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「子どもの花粉症」どう乗り切る?

メガネ

年々増えていると言われる子どもの花粉症。飛散時期にマスクやメガネでガードしている子を見るのも珍しくなくなりました。 自由に外遊びができなかったり、集団生活の中で勉強や遊びに集中できなかったりすることが、親としては心配なところですね。 そんな辛い花粉飛散の時期、少しでも快適に過ごすために家族はどんなことができるのでしょうか。

子どもの花粉症ってそんなに多いの?

花粉症と言われるのは季節性アレルギー性鼻炎。
5~9歳で13.7%、10~19歳では31.4%というデータもあり、大人の発症率とあまり変わりません。風邪の症状と判別がつけにくいですが、熱がないのに鼻水やくしゃみが長く続いたり目のかゆみがあったりする場合は、アレルギーが原因になっていることも考えられます。

花粉症に悩むママたちの声

花粉症に悩むママたちの声

花粉症の悩み 花粉症になったのは何歳から?

ママ1 2歳で発症(子どもは現在6歳)

風邪をひいていないのに鼻水が続いて、もしかしたらとは思っていました。ある日突然、目の周りが真っ赤にはれあがり、 アレルギー科・小児科がある病院で花粉症の診断を受けました。
今は耳鼻科に通い、症状が出始める前の1月後半から薬を飲んでいます。
一家で花粉症のわが家ですが、娘の症状が一番ひどいですね。

ママ2 3歳で発症(子どもは現在7歳)

娘が花粉症で、2月ごろになると症状が出始めます。鼻詰まり、目のかゆみ、咳がひどくなります。
飲み薬と目のかゆみはアレルギー用の点眼薬を使っています。
鼻づまりで寝不足-体力低下-他の病気にかかりやすくなり、肺が強い方ではないので肺炎につながってしまうこともあり気をつけています。  

ママ3 1歳で発症(子どもは現在7歳)

夫も私も花粉症のわが家。娘も赤ちゃんの時から花粉症です。
1歳ころ、急に肌の質が変わり初のじんましんがありました。当時はまだ花粉症なんて疑ってもいなかったですが、翌年以降も春先にじんましんになり、加えて鼻水(透明)・涙目といった花粉症特有の症状が出てきました。花粉症が確定したのは幼稚園入園前に受けたアレルギーの血液検査です。
最近はじんましんの症状は減ったものの、杉花粉の季節になると肌はガサガサ。アトピーのようになってしまいます。大人になるにつれて、ほかの症状も出てくるかも・・・と心配しています。

花粉症デビューは3~6歳が多い

0~16歳の子どもを持つ父母を対象として実施された「子どもの花粉症」アンケート調査の結果によると、 花粉症を初めて発症した年齢は0歳から5歳までが41.8%、0歳から10歳までを合わせると78.6%となり、8割近くが10歳以下で発症していることがわかります。
また、年齢別では「5歳」と答えた人が最も多く 12.5%となりました。これは幼稚園・保育園に通い外出の機会が多くなるということから、この年齢に発症する率が高くなる傾向にあるようです。
まだ自分で症状を伝えられない乳幼児のうちから、花粉症を発症することは充分考えられるということになりますね。

花粉症発症年齢グラフ

資料提供:ロート製薬株式会社 「子どもの花粉症」アンケート調査 2013年11月~12月実施

家庭でできる対策は?

アドバイス

「もしかして花粉症?」かなと気になる場合、専門のお医者さんにかかり薬の処方やアドバイスをもらうというのは前提として、家庭でできる対処法について薬剤師(杏林堂薬局 前嶋さん)にアドバイスをいただきました。

花粉の侵入を花粉症対策グッズでガード

子どもサイズのマスク
定番のマスクですが、出来るだけ顔にぴったりフィットしてすき間の出来ないものを選びたいですね。子どもサイズもたくさんあります。
花粉ガードめがね 子ども用
花粉が目に入るのを防ぐすき間ガードがついたメガネです。サイズ展開がいくつかあるので、横幅のサイズが対応しているか確認しましょう。メガネ店では度付きレンズも取り扱っています。
鼻腔拡張テープ
鼻の上に貼りつけ鼻腔を広げてあげることで、通りがよくなり鼻づまりの症状が緩和されるそうです。5歳以上からの使用になります。
鼻クリーム・花粉防止スプレー
鼻周りに使い花粉の侵入をガードするもの、マスクにスプレーして花粉を吸着するタイプ、衣類にスプレーして花粉を付着しづらくするものなどの種類があります。
アレルギー用目薬
花粉が目に入ると、目がかゆくなったり、涙が出たりといった症状があらわれることがあります。小児用のアレルギー用目薬もあります。別の原因のこともありますので自己判断せずに医師の診察を受けて目薬を処方してもうといいでしょう。

子ども用マスク

花粉症対策グッズ

他にも花粉やウイルスよけのスプレーなどが各種販売されています。 それぞれ使用方法をしっかり確認し、子どもの負担がない中でうまく活用していくといいかもしれませんね。

家の中に花粉を持ち込まない

  • 花粉を室内に入れない、持ち込まない努力をしている家庭も多いようです。
  • 帰宅時に玄関で衣服についた花粉をはらう
  • うがい、手洗い、出来れば目も洗う
  • 衣服を外干ししない
  • 花粉の多い時にはふとんを干さない(ふとんを干した時は、よくはたく。掃除機をかけるのも有効)
  • 家の中の掃除をまめにする
  • 空気清浄機を使う 花粉の入り口である玄関に置くのが効果的

食事や生活習慣を見直して免疫力を強化

花粉症の症状をやわらげるのに良いのは、 毎日の食事や生活習慣の中で腸内環境を整え、子ども自身の免疫力を高めるということです。ヨーグルトなど含まれる乳酸菌もアレルギー症状の元となる「IgE抗体」の生成を抑え、症状が出にくくなるとされています。

体質改善で免疫力をUPするポイント!

  • 充分な睡眠を取り、規則正しい生活をする
  • 乳酸菌を継続して摂取する
  • インスタントやスナック菓子類を減らし、糖分や油分を控えめにする

体質改善で免疫力をUPする

お店

花粉の飛散状況をチェックする

スギ花粉が飛び始める時期は2月上旬から。今年は例年より少なめと言われていますが油断はできません。
下記のサイトで飛散量の予測を見ることができます。お出かけの際に参考にしてください。

取材を終えて

花粉症の子どもが増えているとは聞いていましたが、思った以上に低年齢での発症が多いことに驚きました。 風邪が長引いていると思っていたら実は花粉症だったということも充分考えられますね。
すでに花粉症の子どもがいるママたちは、症状に合わせて病院を変えたり、眠気の出にくい薬を処方してもらったり、症状の緩和と子どもの負担をお医者さんと相談しつつ対処していました。
できるだけ普段に近い生活をさせてあげるためにも、気になったら早めに専門家に相談するのが大切だと感じました。
子どもの場合は、花粉から目の腫れや皮膚トラブルが出ることも多いようです。わが家の娘は冬場乾燥から肌荒れがひどいのですが、そこに花粉が付着すると悪化することがあるとのこと。
そこで早速、乳酸菌を含むものを積極的に取り入れることを始めました。ヨーグルトなら子どもたちも大好きなので、おやつを少しかえるだけで大丈夫。
飽きない様に工夫しつつ継続することで、強い体づくりを家族で実践していきたいと思います。

取材・文/NPO法人はままつ子育てネットワークぴっぴ makiko
協力/(株)杏林堂薬局

浜松で子どもをすくすく育てるためのQ&Aサイト「はますくQ&A」にも、0歳児の鼻づまりについてのQ&Aが載っています。

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