ぴっぴの防災ブログ

防学講座 災害時の排泄処理を柔軟な発想で備える

2020年11月17日

「食べることはがまんできても出すことは、がまんできない」きょうの受講者が、関心を持って参加された理由はここにあります。

防学講座(排泄)3

近年、災害の話の中にトイレについて語られることが増えてきました。この度の防災学習センターの11月一般講座(11月11日)は、濱田晴子さん(Wooマンボープロジェクト プロジェクトリーダー)の「災害時の排泄処理を柔軟な発想で備える~備えで「心の余裕」を~」でした。

災害が起きることが増えてきたため、大いに気になること。事前に備えておくことのひとつですね。

この講座、4月に実施しているはずでしたが、新型コロナ流行のため、実施する直前で中止になった経緯があります。今回はリベンジ講座でした。前回、応募が多数でしたが、今回もふたを開ければ多くの方々からの応募。メディアも4社から取材があり、関心の深さが伺えました。ただ、申し訳なくも今回、人数制限をさせていただきました。

今回は、90分講座のうち、1時間講義。30分は実際に災害用携帯トイレ用品を試す時間でした。

濱田さんはこの講座を実施するにあたり、TOTO株式会社に交渉していただき、便器をかりられたとのこと。浜松市役所に出向いて、浜松市の現状について調べられ、仮説トイレの設置まで交渉していただいていました。

講義では、マンションと一戸建ての排水管や下水道のしくみや被災した部分の違いにより、使用できなかったのトイレの課題や利用について、また被災地ではどういうことが問題になったかなどの話がありました。

その後、被災していないけれど、「1週間、夫婦で携帯トイレ製品を使ってすごしてみた!」体験談が披露されました。処置した排泄物の置き場や処理について、実際、1週間貯めるとどれくらいになるのかなど、結構、シビアな話ですが、聞いておきたい話です。

防学講座(排泄)

次の第2部では、多目的室に、市や企業のトイレの他、たくさんの災害用トイレ製品が並んでいました。リアル性を出すためにカレー粉(においが強い)を溶かした水とお湯を使って、実際に携帯用トイレ製品を試してみる講義となりました。1回分のし尿でどれくらいの量、重さとなるのか見ると、驚きの声があがっていました。

防学講座(排泄)2

その後企業から借りた便器を使って、自宅で水洗ができなくなったとき、排泄物の処理についても説明がありました。便器にポリ袋をはめ込んで、排水されないようにカバーし、ポリ袋の内側に、災害用トイレの汚物袋と凝固剤を設置するものです。

メディアの方々のカメラのシャッター音の他にも受講者の方々が一斉にスマホなどで撮影されていました. こうした試みもあって、講義後も製品に見入っていたり、質問したりとふだんよりもさらに長く見学されていました。

メディアの方や講師からも言われましたが、「浜松市の方は熱心。他の地域で講座をして、こんなに集まるかなあ」と。受講者の皆さん、講師からお土産にいただいた携帯用トイレをぜひ使用して実践につなげていきましょう。

参加されなかった方も、ぜひ、携帯用トイレは備えておかれるといいですよ。そして実際に試しておかれることです。いざという時、余裕で使えます。 

<Hiro>

 

防災学習センター