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人と防災未来センター

一緒にでかけた子ども

神戸の「人と防災未来センター」に行きました!

最近防災づいている私ですが、神戸に行ったので「阪神・淡路大震災記念 人と防災未来センター」に行ってきました。
建物の外には、「1・17」という文字が大きく飾られています。いつまでもあの阪神・淡路大震災を忘れないようにという意味があるそうです。
このセンターは、「防災未来館」と「ひと未来館」の2つのゾーンに分かれていて、ゆっくり見るとそれぞれ1時間程度の所要時間がかかります。

◆防災未来館
最初に「1・17シアター」で、1995年1月17日に起きた阪神・淡路大震災の再現映像を大型スクリーンで見ます。床が揺れて、音も大きいので、実体験しているような気分になるほどの超迫力映像です。地震で怖い経験のあるひとには少しつらいかもしれませんが、その場合は、このシアター見学をやめることもできますのでご安心を。
この映像を見てから、次の部屋に移動すると、そこは被災後の現地の様子を再現している部屋です。家が倒壊し、電信柱が倒れ、電線が道路に垂れ下がり、街灯がついたり消えたりして、遠くから消防車やパトカーのサイレンが聞こえている部屋でした。
すごい臨場感があり、思わず子どもに、「こういう風に電線が垂れ下がっていたら、触ったらだめだよ。もしも、ガスの臭いがしていたら、すぐにそこから離れないとだめだよ。」
と教えました。その次が再びシアターです。震災を経験した被災当時中学生が主人公となり、復興までの様子を紹介したものです。被災直後の混乱と、倒壊した家屋の中で助けられた人、助けられず火災に巻き込まれ亡くなった人などの話に、涙が止まりませんでした。
その後、「震災の記憶フロア」へ。こちらは、震災時の記録などが展示されていました。お互いの安否を確認するための伝言板など、リアルに残っているのを見ると、胸が苦しくなりました。
その後、「防災・減災体験フロア」。ここでは、地震についてゲームなどで知ることができ、ボランティアの方がその詳細を説明してくれます。「津波の被害」や「液状化」のことや、「耐震のシステム」のことなども、実験を交えて教えてくれます。

バランスゲーム◆ひと未来館
こちらでは、いのちや自然の大切さや人と人とのコミュニケーションについてを体験学習できるようになっています。
四目並べ
中でもおもしろかったのが、ペットボトルの蓋で作った「四目並べ」や間伐材などを利用して作っているバランスゲームなど、ゴミとなるようなものを上手に使っておもちゃやゲームを作っているところでした。
思わず子どもとともに遊んでしまったのですが、これらのゲームも、もしも被災したら、避難所などで子どもたちが遊ぶのに使えるな……、と思いました。


神戸の街は見事に復興しています。しかし、被災した方たち、子どもたちの心が実際どれほど立ち直っているのかということを考えると、今でもあの恐怖を忘れられず、家族や兄弟を亡くしたことや家屋の倒壊などで障がいを持ってしまったことなど、みんなそれぞれ何かを引きずっているかもしれないと思います。あの悲劇をできるだけ繰り返さないためにも、防災ということをもっと身近に、そして日常の中でいつも感じていないといけないと感じました。ぴっぴでは、防災ワークショップを、日常の視点で、また、子どもや子どもを持つ親の視点で行っています。子育てサークルの講座や、地域の小・中学校のイベント(運動会や文化祭対応のメニューもあります。)・講演会などでも、ぜひ呼んでいただければな……、と思います。


★ぴっぴの防災ワークショッププロジェクトブログ
http://pippi-bousai.hpnk.jp/

取材ママ わかば

※この情報は掲載日時点のものとなりますので、利用の際は最新の情報をお確かめください。

施設情報

人と防災未来センター

住所 神戸市中央区脇浜海岸通1-5-2(HAT神戸内)
電話 078-262-5050
利用時間 9:30~17:30(入館は16:30まで)
定休日 月曜日(月曜日が祝日の場合は翌平日)、12/31、1/1
駐車場
アクセス方法 JR三ノ宮駅前から、阪神電鉄バスで「人と防災未来センター」まで14分
URL http://www.dri.ne.jp/

※この情報は掲載日時点のものとなりますので、最新の内容をお確かめのうえお出かけください。

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