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子どもをのびのび育てるためのほめ方・叱り方(5)

「叱り方」の極意は「叱らない」

「子どものしつけ」って行儀の悪いところを叱ることですか?「いじわるした時は、いけない事だと叱ったら、優しい子になれますか?」「優しさや思いやり、親切心をどうやって教えたらいいですか?」「ほめて育てるのがよいと聞くけど、子どもを叱らないほうがのびのび育つと言う事ですか?」あなたはどう考えますか?

私のこども園でのことです。小さなお友達が玄関で靴が履けなくて困っていると、少し大きいお友達がスーッとやってきてその靴を手に取って一生懸命履かせようとしています。ドテッと転んでしまったお友達がいると、お友達が駆け寄って来て、「大丈夫?」とひざについた砂を払ってあげる姿を目にします。「優しさや思いやり」は困った時や悲しい時に、人から優しくしてもらった経験から育まれていくものです。
そしてもうひとつ。大人の「ふるまい」が子どものお手本となること、も付け加えたいと思います。子どもは育てたように育つもの 。また親の背中を見て子は育つ。子は親の鏡・・・とも。ドキリとしませんか?

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最後に、私が小学4年生の頃の思い出です。部屋の掃除を頼まれていたのですが、誰も見ていないと思って、やってもないのに「ぜーんぶやった」と嘘をつきました。そうしたら父親から、とても静かな口調で「真実は直美の心の中にある」と言われたのです。50年以上も前の事ですが、今でもその時の光景が鮮明に浮かび上がります。「叱られた」以上に心に響いた父の一言でした。

文/みどりのもり都田 園長 下原直美先生

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