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法多山ホタル祭

一緒にでかけた子ども

「ほ ほ ほたる 来い」
もうすぐ3歳になる娘と歌いながら楽しみにしていた、初夏の風物詩、ホタル鑑賞。
1歳の娘もつれ、家族で法多山ホタル祭に参加してきました。

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イベントの始まる夜6時過ぎに到着。
仁王門、参道をぬけ、だんご茶屋への階段を上るとお祭りの広場に出ました。
すでに屋台が開店しており、子ども連れも多く集まっていました。この日の来場者は3000人以上だったそうです。

屋台の隣では、名物の厄よけだんごをお寺が無料で配っていました。味は3種類。みたらしときなこと限定の桜あんです。
ひとり一皿ということで、私たちは大好きな「きなこ」と「みたらし」をいただきました。
小さな子にもうれしい、上品な小ぶりのサイズで、娘も初めてのおだんごを「おいしいっ」とたいらげました。
おだんごの無料サービス、この日は7時20分ごろに配布終了していました。お土産に500円で購入できます。

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6時半からだんご茶屋にて、子ども向けに「ホタルの学校」が開かれるというので、3歳の娘をつれて出席しました。
茶屋はすぐに子どもたちと親でいっぱいに。お坊さんによる授業は、とてもわかりやすく楽しいものでした。

法多山のホタルはゲンジボタルという種類で、カワニナという貝しか食べないとのこと。カワニナはとてもきれいな水でしか育たないので、ホタルの保全が大変なのだとわかりました。
成虫の期間はたった1~2週間で、光るのは交尾のため。メス1匹に対してオス20匹という激戦のなか、プロポーズするためにオスは輝きながら飛び回っているのだそうです。反対にメスはたくさんの卵を産むためにオスよりも大きく、ほとんど動かないのだとか。

約20分間の授業のあとは、子どもたちに「お菓子すくい券」が配られました。
木箱の穴からお玉でお菓子をすくいます。おりこうに聴いていたあとのごほうび。娘はいただいたお菓子をうれしそうににぎりしめていました。「ホタルの学校」は6時半と7時からの2回開催されます。どちらかに参加してみてください。

おいしかった屋台のぐるぐるソーセージなどを食べているうちに、夜のとばりが下りてきました。
7時半に放送が流れ、ホタルの公園へ誘導されました。

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小川が流れる園内は真っ暗。
人が集まっていた池のあたりを見下ろすと、ちらっちらっと淡い黄緑色の光がまたたき始めました。
ふっと現れては、すーっと細い光の弧を描いて消えていきます。

初めは闇にびっくりしていた3歳の娘も、少しずつ増えていく光に「あ、いたよ! ホタル、いたよっ」と次々に指を差して大喜び。
1歳の娘は不思議そうに目で追っていました。

階段を下りた公園裏手の参道からもホタルが見られます。
帰り道に参道から見上げた光景は、とても幻想的。
まるで星降る満天の夜空のようで、すっかり見とれてしまいました。

6月5日(例年5月下旬から6月上旬の土日4日間)にてホタル祭は終了ですが、お祭以外の日もホタル鑑賞を楽しめます。
今年は例年より見ごろの時期が遅めだそうです。行く前日に、法多山にホタルが見られるか電話確認するのが確実です。
発光する時間が限られているので、夜の8時45分ごろには見ごろが終わってしまうとのこと。
ホタルの見られる場所は真っ暗なので、お子さんの足元には十分注意してください。
私たちはベビーカーではなく、だっこひもにして正解だったと思います。
おむつ替えの台のあるトイレは、だんご茶屋へ向かう階段の途中にあります。

法多山尊永寺の次の大きなイベントは、7月9日(土)・10日(日)に行われる、法多山万灯祭です。
1500基の灯ろうが夜を彩り、厄よけほおずき市も催されます。詳細は公式HPを見てください。

風情ある自然の中でホタル鑑賞ができるのは、山の上のお寺ならでは。
「ホタルの学校」など、子どもたちにもホタルを楽しんでほしいという心がつまったお祭りでした。

取材ママ まめたん

※この情報は掲載日時点のものとなりますので、利用の際は最新の情報をお確かめください。

施設情報

法多山尊永寺

住所 袋井市豊沢2777
電話 0538-43-3601
子連れに便利な設備 おむつ台あり(だんご茶屋に続く階段途中のトイレ内)
駐車場 有料駐車場有 ※私営のため、時期や場所により料金変動あり
アクセス方法 【車】 東名高速道路「袋井I.C」より約25分。県道41号を南下。信号を県道413号に左折。国道1号との交差点を右折。東海道新幹線を越え、県道251号を東へ進む
【電車・バス】JR袋井駅下車、遠鉄バス「法多山」行きで約15分。「法多山」バス停下車
URL http://www.hattasan.or.jp/

※この情報は掲載日時点のものとなりますので、最新の内容をお確かめのうえお出かけください。

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