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赤ちゃんとのコミュニケーションについて 助産師たちのつぶやき
梅雨入りし、湿気が増してきましたが皆さんいかがお過ごしでしょうか。気温が高い日も増えてきました。熱中症には気を付けてお過ごしください。
今回は赤ちゃんとのコミュニケーションについてお話したいと思います。皆さんは普段から赤ちゃんに話しかけたり、スキンシップをとったりと、赤ちゃんとのコミュニケーションを積極的にとっていますか?赤ちゃんとのコミュニケーションには以下のメリットがあるとされています。
1.赤ちゃんの言語の発達
生後早い段階から話しかけると、言語・知能の発達を促します。言葉の理解ができなくても、リズムや音を聞き分けて学習を開始しています。
2.赤ちゃんの脳の発達
言語の神経回路が刺激を受けて、語彙力や知能の発達につながります。
3.親子の絆の形成
赤ちゃんへ話しかけたり、身体に触れたりすることで赤ちゃんから返ってくる反応が、ママ・パパへのリラックス効果につながります。
まだ話せない子でも、ママやパパからの声掛けに声を出したり、身体を動かしたりして反応してくれると思います。
最近では、ベビーマッサージ(赤ちゃんの体を撫でたり動かしたりするマッサージ)や、ファーストサイン(簡単なジェスチャーで赤ちゃんと会話する方法)など、赤ちゃんとのコミュニケーションの幅が広くなってきていますね。私も実際ベビーマッサージの教室を見学させていただいたことがあります。ママやパパの声や、身体を触られる感覚を心地よさそうな様子で笑顔になったり、声をだして喜んでいる姿を見て、コミュニケーションをとる大切さに改めて気づきました。また、そのようなわが子の姿を見て、ママやパパも自然と笑顔になり、癒されている様子でした。
日々の育児にいっぱいいっぱいになってしまい、ストレスを抱えている方が多いと思います。赤ちゃんとのコミュニケーションを通じて癒される時間を作ってみるのはいかがでしょうか。
忙しい日々を送っている中でも、日常のおむつ交換や授乳、沐浴などの時にたくさん赤ちゃんに声を掛け、身体に触れることでコミュニケーションを積極的にとってみてください。そして、親子の時間を大切にしていってください。
文/浜松医療センター周産期センター 助産師 中川萌