受付を終えてひろばに入ると、まずその広い空間に驚きます。天井が高いので圧迫感がなく、大きな窓からは太陽の光がたくさん入ってきます。床は全面カーペットがひかれていて、とても過ごしやすいひろばです。

おもちゃは子どもの目線に合うように置かれていて、自分で選ぶことができます。スタッフの手作りおもちゃも多く、中でも絵本のキャラクターがついた段ボールの手でひく車は、息子のお気に入り。広い空間を何度も行ったり来たりして遊びました。

木のおままごとキッチンの周りには、木のお皿やお野菜がたくさん。輪っかをつなげたチェーンをうどんやパスタに見立てて、子どもたちは夢中になって遊んでいました。

ひろばが開催している支援イベントである「いなさプログラム」は、いろんな種類のイベントがあります。取材の日は、助産師さんによるベビーマッサージの日でした。時間になると、赤ちゃんを連れたママたちが助産師さんの周り、とってもにぎやか。子育ての悩みや疑問にはていねいに耳を傾けてくれ、ママの産後体操なども行い、心にも身体にもうれしい時間です。

他にも、心理士の方や理学療法士の方などの専門家を交えた企画や、ギターで生演奏してくれるギターおじさんの日、おじいちゃん＆おばあちゃんと一緒の日など、いろんなプログラムがあります。ぜひ、ひろばのカレンダーやブログの情報を見ながら、プログラムに参加してみてください。

ひろばのスタッフは、とても明るく気さくな方々ばかり。年齢層が幅広いので、保護者の年齢に合わせた悩みを話せたり、悩みの分野に強いスタッフを紹介してくれたりと、ひとりひとりの話をていねいに聞いてくれます。利用者からの信頼も厚く、長く通う方やリピーターが多いのも魅力のひとつです。

毎週火曜に八区コミュニティ防災センターで開催されている出張ひろばも、子育てに詳しい保健師さんたちがいます。ママ向けの産後体操も実施していて、自宅でもできるケア方法も教えてくれます。

通常の利用は0?3歳までの子どもが対象ですが、長期休暇支援を実施している期間は、小学生まで利用が可能です。様々な年齢に応じたおもちゃがあると、きょうだいでも安心して遊びに来れますね。おもちゃや絵本の貸し出しコーナーもあり、ひろばだけでなく家でも子どもとの時間を楽しめます。利用の際は、スタッフへお声がけください。