3歳頃の発育・発達

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3歳以上の子ども

子どもからのメッセージ

「こうしなさい」って言われたとき、自分でもわかっているけれどできないことがあるよ。
何度も同じことを言われるときもあるけれど、ゆっくりできるようになるから気長につきあってほしいな。

子ども同士のつながりが出てくる時期です。子どもの社会は楽しいことがいっぱいですが、子どもなりの苦労もいっぱいです。
まだ「自分の思っていることが最優先」の時期なので、もめるのは自然なことです。しかし、大人の仲介によって、相手の気持ちもわかるようになります。
仲良く遊んだり、時にはケンカをしたりする中でコミュニケーションの力が育ち、自己主張と我慢のパランスのとり方を学んでいます。外で頑張っている分、家庭では十分に甘えさせてあげてくださいね。

言葉の力がぐんと伸びます。

ことば

長く単語がつながったり、自分が経験したことを話したりするようになります。ちょっとした言い間違いは多いですが、無理に直さなくても大丈夫です。
自然な会話をしていく中で修正されていきます。この時期ならではの言い間違いは楽しんで聞いておきましょう。十分に言いたいことが言えるわけではありません。「なんの話かな~?」と聞き取ってあげましょう。

会話

「なんで?」「どうして?」という質問が増えます。

ことば

答えても答えても、次から次へと、「なんで?」「どうして?」と聞いてくるので、困ってしまいますよね。
でも、いろいろなことがわかるようになってきたからこそ、わからないことが不思議で仕方がないのです。
中には、命に関する質問をする子もいます。余裕がある時は、やりとりを楽しみながら答えてあげましょう。
時には「それはわからない。」とギブアップすることがあってもいいと思いますよ。

質問

個性がはっきりしてきます。

コミュニケーション

「ぼくは、こうやって遊ぶのが好き。」「私のペースは、こんな感じ。」
お子さんによっていろいろな個性が出てきます。その子の個性に合わせて、良いところを伸ばしていきましょう。
「個性というには、少し心配がある」という時には、相談してみてくださいね。

お手伝いも好きです。

からだ

一緒に洗濯物を干したりたたんだり、食事の準備や片付けをしたりなど、「お父さんやお母さんと一緒に」や「自分もできる」ということが楽しいのです。いろいろ一緒にやってもらいましょう。細かいところは目をつぶって、褒めてあげましょう。そして、「ありがとう」と伝えてくださいね。

片付け

活発にからだを動かすことが楽しい時期です。

からだ

公園の遊具、アスレチックなどで上手に遊べるようになってきます。ボールを投げたり、蹴ったりすることもできるようになってきます。いろんなふうにからだを使ってたっぷり遊びましょう。

ボール

頭をよく使うようになります。

あそび

お絵描き、ブロックなどで、自分なりの思いやイメージを表しながら、楽しめるようになってきます。
絵本の内容もわかるようになり、頭の中で「こんなふう」「こういうこと」と、イメージする力が育っています。

ワンポイントアドバイス

「『もう大きいんだから』って言わないで」
いろいろなことを自分でできるようになってきましたね。でも「もう大きいんだから」と言うのは控えましょう。「お父さんやお母さんが甘えさせてくれる、支えてくれる。」「いつでも甘えていいんだ」という信頼が、心を強くします。お子さんが求めてきたときには、十分に甘えさせてあげましょう。

だっこ

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