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ピクトグラムから始めよう!浜松のユニバーサルデザイン学習

ピクトグラム選手権

言語に頼らず必要な情報を伝える視覚記号「ピクトグラム」。東京オリンピック2020開会式でのパフォーマンスが話題となり、改めて注目を集めました。浜松市では、令和元年から小中学生を対象にオリジナルピクトグラムを募集するなど、子どもたちが楽しくユニバーサルデザインを学ぶ機会を作っています。今回は、ユニバーサルデザイン学習でピクトグラムを活用している浜松市の取り組みを紹介します。

ピクトグラムっていつからあるの?

変更と追加

ピクトグラムは、1964年の東京オリンピックが発祥と言われています。言葉の違いや年齢等による制約を受けずに情報の伝達を行うことができるため、国際的な催しで活用することを想定し考えられました。現在、公共施設や商業施設、駅の乗り換え案内などで幅広く使われています。

時代に合わせ柔軟に変化

2017年7月、今後オリンピックで来日する外国人旅行者にも伝わりやすいように、ピクトグラムに関するJIS規格(日本工業規格)の改正が行われました。外国人が利用しそうな設備や場所について、無線LANのマークを始めとする15種類が追加、7種類が変更されています。日本人には馴染みのある「温泉」のマークですが、外国人にとっては温かい飲み物を連想しやすいことから、マークに人のイラストを加えたデザインのどちらかを選択できるよう、柔軟な対応もされています。時代と共に変化し「誰もがわかる」ピクトグラムは、ユニバーサルデザインのコンセプトそのものです。

SNSで話題に!おもしろピクトグラム

ママリンピック

わかりやすさは、幅広い世代に受け入れられ、共通の話題に繋がります。今年のオリンピック開会式後には、スポーツの種目になぞらえたオリジナルピクトグラム投稿でSNSが賑わいました。子育てに関するピクトグラムを公開し話題となったのは、イラストレーター「えぽ」さんです。その名も“ママリンピック”! 日々の子どもとのやり取りを競技に例え、ユーモラスに表現しています。躍動感あるイラストは、子育て中に誰もが経験する悩みを「あるある!」と笑いに変えてくれます。

子どもたちのアイデアが集まる「浜松市ピクトグラム選手権」

UD課森下さん

浜松市では毎年、7月下旬からの夏休み期間を利用して、小中学生を対象にピクトグラムのアイデアを募集しています。その経緯や子どもたちの作品について、浜松市市民部UD・男女共同参画課の森下昌和さんにお話を伺いました。

誰もが理解しやすいデザインって?

実施のきっかけは、子どもたちがユニバーサルデザインデザインを学ぶにあたり、わかりやすく興味を持ちやすいということを最優先に考えたことからだそうです。シンプルに表現できるよう、ピクトグラムは「〇△□」と形が決まっており、使える色は2色までです。選手権の募集もこのルールにのっとり、子どもたちは自分の生活の中から「禁止・注意・指示」が必要な場面を想像し、人に伝えるためにはどのようなデザインがいいのかを考え応募します。今年度は2,154点の作品が集まり、昨年の1,787点を上回りました。オリンピックへ向けた整備や開会式が重なったことで、子どもたちの興味をひいたことが伺えます。昨年からは、新型コロナで変わった生活様式についてのピクトグラムも多く寄せられているそうです。

気持ちを素直に表現したピクトグラムの数々

展示1

展示2

展示3

受賞作品は、ユニバーサルデザインの有識者などによる審査によって決まります。今年の受賞作品は、11月1日からのはままつユニバーサルデザイン週間に合わせ、浜松市役所に展示されています(~11月5日まで)。

図書館掲示

昨年の小学校の部で最優秀賞に輝いた「本を大切に」は、市立図書館からの要望があり、実際に図書館で掲示されていました。子どもたちの自由な感性から生まれたピクトグラムは、課題解決にも役立ち、大人に新しい気付きを与えてくれます。

みんなで学ぶユニバーサルデザイン

出前講座

小学校の総合学習では、ユニバーサルデザイン全般を学ぶ機会があります。暮らしに取り入れられているものを探したり、アイデアを出し合ったり、自分たちの生活に置き換えて考えていきます。浜松市では、授業のサポートのために市の職員が小中学校に出向く形式でのユニバーサルデザイン講座を依頼することができます。

出張授業に対応 UD出前講座

UD教材

講座で利用するのは、子どもたちが学びやすいように浜松市が作成したオリジナル教材です。年齢に合わせ、4種類ほど準備されています。小学生には「すごろく」形式でわかりやすく、中学生以上にはまちづくりや事例を交えてより深く知ることができる冊子が渡されます。 これをきっかけに、自由研究のテーマを見つけたり、「私のユニバーサルデザインアイデア」として学校を通じて市に応募をしたりする子もいるそうです。当たり前を変える力は、このようなところから育っていくのかもしれません。子どもたちがピクトグラムを始めとする身近なユニバーサルデザインを知り自分ごととして捉えることで、浜松が住みやすいまちへ進化していくことでしょう。

取材を終えて

オリンピック開会式に先駆け、以前から浜松市がピクトグラムのアイデアを募集し、実際に図書館等で活用されていることに驚きました。子どもたちが描いた作品を見ると、シンプルな絵柄や色遣いの中にも、「みんなが安心して暮らすために必要なことは何か」を考え抜かれていることが伝わってきます。題材は多岐に渡り、様々な課題を感じていることもわかりました。
このわずか2年足らずの間に「消毒」「マスク」は定着し、私たちの生活は大きく変化しました。ただ不便を嘆きルール違反に目くじらを立てるだけではなく、ピクトグラム選手権に応募した子どもたちのように、伝え方を工夫してよりよい生活に繋げていけるといいですね。まずは、片付けや食事で気を付けてほしいことなどから、家庭オリジナルのピクトグラムを考えてみるのはいかがでしょうか。

取材・執筆/makiko

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