浜名湖サービスエリアには、大きな芝生広場があります。息子が赤ちゃんの時から、高速道路での一休みだけでなく、一般道から「ぷらっとパーク」を利用して遊びに行っていたお散歩スポットです。フードコートやショップも充実しているので、用事があってもなくても、ついつい立ち寄ってしまいます。

この日もお出かけに向かう道中、軽食を買いに寄り道しました。用事を済ませた後、息子の気分転換になればと、なんとなく湖側の芝生広場の方へ歩いていくと、この時期らしい青々とした芝生が一面に広がっていました。

湖に向かって下り坂になっている歩道を、「ちょっと歩こうか」と降りていくと、下のボート乗り場のあたりで数人の小学生たちが草むらにしゃがんでいるのを発見。息子は様子をうかがうようにちょろちょろしていたかと思ったら、「ママ、向こうにバッタがいるんだって！」と目をキラキラさせて戻ってきました。

なるほど、これだけ草が元気なら生き物もいるのか、と私も納得。バッタを両手で確保している子に、「どんなバッタがいたの？」と聞くと、「小さいのがたくさんいたよ！」と得意げな顔。両手を開くと、2cmほどのバッタの赤ちゃんが10匹ほどぴょこぴょこと出てきました。

腰をかがめてよーく見ると、あちこちぴょんぴょんと飛び跳ねているのに気がつきます。そこから息子は、そのお兄ちゃんたちと一緒に虫取りスタート。少し大きなバッタを見つけると歓声が上がり、「いたぞ！」「あっちだ！」と大盛り上がりです。息子も小さな両手にバッタの赤ちゃんをそっと包み込んで、「僕も捕まえたよ」と満面の笑顔で見せてくれました。

ほんの15分ほどのことでしたが、気持ちのいい時間を過ごせて、「バッタ、いたねえ」と車内での会話もはずみました。お出かけの気分転換やリフレッシュにもぴったりの、おすすめの場所です。