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子どもの成長記録、どう残す?
みなさんは子どもの成長記録をどのような形で残していますか?
「写真だけは撮っているけどプリントしていないデータがいっぱい」、「母子手帳に書き込もうとしても数か月前のことが思い出せない」、そんなママも多いのでは?
子どもが小学生になると自身が生まれてからの歴史を振り返る《自分史作り》が授業であるそうです。そのときになって「小さい頃のことを教えて」と言われても記録していないと困りますよね。
育児中のママたちに聞いた!「私たちはこうして記録しています」
今回は三者三様のスタイルで成長記録をつけている3人のママを紹介します。それぞれのママたちの記録方法をヒントに、「これなら私もできるかも!」という方法を見つけてみてくださいね。
1. こだわりの手作り派!スクラップブッキングで楽しく記録
南区 aokyoさん
A. 撮った写真は気に入った写真だけ現像して大容量収納できるポケットアルバムへ。最初は兄弟それぞれのアルバムを作っていましたが、今はひとつにしています。そこからピックアップしたいイベントの写真をスクラップブッキングし、クリアファイルに綴じます。幼稚園で作った作品や賞状など、大きくて全部は飾れないようなものは写真に して残しています。写真データを現像するのはネットプリントサービスを使うことがほとんど。家庭用プリンターだとインク代や用紙代が意外とかかるし、写真の色もイマイチ。かといって、写真店で現像すると高くつくうえ、何より子連れで行くのが大変! 家で子どもが寝ている間にパソコンから注文できるので便利ですよ。
Q. 記録をつける際に意識していることは?
A. 気づいたときに一行程度のちょっとした成長記録を手帳やスマホにメモしています。「公園デビュー」、「ビニール袋のカシャカシャが好き」など些細なことですが、後からは思い出せないようなことばかり。スクラップブッキングするときにこの情報も一緒に書き込んで活用しています。また、スクラップブッキングする写真が子どもだけの写真にならないように、お友達や家族との写真を意識的に使ったり、入場券や運動会のプログラムを貼りつけたりして変化をつけています。子どものいいところを書くのもオススメ。手形や足形もいい記念になりますよ。
aokyoさんの続けるコツ3箇条
- 『自然と続けられる状況を作る』
「やらなきゃ!」と思うと気が重くなるので、友人とスクラップブッキングサークルを立ち上げ、サークル活動を兼ねて写真整理をしています。 - 『楽しむ』
ときには、早朝に起きてまとめて整理することも。時間はかかりますが完成したときの達成感は格別です。 - 『お財布にもやさしい工夫を』
スクラップブッキングの材料は全部購入するのではなく、チラシの挿絵や包装紙を再利用。カメラメーカーのサイトから台紙やタグ、日記のフォーマットなどを無料ダウンロードすることも多いです。
2.配布されたものを賢く活用!育児ダイアリー&はますくファイル派
東区 みかママさん
Q. どのような方法で成長記録をつけている?
A. 母子手帳をベースに、産婦人科で配られた育児ダイアリー、市役所でもらったはますくファイルに記録しています。育児ダイアリーとはますくファイルは先輩ママたちから「書いておかないとすぐに忘れてしまうし、後から見返していい記録になるから!」と勧められて書き始めました。今はまだ振り返って読み返すほど余裕がありませんが、いつか役立つときが来ると信じています。
Q. 記録をつける際に意識していることは?
A. それぞれ、月齢ごとに記入する項目が決まっているので書きやすいです。排せつの様子や回数、機嫌が悪いときの様子やなだめる方法など、後から書こうとしても書けないことばかり。質問内容を把握しておいて、記入漏れがないようにしています。また、A4サイズのはますくファイルは思い出の写真や書類を挟んでお くのにも便利。担当助産師さんにもらった手紙やハイハイレースに参加したときの写真、手形などを一緒に挟んでいます。
みかママさんの続けるコツ3箇条
- 『記録する日を決める』
6か月、1歳など、月齢が変わる記念日に必ず書くようにしています。そのタイミングを逃すとどんどん先送りになって思い出せなくなるので…。 - 『無理しすぎない』
仕事を始めてからは毎日が慌ただしく過ぎていくため、母子手帳とはますくファイルだけで正直手いっぱい。無理せず続けられるものを継続しています。 - 『夫に協力を頼む』
主人にも気づいたら記入してもらえるようにお願いしています。そうは言っても、なかなか書いてはもらえませんが…(笑)。
3.スマホからの簡単操作だから続けられる! mixiやfacebookを日記代わりに
中区 かなはや母ちゃんさん
Q. どのような方法で成長記録をつけている?
A. mixiやfacebookを利用して日記を書くような感じで記録しています。子どもができるようになったことやかかった病気など細かい日時記述は母子手帳に。日常気づいたことなどは忘れないように手帳にメモしています。mixiやfacebookはスマホで撮影した写真を簡単に載せられる手軽さが魅力で すね。WEB上だけでは後から振り返るときに見づらいので、投稿した記事を一冊の本にまとめるサービスなども利用していきたいなと考えています。
Q. 記録をつける際に意識していることは?
A. 子どもの行事や記録しておきたい出来事があった時にその都度書いています。子どもと一緒に見ても楽しいように、写真とその時の気持ちを必ず入れるようにしています。写真を撮るときも子どもだけの写真ばかりではなく、御祝い膳やお誕生日にもらったプレゼントの写真なども残すように意識しています。
かなはや母ちゃんの続けるコツ3箇条
- 『SNSはほどほどに』
夢中になりすぎて子どもたちとの時間がないがしろになってしまうと本末転倒。記録も大切ですが、今この瞬間を子どもたちと触れ合いながら過ごすことが一番ですもんね。 - 『リラックス気分で』
私の場合、mixiやfacebookはお布団の中で投稿することがほとんど。子どもたちの寝息を聞きながら寝転がって更新するのがいいリラックスタイムになっています。 - 『できなくてもそれでいい』
完璧にしようとしないこと。「眠くなって途中で寝ちゃった!」なんてときもありますが、ズボラな私にはそのくらいのペースが合っている気がします(笑)。
記録しておくと面白いアレコレ
かかった病気や名前の由来などのマジメな記録だけでなく、後から見返して親子でほっこりできるこんな内容を記録しておくのもオススメです。
- 子どもの面白発言(会話)
- お気に入りのオモチャの写真
- 泣き顔や怒り顔の写真
- イタズラ写真
- よく見ていたTV番組
取材を終えて
1人目は妊娠中から意気込んでいたアルバム作りも、2人目が生まれてからはすべてが後回しに。2人目用のアルバムすら作れていないまま気づけば1年が過ぎていました。そんなことが心にひっかかりながら行った今回の取材。みなさん口を揃えて言っていた「後から思い出そうと思っても思い出せないから」というセリフが胸にズキュン!と突き刺さりました…。いつかまとめてやろうと思っていた私ですが、それが難しいのが成長記録。まずは、些細な成長記録を携帯にメモすることから始めてみようと思いました。また、すべて自分でやる意識は捨て、写真の印刷は安価なネット印刷を活用する、母子手帳への記入は夫に協力してもらうなど、頼れるところは頼るもの大切ですね。いつか子どもと振り返ったときにクスリと笑えるような記録をたくさん残してあげたいなと思いました。
取材・文/NPO法人はままつ子育てネットワークぴっぴ 島津順子
Q. どのような方法で成長記録をつけている?