主菜・副菜をそろえた食事を心掛けましょう。また、冷たい飲み物や食べ物などを摂りすぎると胃腸の働きが低下し、さらに食欲不振につながることがあるため注意が必要です。暑さにより食欲が落ちやすい時期には、オクラやモロヘイヤなどの夏野菜を取り入れるのもおすすめです。ネバネバした夏野菜は食べやすいだけでなく、腸内環境を整えたり、疲労回復等の効果もあるため、積極的に取り入れましょう。あわせて、冷奴や納豆などを活用しタンパク質もしっかりと摂りましょう。
暑さで食欲が落ちやすい時期だからこそ、必要な栄養をしっかりとることが大切です。できることから少しずつ取り入れて、この夏も元気に乗り切っていきましょう!
参考文献
- 女性のやせのインターネット調査(結果概要)/厚生労働省
- やせと無月経(1)体重減少性無月経とは/日本産婦人科学会
- 日本の女性のやせ過ぎ問題とその栄養対策Part1若い女性のやせ過ぎ問題は待ったなし!/日本生活習慣病予防協会
文/浜松市保健師 堀井


