今年1月から始まったNHK大河ドラマ「どうする家康」。主人公は徳川家康で、戦乱の世に天下統一を果たし約260年続いた江戸幕府を開いた人です。その家康が若い頃、浜松で過ごしたことをご存知ですか？浜松市内には家康の足跡が多数あり、子どもの歴史デビューや小学生の自由研究にピッタリです。

まずはここから！浜松街中基本コース

浜松城

愛知県岡崎市から浜松に移ってきた家康が築城し、29歳から45歳までの17年間を過ごした城です。家康の生涯で最大の敗戦といわれる「三方ヶ原の戦い」では、武田信玄に負けて命からがら浜松城に逃げ帰ったというエピソードは有名。浜松を足がかりに天下統一を果たしたことから「出世城」とも呼ばれていて、天守閣に登ると浜松市内が一望できます。

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引間城跡（元城町東照宮）

家康が浜松に来てから浜松城を現在の位置に築くまでの間に生活していた場所です。幼少期の豊臣秀吉も訪れた場所として二人の天下人の像があり、出世のパワースポットともいわれます。二公像の間に立って写真を撮ると出世運が上がるかも？！

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犀ヶ崖（さいががけ）古戦場

犀ヶ崖は浜松城から約1km北上した所にある断崖です。家康は「三方ヶ原の戦い」でこの近くに野営していた武田軍を急襲。地理に詳しくない武田軍は混乱し、この崖に転落したという逸話が残っています。当時の貴重な史料が展示された資料館があります。

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産湯の井戸

家康の側室、西郷局が三男の徳川秀忠（後の徳川幕府二代将軍）を産んだ時、この辺りの井戸水が産湯として使われたという伝承をもとに作られた井戸です。

浜松郊外にも家康ゆかりのスポットが

二俣城跡（天竜区二俣）

徳川と武田の攻防戦が繰り広げられた山城です。織田信長に武田との内通を疑われた家康の長男・松平信康が21歳の若さで自刃した場所でもあります。近くの清瀧寺に信康の墓があります。

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中村家住宅（西区雄踏町）

浜名湖の水運を担っていた中村家は、18代正吉が家康に仕えた縁で、側室お万の方がここで家康の次男・於義丸（後の結城秀康）を出産しました。その時の胞衣を埋めた胞衣塚もあります。

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少し足を伸ばして家康ゆかりの地へ

• 駿府城公園（静岡市）
• 新東名 長篠設楽原PA（愛知県新城市）
• 岐阜関ケ原古戦場記念館（岐阜県関ケ原町）
• 関ケ原ウォーランド（岐阜県関ケ原町）
• 石田三成陣跡（笹尾山）（岐阜県関ケ原町）

わが家の息子は小学3年生で歴史にハマり、自由研究テーマは「家康の一生」。浜松から始まった＂家康ゆかりの地巡り＂は、大河ドラマに登場した「桶狭間の戦い」の地や岡崎城なども訪れました。そして一緒に学ぶうちに私も娘（小6）も歴史好きに。今年は「どうする家康」で盛り上がる浜松。子どもと歴史探訪をしてみませんか？