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世界音楽の祭典in浜松

一緒にでかけた子ども

11月3日から6日まで「世界音楽の祭典in浜松」が開催されていました。これは、浜松市が2014年にユネスコ創造都市ネットワークに加盟したことから「世界と響き合う新しい音楽文化の創造」をテーマに開かれたもの。世界の音楽都市からミュージシャンが集う「ワールドミュージックコンサート」や「交流コンサート」など、多様な音楽文化に触れることができるイベントです。

そのオープニングプログラムとして、駅前ソラモなどで無料の屋外コンサートも多数開催されていました。特に子どもたちが興味を持っていたのは、インドネシア中部ジャワの影絵芝居(ワヤン・クリ)でした。普段は楽器博物館に展示されているインドネシア民族音楽用楽器が、ソラモの床にずらりと並べられ、大勢の人たちの手でガムランが奏でられます。

ガムラン

隣に設置された影絵用のスクリーンでは、人形遣いが繊細な切り絵細工のような人形を操ります。ガムランの音色と歌声、そして影絵芝居の動きが相まって、幻想的な眺めです。それでいて、なんとセリフは日本語! 人形遣いは日本語が堪能な方のようで、くだけた感じの親しみやすいセリフ回しに、子どもたちからも笑いがこぼれていました。

影絵

影絵芝居を観る観客は、スクリーンの両側(人形を操っている側と影絵が見える側)を思い思いに行き来しながら鑑賞します。インドネシアでは、周りに露店も立ち並ぶ中で、7~8時間もかけて上演されることもあるそう。いちど現地で見てみたいですね。

ネットであらゆる情報を入手できると思いがちですが、外に一歩踏み出せば、触れたことのない音楽や芸術がまだまだ無限にあることに気づかせてくれた、すてきな催しでした。ユネスコ創造都市ネットワーク関連の音楽事業として、来年度は「サウンドデザインフェスティバル」が開催されるそうです。どんな内容になるか、楽しみですね。

【主 催】 ユネスコ音楽都市はままつ推進事業実行委員会/浜松市
【開催期間】 2016年11月3日~6日 ※来年度開催日は未定
【開催場所】 アクトシティ浜松大ホール、ソラモ、キタラ 他市内各所
【問い合わせ先】 (公財)浜松市文化振興財団 TEL 053-451-1151

取材ママ midori

※この情報は掲載日時点のものとなりますので、利用の際は最新の情報をお確かめください。

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