鳥羽市内で地引網漁の無料体験ができる!!　大きな船で漁をしている様子をニュースでしか見たことのない娘たちに、ぜひとも体験させたい!!

場所は三重県鳥羽市相差(おうさつ)町です。相差町は、海女と漁師の町として栄えてきました。鳥羽志摩地域において、今も最も多くの海女が暮らしているそうです。

開催期間中の奇数日は千鳥ヶ浜海水浴場、偶数日は相差漁港横・前の浜と決まっていて、私たちが体験したのは相差漁港です。朝10時、漁港に続々と家族連れが集まってきました。

漁港の浜は砂利なので、子どもたちはサンダルよりもスニーカーを履いている子が多かったです。獲った魚は子ども優先でお持ち帰りできるということもあり、手にバケツやビニール袋を持っている子もいました。

地引網漁とは、船で大きな網を海に広げ大勢の人で網を引っ張って魚を獲る昔ながらの漁法。子どもたちは2つのグループに分かれて待ちます。港に漁船が入ってきました。漁船から、網の端についたロープが浜に投げられ、地元の漁師さんが準備を始めました。

「引っぱっていいぞ」漁師さんの声を合図にロープを引きます。始めは綱引きの感じでずるずる後ろに下がっていった子どもたち。「そうじゃなくて、その場所でロープを後ろに送っていくんだぞ」

打ち寄せる波から網を引き揚げるのはとても力が要ります。大人も手伝う中で、やっとロープの先にある網が見えてきました。

「もう少しだ」「がんばれ!」網が上がってくると、まず漁師さんが毒のある魚が混じっていないか見てくれました。

そして「とっていいぞ!」

わぁっと魚に群がる子どもたち。娘も負けまいと突進。見事、イシダイをゲットしていました。

「魚がくねくね動くよ～」と困った顔。活きのいい魚を持ったことなんて初めて。小さくても、ピチピチ跳ねる魚をつかむのがこんなに大変だなんて。本当に貴重な体験ができてよかったです。

■夏休み地引網体験
【期　間】　7月…29日30日31日　8月…1日2日、5日～9日、19日～23日(これ以外の開催はなし)※悪天候、荒天候、高波の場合、当日中止になる場合もあり
【時　間】　午前10時～　約30分間
【場　所】　奇数日は千鳥ヶ浜海水浴場、偶数日は相差漁港横、前の浜
【アクセス】近鉄・JR鳥羽駅より徒歩3分にある鳥羽バスセンターより　かもめバスにて約30分。
【料　金】　無料、予約不要(当日、現地集合)
【問合せ】　相差観光協会　TEL(0599)33－6411　鳥羽市観光課　TEL（0599）25－1157
【URL】　 http://www.oosatsu.net/topics/topics.cgi

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