麻しん・風しん混合ワクチンは、定期接種として2回接種することが推奨されています。1回目は1歳の時、2回目は小学校に入る前(年長組)の1年間に接種します。麻しんや風しんは免疫がなければ誰もが発症する可能性があります。1歳になったらなるべく早く第1期の予防接種を受けるようにしましょう。
どんな病気?
麻しんとは
麻しんウイルスの空気感染によって起こります。はしかとも呼ばれています。
感染力がとても強いため、予防接種を受けないと多くの人がかかる病気です。
主な症状:発熱(38度前後の発熱が3から4日続き、一時的に解熱したあと再び39度以上の高熱がでる)、鼻水、せき、目やに、発疹。確実な治療法はありません。命にかかわる重い合併症を引き起こすこともあります。
風しんとは
風しんウイルスの飛沫感染によって起こります。三日ばしかと呼ばれることもあります。
せきやくしゃみなどにより、ウイルスなどが細かい唾液や気道分泌物につつまれて空気中へ飛び出し、人に感染します。
主な症状:発熱、リンパの腫れ、発疹。妊娠初期にかかると耳や目、心臓に障がいがある赤ちゃんが生まれる可能性が高くなるため妊婦さんは特に注意が必要です。
対象者
1歳から2歳になる前日までの子ども
第1期の接種を忘れた場合
第1期の接種を忘れた場合、一定の期間、公費負担の任意予防接種として無料で接種できます。
特に浜松市に申請はいりません。
対象期間:2歳から第2期の対象年齢前(幼稚園などの年中組)まで
接種回数
1回
ワクチンの種類
生ワクチン(注射)
原則として、麻しん・風しん混合ワクチン(MRワクチン)を接種します。
接種費用
無料
持ち物
- 親子健康手帳(母子健康手帳)
- マイナンバーカードなど(住所・年齢などを確認できるもの)
接種場所
浜松市内の委託医療機関で接種してください。
(予約制の医療機関がありますので、接種の際には電話で確認してください。)
区で探す
医療機関によってワクチンの種類が限定されている場合があります。
麻しん・風しんの単独ワクチン接種を希望の場合は、浜松市へお問い合わせください。
注意事項
- 浜松市にお住まいでない方は、お住まいの市町村の予防接種担当課にお問い合わせください。
- 他のワクチンとの同時接種は医師が必要性を判断し、保護者の同意を得て接種します。
先輩ママのアドバイス
風しんはウイルスにより飛沫感染し、インフルエンザよりも感染力が強いと言われています。成人男性の中には、風しんの定期予防接種を受ける機会がなく、十分な抗体がない人が多い世代があります。もし妊娠初期の妊婦が感染すると、先天性風しん症候群にかかり、出生児に障がいが残る可能性があります。また、妊娠中は予防接種を受けることができません。
そこで、家族や職場、地域など、みんなで感染予防することが必要です。妊婦さんを応援するひとつの形として、男性も風しんの抗体検査や予防接種をしましょう。浜松市には費用の助成制度がありますよ。