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木曽駒ケ岳 千畳敷カール

一緒にでかけた子ども

中央アルプス宝剣岳の直下にある「千畳敷カール」。
カールとは今から約2万年前、氷河期の氷で削り取られたお椀型の地形のことです。
千畳敷カールは高山植物の宝庫であり、夏にはカール一面に咲き誇る高山植物のお花畑が楽しめることで有名です。
ここは新婚当時夫と訪れて以来、あの素晴らしい景色を子どもたちにも見せたいと願っていた場所でした。
もうすぐ2歳の下の子が、しっかりと歩けるようになったのでお盆休みに思いきって出かけてきました。

夏の駒ケ岳は観光のピークを迎え、混雑が予想されたので朝は4時に車で出発。 
順調にドライブして「菅の台バスセンター」に着いたのが7時すぎです。
この時点で大駐車場が満車の状態でした。何とか駐車し、バスに乗り換えます。
「菅の台」から先は一般車進入禁止の区域になるため、バスで30分ゆられてロープウェイの駅である「しらび平」を目指すのです。

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「しらび平駅」から駒ケ岳ロープウェイに乗って目的地である「千畳敷駅」へ。
乗り物好きの長男は初めてのロープウェイに興奮していますが、高所恐怖症の私は下を見られません…。

日本で一番高いところにあるという、標高2612メートルの「千畳敷駅」に降り立ったとたん目に飛びこんでくる絶景! 
山々の稜線の雄大さ、目が痛いほどの緑の美しさ、
ここでしか見ることのできない高山植物の可憐さは、言葉ではとても言い表せません。

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とにかくどっちを向いてもシャッターチャンス! 
マイナスイオンを胸いっぱい吸い込んで、「来て良かったあー!」と叫びました。
山並みを愛でながらとる朝食は格別で、息子も「山で食べたらめっちゃおいしい」と喜んでいました。

以前大人だけで来た時は山頂まで登りましたが、小さい子ども連れの今回は千畳敷カールの遊歩道を散策して楽しみました。

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遊歩道といっても、石がゴロゴロしている山道です。
5歳の長男は1時間ほどの行程を、余裕を持って歩き切ることができましたが、まだ2歳前の次男にはきびしい道のりです。
後半はずっとおんぶで散策して回りました。ベビーカーなどとても乗り入れられない山道ですので、今回持っていっていちばん重宝したのはおんぶ紐でした。
また、山の変わりやすい天気に備えて、防寒や紫外線などの対策をしっかりとっていくことが大切だと思います。

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大満足してお昼すぎに帰路につきました。下山する時、ロープウェーの駅でもバスの停留所でも上り方面は長い行列ができていました。
観光シーズンの駒ケ岳ロープウェイは混雑することで知られているそうです。
少々朝がつらくても、スムーズに観光できる早朝出発をおすすめします。
頑張って早起きして遠出するだけの価値は大アリの場所でした! 
今年の高山植物のシーズンは終わりですが、9月中旬からは紅葉が始まるそうです。


木曽駒ケ岳 千畳敷カール

URL http://www.chuo-alps.com/ropeway/ (中央アルプス観光株式会社)

アクセス
浜松ICから東名高速道路で豊田JCT→伊勢湾岸自動車道で豊田東JCT→東海環状自動車道で土岐JCT→中央自動車道で駒ヶ根IC。
駒ヶ根ICから県道を3分ほど走ると菅の台バスセンターに着きます。
菅の台バスセンターから路線バスに乗り換えてしらび平駅へ(往復大人1600円、6歳以上の子ども800円)。
しらび平駅からロープウェーで千畳敷駅下車(往復大人2200円、6歳以上の子ども1100円)すぐ。

駐車場
マイカー利用の場合は菅の台バスセンター駐車場(350台収容)を利用。
普通車500円、バイク150円、マイクロバス・キャンピングカー1000円。

その他
千畳敷駅の多目的トイレにおむつ交換台あり

取材ママ ゆうか

※この情報は掲載日時点のものとなりますので、利用の際は最新の情報をお確かめください。

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