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子どもの成長が実感できる!「親子すこやか相談」に行こう

すこやか相談

子育て中は、すくすく育つ子どもの様子をほほえましく思う一方、発育のことやママ自身の体調など、気がかりもつきまといますね。
「親子すこやか相談」は、保健師さんなどの専門家と話せる育児相談の一番身近な窓口です。子育ての不安が軽減できるうえに、子どもの身体測定の結果を母子健康手帳に残す機会にもなります。
その詳しい実施内容や雰囲気、利用する際のポイント等を取材しました。

親子すこやか相談では、どんなことをするの?

「親子すこやか相談」は平日の午前中を中心に各区の保健福祉センターや区役所などで定期的に開催され、予約不要で相談ができます。今回は、1歳になったばかりの男の子 雄翔(ゆうしょう)くん親子が、東部保健福祉センターで相談にかかる様子を見せてもらいました。

<1>受付---子どもの基本情報を記入し、カルテを作ってもらいます

親子すこやか相談受付

雄翔くん親子は、この日が初めての「親子すこやか相談」です。初めて利用する人は、まず受付で問診票に記入します。内容は赤ちゃんの生年月日や出産時の状況など、親子の基本的な情報です。この問診票がカルテとなり、今後の相談の内容も記入され、都度更新していきます。ママが記入している間、雄翔くんは場所見知りしているのかママのそばで静かに待っていました。相談は個別に対応してくれるため、問診票に記入したら母子健康手帳を提出し、番号札を取って順番を待ちます。

<2>身体測定---ぐずっても保健師さんが臨機応変に対応してくれます

保健師さんに呼ばれて相談室に入ったら、まずは服を脱いで身体測定をします。服を脱がされて少し緊張気味の雄翔くん。身長計、体重計はねんねの赤ちゃん用と幼児用とが用意され、成長に合わせて使い分けます。身長、体重と共に頭囲、胸囲も測定。測定を嫌がる時には抱っこなどして臨機応変に測定していきます。

身長測定の時に寝転がるのを嫌がって泣いてしまった雄翔くんでしたが、頭囲と胸囲はママが抱っこしてご機嫌を取りながら無事測定を終えました。

身長測定 胸囲測定

<3>相談---丁寧なアドバイスがママの励みに

相談の様子

身体測定を終えたら、服を着直して相談にうつります。ママが雄翔くんの着替えをしている間に、保健師さんが測定した内容を母子健康手帳に記入し、それに沿って月齢・年齢に合わせた成長具合について話をします。合わせて、保健師さんに聞きたいことがあれば相談ができます。

終始和やかな雰囲気で、20~30分ほどで相談が終了しました。

相談してみてどうだった? ママの感想

ママと子ども1歳になり、動き回ることが多くなり、ふとした時に頭をぶつけてしまうことがあります。その際の対応や応急措置についてや、気になっていた卒乳のタイミングや方法などを相談しました。どの質問にも丁寧に分かりやすく、時には保健師さんの実体験も交えながらのアドバイスをいただけました。子育てについて知らず知らずのうちに心配事をためこんでしまっていたのか、保健師さんにいろいろなことを相談でき安心できました。また利用したいです。

利用のコツ…上手に利用すれば子育て中の強い味方に!

身体測定から幅広い育児相談まで対応している「親子すこやか相談」。定期的に利用すれば、子育て中の気がかりを解決できるだけでなく、測定結果を記入してもらった母子健康手帳は子どもの成長記録にもなります。上手な利用方法について、保健師さんに教えてもらいました。

■乳児だけでなく、就学前の子どもについてなら相談OK

就学前の乳幼児(0〜6歳)が対象で、妊産婦さんもOKです。平日午前中なので乳児期の赤ちゃんとママが多いですが、保育園・幼稚園に通っている幼児も利用可能です。長期休暇中などは、園児が弟妹と一緒に来て相談を受けることもあります。

■住んでいる区以外での相談も可能

市内なら住んでいる区に限らず、どの会場でも相談が可能です。よく買い物に行く地域の会場に通うなど、自分の行動範囲に合わせて利用することができます。同じ会場を利用すると、お互いに顔を覚えてやり取りできることもあります。

■助産師、栄養士、歯科衛生士にも相談できる

日程により助産師、栄養士、歯科衛生士に相談できる日もあります。

  • 助産師さんには … 赤ちゃんの発達や産後のママの体調について
  • 栄養士さんには離乳食の進め方、遊び食べや食べムラなど子どもの食事について
  • 歯科衛生士さんには食生活について、発達に合わせて歯のケアの仕方など(口の中を見ながらの相談も)

各会場の栄養相談、歯科相談が実施される日時や場所がまとめられた「親子すこやか相談」の年間日程表は、生後0か月~4か月の赤ちゃんを保健師・助産師が訪問する「こんにちは赤ちゃん事業」で各家庭に配布されるほか、区役所や保健福祉センターにも設置され、自由に持ち帰れます。また、電話で問い合わせることもできます。

「親子すこやか相談」に行ってみよう

  • 日時:平日の午前中を中心に、会場ごとに時間が決まっています。
  • 場所:各区の保健福祉センターや区役所などで定期的に開催されています。
  • 参加方法:予約不要、無料で相談ができます。直接会場に行ってください。
  • 詳細:親子すこやか相談の会場と日程

保健師からのメッセージ

保健師初めての方は相談に来るのにも勇気がいるかもしれませんが、まずは最初の一歩を進めてほしいです。育児はあらゆることで個人差が多いものです。つい周囲の同じくらいの月齢の子と比べてしまいがちですが、そんなときこそ、いろいろな方の相談に乗ってきた経験のある、保健師等へ相談に来て下さい。専門家と話すことで、改めて気づくこともあると思います。また、地元が遠い人は浜松での子育てについての情報集めもできます。相談に来ることで心が軽くなり、帰宅後の育児に自信を持ってもらえたらうれしいです。
(談:浜松市東区健康づくり課 保健師)

先輩ママの体験談

すこやか相談記録

~大切な成長の記録です~
外に出かけやすくなった生後5か頃から、月に1度を目安に親子すこやか相談を利用していました。最初は、誰かと話したい、何か予定を入れたい、そんな気持ちで出かけていたと思います。初めての育児は自分で判断できないことも多く、吐き戻しが多かった娘が母乳をちゃんと飲めているのか気になっていました。体重を測ってもらい保健師さんと話すことで安心した記憶があります。細かな育児日記を付けていなかった私にとって、娘が赤ちゃんだったころの成長の様子と思い出がよみがえる、大切な記録となりました。(10歳・7歳のママ)

取材を終えて

第三者の目線で子どもの様子を見てもらうことの大切さ
私にも4歳と1歳の2人の男の子がいますが、長男が幼い時は言葉の発達など気がかりが多く、1歳まで毎月「親子すこやか相談」を訪れていました。しかし次男は長男の経験で学んだことも多かったからか、ほとんど相談に訪れたことがありません。今回取材をしてみて、改めて専門家と話す、記録に残すことができる「親子すこやか相談」の大切さを再確認。普段は親戚やママ友くらいとしか子どものことについて話すことがないので、第3者の目線で子どもの様子を見てもらうと違う発見があるものだなぁと感じました。
特に乳児期は赤ちゃんに付きっきりになり、家にこもることも多くなりがちですが、外に出て相談してみる、身体測定をしてみるだけでも気分転換になるのではないでしょうか?そして子どもが成長したときに、こまめに計測した軌跡が母子健康手帳を通して分かるので、後々の思い出もよみがえりやすいのではと思います。
赤ちゃんのうちはもちろん、保育園などに通ってからは誕生日などの節目に「親子すこやか相談」で記録を残してはいかがでしょうか。

取材・文/和久田南香

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