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かける はらぺこめがね
音を題材にした本は色々あります。ちょっと不思議で楽しくて、子どもたちは音の本が大好きです。この本も音を題材にした本です。
その中でも、「かける」という動作に限定した音を集めてあります。副題に「はらぺこめがね」と有るように、子どもたちが大好きな食べ物に何かをかける時の音を集めています。読んであげると、「そうそう!」と声があがります。もう夢中で声に出したり一緒にかけてみたりと手を動かしたりして大盛り上がりします。絵がダイナミックで写実的で、子どもたちは疑似体験しながら次々に歓声をあげながらかけていき、絵も音もたっぷりと楽しみます。きっとこれからは何かかける時には、その音を声に出して言いながらかけるんだろうなと想像して、にんまりしてしまいます。そしてこのかける繰り返しで終わるのかなと思ったら、最後はかけるに加えて大爆笑して終わるのです。
いつもやっている事なのに、音として認識をして声に出して言ってみると新鮮で、動作と音の言葉がまさにこれこれ!と、自分ではなかなか表現できない様な楽しい音に夢中になります。絵と音の言葉がぴったりなので、納得しながら楽しめます。この本とは別の動作でも音を声に出して言ってみたら、きっととても楽しいし、どんな音なのかなと考えると、普段気付かない事にも沢山気付き、音の世界がぐーんと広がると思います。
そうそう、裏表紙も忘れずにしっかり見てくださいね。最後のページで、かけて大爆笑した食べ物が描いてありますよ。絵のご馳走にも、音の楽しさにも大満足して、「ごちそうさま!」思わず言ってしまいますよ。
紹介した絵本