今年で4回目を迎える「西区まつり」。
そして同時開催の「おいしい舞阪まるごと体験フェア」に行ってきました。

今年の冬の厳しい寒さが和らいだこの日は、少し歩くと汗ばむくらいの陽気でした。
海の近くだから寒いだろう…と完全防備して行ったのに、肩すかしをくらった気分です。
それでも子連れには寒いよりはよっぽどマシですけどね。
毎年行っているので、会場の混み具合は容易に想像できました。なるべく近くの駐車場に停められるようにと、開場の9時には到着するように出発しました。
会場の「浜名湖ガーデンパーク」に到着すると、まだまだ駐車場には空きがありました。
それでも早く到着した人はすでに買い物を終えて、戦利品を手に帰る姿もありました。
行動の早さに脱帽です。

会場にはテントが立ち並び、食事を提供する店からはすでにおいしそうなにおいが漂ってきます。
タマネギやセロリなどの農産物を販売しているテントもありました。
一番人気は何と言っても「焼き牡蠣」！大粒の牡蠣が、2個で100円です。
9時になったばかりだというのに、すでに長蛇の列ができていました。
さすがに小さい子どもを3人連れて長時間並ぶのは大変なので、焼き牡蠣はあきらめました。
代わりに向かったのは「のり炙り体験」です。
この海苔は舞阪特産の「混ぜ海苔（ブチ海苔ともいう）」と言って、黒海苔と青海苔を混ぜて干したものです。そのままでは苦味がありますが、少し炙ると香りが引き立ち、苦味が抑えられます。
テントに用意された七輪で指導をしてもらいながら炙って、しょう油を少しつけていただきました。パリッとした食感で、海苔の香りが口いっぱいに広がります。
他にも、あさりのみそ汁や生しらすをつかったフリッター、すっぽんスープなどおいしいものがたくさん！お昼前だというのにおなかがいっぱいになってしまいました。
子どもたちは貝殻ペインティングが気に入ったようです。
ホタテの貝殻に土で作られた絵の具で思い思いの絵を描きました。
まぁ、2歳児の作品は絵とはほど遠いものですが…。
ステージでは開会式に続き、消防音楽隊の演奏や書道パフォーマンスなどが行われていました。

芝生広場ではふわふわのキッズコーナーがあり、たくさんの子どもたちが遊んでいました。
体験学習館の中にはおさかなタッチプールがあって、ウニやヒトデ、ナマコに直接触れることができました。
ウォットの学芸員さんがプール内の生き物について解説をしてくれました。
「ウニやヒトデは動いていないように見えるけど、実は足の代わりになるものがあって少しずつ動いているんだよ」と説明されると、プールの周りにいた子どもたちは「へぇ～」と感心していました。

午前中の3時間ほどしかいませんでしたが、十分満足することができたイベントです。

毎年、家を出てから「しまった！」と思うのですが、海産物を買うつもりで行くならばクーラーボックスを持参することをおすすめします。冬とはいえ、車の中は暖房が効いて温かくなってしまいますからね。せっかくのおいしいものが傷んでしまいます。

西区まつり
主催：西区まつり実行委員会、浜松市
電話：053-597-1112（浜松市西区役所 区振興課）

おいしい舞阪まるごと体験フェア
主催：浜松市、おいしい舞阪まるごと体験フェア実行委員会
電話：053-592-2111（浜松市舞阪地域自治センター 地域振興課）

いずれも会場は浜名湖ガーデンパークで、入場無料です。