浜名湖の一部を「猪鼻湖（いのはなこ）」と呼ぶのをご存知でしょうか。浜名区三ヶ日町に位置する、周囲12kmほど、面積は5.5平方kmほどの大きさの浜名湖の支湖です。浜名湖とは幅約120mの瀬戸水道で通じていて、湖上に突き出た大きな岩場に「猪鼻湖神社」があります。

瀬戸橋の脇には猪鼻湖神社へ続く遊歩道があり、階段を降りて進みます。歩道の際まで湖の水が打ち寄せていて、生い茂る木下を通って向かうと、ちょっとした冒険気分です。

湖の水が透き通っていて、とてもきれい。途中、急な階段などもあるので、子どもの年齢によってはサポートが必要です。

約1300年の歴史があるという祠（ほこら）の周りには松林。夏空に小さな赤い太鼓橋が美しく、よく映えていました。

だんだんと色が濃くなっていく湖面とのコントラストが、見事でした。静かに打ち寄せる波音と吹き抜ける風が、なんとも気持ちよかったです。

子どもたちが「おーい！」と走るボートに手を振ると、びっくりした顔のボートの乗組員が手を振り返してくれました。そのくらい、あまり人のいない穴場スポットなのかもしれません。いつもは見ない角度から見る瀬戸橋と新瀬戸橋の光景が、個人的にはとても新鮮でした。

すぐ近くにコインパーキングがあるので、車で行っても安心です。レークサイドのドライブなどの際に、立ち寄ってみてはいかがでしょうか。子どもと一緒に行けるので、探検気分で絶景が楽しめますよ。