定期予防接種の種類
令和6年4月1日現在
定期予防接種は、定められている年齢の期間内であれば、公費負担により無料で接種できます。できる限り標準的な接種年齢で接種しましょう。
ワクチンの種類 | 標準的な接種年齢 | 回数 (標準間隔) |
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ロタウイルス | 初回接種は生後2か月~出生14週6日後までに行い、27日以上あけて、ロタリックスは出生24週0日後までに計2回、ロタテックは出生32週0日後までに計3回接種する。 | 2回または3回 (ワクチンによって接種回数が異なります) |
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ヒブ | 初回 | 生後2か月~7か月未満に開始 | 3回(27~56日間隔) |
追加 | 初回(3回目)終了後 7か月~13か月まで |
1回 | |
小児用肺炎球菌 | 初回 | 生後2か月~7か月未満に開始 | 3回(27日以上あける) |
追加 | 1歳~1歳3か月の間 ただし初回(3回目)終了後 60日以上あける |
1回 | |
B型肝炎 | 1・2回目 | 生後2・3か月 | 2回(27日以上あける) |
3回目 | 生後7か月~8か月 (1回目から20週以上あける) |
1回 | |
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第1期 初回 |
生後2か月~7か月未満に開始 (4種混合の場合は、生後2か月~12か月) |
3回(20~56日間隔) |
第1期 追加 |
初回(3回目)終了後半年~1年半まで (4種混合の場合は、初回終了後1年~1年半まで) |
1回 | |
BCG | 生後5か月~8か月 | 1回 | |
麻しん(はしか)・風しん混合 | 第1期 | 1歳 | 1回 |
第2期 | 幼稚園・保育園などの年長組の1年間 | 1回 | |
水痘(水ぼうそう) | 初回 | 1歳~1歳3か月まで | 1回 |
追加 | 初回終了後6か月~12か月(少なくとも3か月以上あける)まで | 1回 | |
日本脳炎 | 第1期 初回 |
3歳 | 2回(6~28日間隔) |
第1期 追加 |
4歳 初回(2回目)終了後おおむね1年あける |
1回 | |
第2期 | 9歳 | 1回 | |
ジフテリア・破傷風混合 | 第2期 | 11歳 | 1回 |
HPV | 中学校1年生 | 3回 |
- ロタウイルスは、令和2年10月1日から定期予防接種となりました。(対象者:令和2年8月1日以降に生まれた子ども)
- 5種混合は、令和6年4月1日から定期接種となりました。
- 原則として、5種混合(4種混合)を接種しますが、3種混合を接種した等の理由によりポリオの接種回数に不足がある場合は、残りの回数分を接種してください。
公費負担の任意予防接種について
定期予防接種の接種年齢期間外でも、条件を満たすと公費負担の任意予防接種として助成を受けることができます。
- 定期予防接種と任意予防接種の違い
- 麻しん・風しん混合第1期の接種を忘れた場合
第1期の接種を忘れた場合、第2期の対象年齢前(幼稚園・保育園などの年中組)までの間、公費負担の任意予防接種として無料で接種できます。※特に申請は要りません。
麻しん・風しん混合 第1期 - 骨髄移植や抗がん剤治療などの理由により予防接種を再接種する場合
骨髄移植や抗がん剤治療などの理由により、再度接種される場合の費用を助成します。※再接種を受ける前と後に申請が必要です。
特別の理由によって予防接種を再接種するときは
予防接種スケジュール
予防接種ごとに標準的な接種年齢が決められています。計画的に接種をしていきましょう。
先輩ママのアドバイス
予防接種には、公費負担で受けることのできる定期接種のほかに、インフルエンザやおたふくかぜなどの任意接種があります。
任意接種は有料となるので、受けるかどうかは保護者の考え方ですが、子どもが病気にかかり苦しむことを少しでも防げる方法があるのなら、お金には代えられないこともあります。
また、保育園入園など集団生活に入る場合は、病気をもらいやすくなるので受けたほうが安心という場合があります。
任意接種の費用は病院によってさまざまなので、事前に確認しておきましょう。
予防接種は種類も回数も多く、スケジュール管理が大変ですが、同時に接種できる場合もあります。
「せっかく予約してあったのに、熱が出て受けられなかった!」など、スケジュールどおりにいかないこともあるけれど、子どもの体調を一番に考えて、予防接種を受けてくださいね。
予防接種をどういう順番でするかで悩む時は、かかりつけのお医者さんに相談するといいですよ。