ぴっぴの防災ブログ

災害ボランティアによる救援活動のための図上訓練

2013年3月11日

「静岡県内外の災害ボランティアによる救援活動のための図上訓練」(3/2,2静岡県労政会館にて実施)に参加しました。

第8回の開催になるこの訓練。今回のテーマは「今、始める 災害前からの絆づくり ~地域で頼られる存在へ~」。
図上訓練というとDIG(災害想像ゲーム)のように地図を用いた訓練を想像しますが、この訓練はそれとはまた違い、ケーススタディの中で他団体とつながっていくことを目的としたもの。
会場には県内外から約600名が一堂に集い、広い会場は熱気に満ちていました。

訓練は、岩手県遠野市長である本田敏秋さんのお話が幕開けの基調講演となりました。
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遠野市は、沿岸と内陸の中間地点に位置し、内陸にも沿岸にも通じるよう整備された道路網を持つなどの立地条件と、活動拠点となる施設「遠野運動公園」を有することを活かし、沿岸被災地の後方活動拠点として重要な役割を果たしました。災害ボランティアが支援活動に向かう際、「遠野を目指せ」が合言葉となったのです。こうして、人口3万人の街が8万人ものボランティアを引き寄せることとなりました。
官民一体の後方支援活動について、「成功事例ばかりではないのです」と発災直後のご苦労が偲ばれるさまざまなケースについてお話をしてくださった本田さん。「人と人とのつながり、地域と地域のつながりが一番大切」という言葉には重みがありました。

訓練には、愛知や神奈川などの近隣県のみならず、山形や岩手・宮城など東北からも多くの団体が参加していました。
「そっちで災害があったら、駆けつけるよ!」会場のあちこちで、そう言い交わすことばは心からのものだったでしょう。
東日本大震災以降、未だにもとの生活に戻れない方々が多く存在するという事実がありますが、一方で被災経験を経て得られた知恵やノウハウ・つながりを蓄積し、今後の防災・減災に生かしていこうという流れがあります。

このような訓練の場を通してできたつながりを、今後も活動を通して育てあうことが、相互に後方支援の鍵となるでしょう。もちろん、子育てにかかわる人のネットワークも、そうしたつながりの中にありつづけることが必要だと思います。
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二日にわたるプログラムは以下の内容でした。
<一日目>
第一部 後方支援と受援の意義~市民社会と行政の連携を見据えて~
基調講演、説明、パネルディスカッション
第二部 交流「災害時のおつき合いから平時のおつき合いに」
懇親会「つながりをさらに深めよう」
<二日目>
第三部 調整とマッチング
ワークショップ「支援の来ない地域を作らないために、継続した関係をつくる」
ふりかえり、閉会

図上訓練の詳細(静岡県ボランティア協会のサイト)

(ずきんちゃん)



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