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音楽はじめのいっぽ♪【12】浜松市楽器博物館館長 鶴田雅之さん

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浜松で音楽に携わる人に、ご自身の体験や子育て世代へのアドバイスについてお答えいただく「音楽はじめのいっぽ♪」シリーズ。第12回は、日本で唯一の公立楽器博物館で、楽器にまつわる様々な体験ができる「浜松市楽器博物館」の館長 鶴田雅之さんです。

Q1.ご自身の子どもの頃、音楽はどんな存在でしたか?

立派な音楽歴を言いたいところではありますが、実は音楽が得意ではありませんでした。エレクトーンを少し習ったものの、音楽的な才能は全く開花せず、私にとって音楽はあまり身近な存在ではなかったのです。音楽を近い存在に感じたのは、今の職場に入ってからです。アクトシティ浜松で働くようになり、色んな芸術や音楽文化に触れるうちに、世の中には知らない世界がいっぱいあることを知りました。次第に音楽の虜になっていきましたね。今ではテナーサックスを吹くのがとても楽しいです♪

Q2.音楽が子どもに与える影響はどんなことだと思いますか

音楽に親しむ音楽療法に用いられているように、音の刺激は脳の発達を促すといわれています。皆さんも、音楽を聴いて癒されたり、興奮したりしたことがあるのではないでしょうか?特に子どもに対しては、無限の可能性を拡げることができるそうです。音楽を聴いているときは右脳が使われており、感性を司る部分なので、活性化させることで情緒が豊かになり、発想力も育みます。

また、演奏するためには楽譜を理解し、指を動かさなければならないため、神経回路がすごく鍛えられるとのことです。楽しみ・遊びながらできるので、音楽に触れる機会をいっぱい作っていただけたらと思います。

Q3.これから子どもに音楽体験をさせたいというパパママにアドバイスはありますか?

音楽に限らず、芸術や社会見学・スポーツなど、五感を通して色々なことを体験させてあげてください。見て・触れて・聴いてみることで、新しい発見があります。特に、小さい頃に体験したことは人生における土台となるそうです。中でも博物館(水族館・美術館・科学館等も含む)はおすすめです。よく言われるのは、小さい頃に博物館に訪れたことがある子どもは、大人になってからも訪れるそうです。博物館に訪れると、見聞が広がり様々な知識との出会いがあり、体験もできます。新たな才能の開放につながることもあります。

私自身、音楽や芸術などに触れる経験は大人になってからがほとんどだったので、もう少し子どもの時に体験できていたら、将来の選択肢がかなり増えていたのではないかと思います。子どもが自ら、〇〇をやりたいと言ってくることは、本当に稀です。そこで、パパやママが積極的に機会を作っていただけたらと思っております。

鶴田雅之さん プロフィール

鶴田雅之さん

山形大学工学部を卒業後、(財)アクトシティ浜松運営財団(現、公益財団法人浜松市文化振興財団)に入職。
 
これまで、浜松市アクトシティ音楽院や第8・9回浜松国際ピアノコンクールの主担当を経て、2017年より浜松科学館館長。2019年より浜松市楽器博物館館長、現職。

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