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だっこでギュッ!ボランティア

一緒にでかけた子ども

6月12日に冨塚中学校で開催された、ふれあい体験事業「だっこでギュッ!」に、ボランティアとして参加してきました。

だっこでギュッ!この「だっこでギュッ!」は、将来パパ・ママとなる学生たちに子育てを体験してもらうもので、地域の赤ちゃんのいる家庭・学校・ボランティアなど、多数の方の参加と協力によって実現しています。浜松市が主催し、ふれあいサポートネット「ふわっと」という団体が実施しており、今年で7年目の活動になるそう。

6月19日のしほぞうさんのブログでも、高校での実施について取材されていましたが、今回は中学生が対象。女子も男子も体験します。

体験当日までに、赤ちゃん誕生のプロセスに関する講座や、赤ちゃんのお世話のしかたに関する説明など、じゅうぶんな準備授業を受けた生徒たちは、当日の朝から駐車場係や案内係など、それぞれの分担でしっかり働きます。

会場は、1歳半までの赤ちゃん会場と、3歳までの幼児会場に分かれています。今回私は、赤ちゃん会場に配属されました。

エプロンをして手洗いもすませ、赤ちゃんを迎える体勢がととのった中学生たちのところに、ひと組、またひと組と、赤ちゃんを連れたお母さんお父さんたちがやってきます。

はじめて触れる赤ちゃんに、ちょっと引け腰、こわごわながらも、おもちゃや風船で相手をする男の子たち。

ふくらませた風船にマジックで顔の絵を書き、赤ちゃんが笑うと嬉しそうな女の子たち。

大勢の人がいる中に連れてこられて、泣いてしまう赤ちゃんもいれば、興奮してあちこちの赤ちゃんをハイハイで訪ねまわる赤ちゃんもいて、会場は大にぎわいです。

ひとしきり遊んだあとは、おやつの時間。中学生たちの手から乳児用のおせんべいをもらって、赤ちゃんたちはモグモグ、うれしそうです。その様子に、おやつをあげている中学生も笑顔になります。

ほぼ1時間が経過し、おんぶされてウトウトしている赤ちゃん、すっかり中学生になついてしまった赤ちゃんもいます。

泣いた赤ちゃんを一生懸命あやす中学生と、それを見守る赤ちゃんのお母さんがいました。お母さんと話をしてみると、「私も夫もこの中学出身なんです。この子(赤ちゃん)も、この中学に通うと思います」とのこと。地域で産まれ、地域で育てられた赤ちゃん。その子育てにひとときでも関わった中学生たちも、今後この地域で子育てをしていくのかもしれませんね。大きくてゆるやかな、子育ての輪を見るような思いがしました。

やがて終了の時間となり、中学生たちはとっても礼儀正しく、赤ちゃんの保護者やボランティアさんたちにお礼を言って、退場していきました。今から教室で、今日お世話をした赤ちゃんへの手紙を書くのだそう。

短い間ながら、濃密な時間を過ごせただろうことは、中学生たちの表情を見ればわかりました。

「はじめて触る赤ちゃんが自分の赤ちゃん」という親も珍しくないほどの少子化時代ですが、このような経験ができることは、学生たちにとってほんとうに意義深いことですね。

私も、ひとときでしたが、赤ちゃんを抱っこさせてもらい、自分の子どもが赤ちゃんだった頃を思い出して(つい昨日みたいな気がするんだけど)温かな気持ちにさせてもらいました。

今年度のふれあい体験事業は、今後も各地の中学校で開催予定だそうです。地域ボランティア・赤ちゃんの保護者ボランティアともに募集中です。開催地や日程については、「ふわっと」までお問合せください。

事務局:ふれあいサポートネット「ふわっと」 榊原真理さん fuwatto@docomo.ne.jp

取材ママ midori

※この情報は掲載日時点のものとなりますので、利用の際は最新の情報をお確かめください。

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