「自転車の練習したい！」と4歳の息子が、連休中に言い出し、三ヶ日交通公園へ行ってきました。まだ自分の自転車を持っていない息子。以前ここで乗って以来、半年ぶりの自転車です。好きな自転車を借りて、ヘルメットを装着したら、基本的な操作を伝えます。

かつて自転車交通安全大会に出場していた身としては、足の位置やブレーキのかけ方など細かいことが気になりますが、口うるさくしないようにグッとこらえました。本人のやる気が削がれる前に、さっそく練習スタート。ペダルを漕ぐのに慣れるまでに少し時間がかかりましたが、5分もすればコツを思い出してきたようでした。「ママー、見てー！」とうれしそうな声をあげる息子に、「前見て、前！」と私が何度も声をかけるハラハラした場面も。1時間ほど、息子は夢中で自転車を漕いでいました。

ここは、全体を見渡せる程よい広さがポイント。子どもを見失うことなく安心して見守ることができます。私は、息子の背景に見える新緑の山々をぼんやり眺めながら、気持ちのいい時間を過ごせました。5月はミカンの花の季節ということで、ほんのり甘い香りがあたりを包んでいました。

本格的な踏切や交差点では、交通ルールをていねいに子どもに教えるパパママの姿も見かけました。幼児の手を引いて、歩行者として気をつけるポイントも学べます。すでに自転車デビューしている子も多く、スイスイ漕いでいる小学生も多かったです。 これから自転車に乗る子も、もう乗っている子も、安全に自転車の練習ができる公園です。また息子の練習に、遊びに行こうと思います。