夏休みの土曜日、こども館で初心者向けの空手教室イベントに参加しました。小3の長男にとって初めての体験です。もうすぐ4歳の三男も一緒に見学しました。

こども館は10時からオープンで、イベントも10時開始です。空手参加者はエレベーター側受付のシャッター脇から、オープン前に中に入る流れでした。

会場に入ると、講師の先生と一緒に、空手教室の生徒さんが道着姿で迎えてくれました。子どもたちと年齢が近い子がいて、親としては心強かったです。参加する子どもたちも安心できたと思います。

指導はまず「パンチをしてみよう」との声かけで、突きの真似をするところから始まりました。続いて声を出しながら蹴りの動作なども交えていきます。

先生は子どもたちの動きを止めることなく、自然に説明を添えてくれます。空手が護身術であることや、息を吐きながら拳を繰り出すこと、型の意味など、体を動かしながら聞くからこそ子どもたちの心にすんなり入っていったような気がしました。武道としての心得をやさしい言葉で伝えてくれて、分かりやすかったです。

先生は繰り返し「失敗してもいいよ」「間違ってもいいよ」と言ってくれました。うちの長男は失敗を怖がって動けなくなるタイプなのですが、その言葉を聞くたびに笑顔が増え、出る声も動きも大きくなっていったのが印象的でした。

途中で生徒さんに空手の型の見本を見せてもらいましたが、かっこよくて感動してしまいました。迫力ある動きを見た後は、子どもたちの真似する動きにも気合いが乗っていました。

最後には広げた新聞紙を拳で割るチャレンジをしました。まっすぐに拳を突き出すと勢い良く割れるのは、素人目にも爽快です。長男は帰宅してからも繰り返し、この新聞紙割りにチャレンジしていました。きれいに割れると満足げでニコニコです。空手に対する第一印象はバッチリ！素敵な体験になったようです。

男ばかり3人の親としては、なにか武道を経験させたい気持ちがありました。でも道場に見学に行くのは敷居が高く、なかなか踏み出せずにいました。今回はとてもいい機会になりましたし、息子とも相性のいい先生の指導を受けられて幸運でした。

こども館で開かれていることに加えて、年齢の近い生徒さんが見本になってくれること、加えて先生の人柄もあり、気軽に楽しく体験できるイベントだと感じました。空手に限らず武道に興味のある子どもにオススメです！ぜひ一度参加してみてくださいね。

■〈空手道永深會〉はじめての空手道
【開催日】2024年8月3日（土）10:00～11:00
【会場】6階ホール
【対象】4歳～小学生（未就学児は保護者同伴）
【料金】800円

この記事は浜松こども館からの依頼によって、ぴっぴの取材スタッフがレポートしたものです。