小さな子どもがいると、なかなか生のクラシック音楽を聴く機会がありません。
ましてやフルオーケストラを子どもと一緒に客席で聴けるコンサートなんて、めったに催されていません。
毎年、ゴールデンウィークに東京国際フォーラムで開催される「熱狂の日」と題されたこのイベント。3日間で135も開かれるコンサートに全国から大勢のクラシックファンが集まります。
その中に、"0歳からのコンサート"があり、両親揃って大のクラシック好きという私たちは2歳の娘を連れて出かけました。

5月5日、子どもの日。
会場に着いたとき、「ここって本当にクラシックの演奏会会場？」と目を見張るほどの子連れファミリーの数にびっくりしました。ロビーに設けられたベビーカー置き場はまるで倉庫のようです。
それもそのはず、5,000人収容のコンサートホールが満席なのですから。

ホール入口で「コンサートを楽しむためのマナーブック」という、子ども向けのお約束や作曲家の紹介が掲載されているパンフレットが配られました。
漢字にルビがふってあり小さな子でも読めるように工夫されています。

コンサートでは、海外のオーケストラが4曲演奏してくれました。
子どもが飽きずに楽しめるような選曲でした。が、後半が近づくとぐずる子がだんだん増えてきて、壁際には子どもをあやしながら抱っこするお母さんがずらり。
2歳の娘も足元に座りこんで遊び始めてしまいました。
オーケストラから離れた後ろの席だったので、興味が薄れてしまったのかもしれません。

一方で、最前列に座っていた子たちは目の前の指揮者をまねて指揮をしたり、曲に合わせて体を動かしたり、とても楽しそうでした。
来年はできるだけ前の列を予約しなくては。
そして、せっかくなので私も娘も少しドレスアップしてお出かけしたいです。

ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン

【URL】http://www.lfj.jp/
【会場】東京国際フォーラム、東京・丸の内エリア
【電話】03-5221-9100（音楽祭事務局　平日10:00～17:00）
【アクセス】電車…JR有楽町駅より徒歩1分、車…首都高3号線霞が関出口を降り10分、駐車場420台(200円/30分)
【ベビーカー置き場】無料
【授乳室】あり
【おむつ替えシート】あり