保育施設は子どもが生活時間の大半を過ごすところです。その環境や保育内容によっては、子どもの安全や健康面だけでなく、健全な発達にも影響を与えることがあります。そのためのチェックポイントとして、厚生省(現在の厚生労働省)が平成12年12月に発表した、「よい保育施設の選び方 十か条」を参考にしてみましょう。
1. まずは情報収集を
- 市区町村の保育担当課で、情報収集や相談をしましょう
2. 事前に見学を
- 決める前に必ず施設を見学しましょう
3. 見た目だけで決めないで
- キャッチフレーズ、建物の外観や壁紙がきれい、保育料が安いなど、見た目だけで決めるのはやめましょう
4. 部屋の中まで入って見て
- 見学のときは、必ず、子どもたちがいる保育室の中まで入らせてもらいましょう
5. 子どもたちの様子を見て
- 子どもたちの表情がいきいきとしているか、見てみましょう
6. 保育する人の様子を見て
- 保育する人の数が十分か、聞いてみましょう
- 保育士の資格を持つ人がいるか、聞いてみましょう
- 保育する人が笑顔で子どもたちに接しているか、見てみましょう
- 保育する人の中には経験が豊かな人もいるか、見てみましょう
7. 施設の様子を見て
- 赤ちゃんが静かに眠れる場所があるか、また、子どもが動き回れる十分な広さがあるか、見てみましょう
- 遊び道具がそろっているかを見て、また、外遊びをしているか聞いてみましょう
- 陽あたりや風とおしがよいか、また、清潔か、見てみましょう
- 災害のときのための避難口や避難階段があるか、見てみましょう
8. 保育の方針を聞いて
- 園長や保育する人から、保育の考え方や内容について、聞いてみましょう
- どんな給食が出されているか、聞いてみましょう
- 連絡帳などでの家庭との連絡や参観の機会などがあるか、聞いてみましょう
9. 預けはじめてからもチェックを
- 預けはじめてからも、折にふれて、保育のしかたや子どもの様子を見てみましょう
10. 不満や疑問は率直に
- 不満や疑問があったら、すぐ相談してみましょう、誠実に対応してくれるでしょうか
注 この十か条について、もっと詳しくお知りにないたい場合には、「よい保育施設の選び方十か条」(厚生労働省) をご参照ください。