子育てのヒント

国際化と子育て

2013年5月24日

先日、ユニクロの柳井社長が、こんな発表をし、多くの人を驚かせました。

発展途上国でも優秀な人材がいる。それなのに、日本人の賃金より低い。
これからは賃金も国際的平準化することを考えている。
そうすると、日本でも高所得者から年収100万円くらいまで、格差が生まれる可能性がある。
国際化
なるほど、ユニクロは海外で生産しているし、店舗も海外に進出している、インターナショナルカンパニーですから、その観点からすると考えられる話です。(社員に緊張感を与えるパフォーマンスもあるのかもしれません)

私も以前、クラブメッドというリゾートホテルチェーンで働いていたとき、国別の賃金格差がありました。
一般的にはその国のGDPなどが反映されますから、日本人はかなり高い方です。
アメリカやヨーロッパの国々も高い。対して、発展途上国のスタッフは低い。

例えば、北海道にもクラブメッドがありますが、外国人だからと言って、物の値段は変わりませんから、発展途上国のスタッフにとって、好きなものも買えず、日本での生活はかなり大変だったのです。

さて・・・これから5年後、10年後、20年後はどうなるでしょうか?
まだ小さい我が子が社会に出たとき、世界基準で計られるようになっていてもおかしくありません。

我々は良くも悪くも、経験則で次世代に伝えていくことが多いと思います。
自分はこうやって育った、というのを教えるやり方です。
これは、一番自分が自信をもって教える方法であるのかもしれませんが、時代背景の違いで、価値観は全く変わってしまい、最悪の場合、将来は間違っている可能性もあるのです。

誤解があるかもしれませんが、単純に、親は子の20年~30年遅れなのです

だからといって、自分は喋れないけど、これからは英語が使えないといけないから・・・と英語を学ばせるのも、何か違うような気がします。

私は、右へならえの発想こそ、危険なものと思います。
みんながやっているから・・どうせこうだから・・日本ではこうだから・・・。

「でも、なんかおかしい。」
そうやって気付く感性こそ、いつの世もこれから自分の道を生きていくのに大切なことではないかと思います。

私はテニスのスクールを主宰していますが、スポーツの世界でありがちな、とにかく技術を覚えこませること。
そして体力をつけろと走らせること。これは本当に、海外ではあり得ないことです。
が、日本の部活ではいまだにあるわけです。
(教育の一部として捉えている、というのも分かりますが、スポーツの本来の役割ではありません)

国際化と子育ては、とても深い関係にあると思います。

本当の国際化は、まだまだこれからなのではないでしょうか・・・

ジュニアテニスプロデューサー 大村竜助さん
リューテニスアカデミー主宰。ジュニアスポーツプロデューサー。
クラブ・メッドの専属テニスインストラクターに就くなど、国内外で19年のテニス指導歴がある。『てのひらけっと』という安全・簡単に打球できる用具を開発し、全国で普及活動を行うなど、幼児期から身体能力向上の観点でボールを打球する遊びに親しむことを提唱。全てのコミュニケーションを英語で行うテニス教室を開くなど、子どもたちが国際感覚を身につけるための活動も行う。
【取得資格】
JTIAテニスプロデューサーⅠ、スポーツ医学応急救護者国際ライセンス、チャイルドマインダー、OEIC850、英検準1級など
【contact】
Blog: http://ryutennis.hamazo.tv
Facebook: Ryusuke Omura
Twitter: ryucoach

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