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音楽はじめのいっぽ♪【2】マンマ・ダディミュ-サローネ 岡田智恵子さん
浜松で音楽に携わる人に、ご自身の体験や子育て世代へのアドバイスについてお答えいただく「音楽はじめのいっぽ♪」シリーズ。第2回は、マンマ・ダディミュ-サローネ等で子育て中の親子に音楽の楽しさを伝えている、岡田智恵子さんです。
Q1.ご自身の子どもの頃、音楽はどんな存在でしたか?
1歳、少し歩き初めのころオムツで、柱につかまり音楽に合わせてお尻をフリフリ。それを見て祖母は「何か妙な動きをしているから何とかならないか」と心配。2歳のころ宝塚をみて感動のあまり舞台の下まで走っていき、かぶりつきで見た後、家で歌いながら踊り続ける。3歳のころ響きの良いトイレで歌うことが大好きで、トイレの歌姫と近所では評判だった。私にとって音楽は特別のものではなくこんな日常の中の生活のひとコマでした。
Q2.音楽が子どもに与える影響はどんなことだと思いますか?
音楽には、音楽の3要素「メロディー、ハーモニー、リズム」そのほか歌詞、強弱、テンポ、楽器の音色、表現など様々なものが含まれています。そのどの部分に関心を示すかは年齢、性格、環境などによって異なります。つまり影響を受ける要素は計り知れないということです。どこに興味を持ったのか何に反応しているのか正確にはわかりません。でも影響を受けないはずはありません。耳だけでなく目でもみてリズムをたたけば手でも感じて感覚のすべてを使って感じていると思います。音楽が与える影響は身近で、簡単で、楽しいものだと思います。
Q3.これから子どもに音楽体験をさせたいというパパママにアドバイスはありますか?
音楽は才能教育でも英才教育でもなくいつも身近にあるものです。「この子は音楽の才能はないから、、」と勝手にあきらめて子どもから音楽を取り上げないでほしいのです。音楽は五感で感じるものです。出来れば感じるだけでなく表現できる方法を教えてあげてください。見えないものをみえるように、見えているものを感じるようにそっと見守ってあげてください。見守って共有することです。難しいですが教えないことです。私は長い間音楽を指導する現場にいました。ですから気づくと教育しています。この曲を上手に歌えるように、弾けるようにと見える形にすることが優先され評価されます。パパ、ママはそればかりでないことを理解してください。
~本当に大切なものは目に見えない~ 「星の王子様」より