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わたしの避難計画を作ってみよう
今年も梅雨明けが発表されましたが、浜松では大きな大雨の被害もなく、無事に過ごすことができました。
さて、今年の夏以降についてですが、日本気象協会による2025年の台風の見通しでは「平年並み」とされています。しかし、日本列島により近い場所で台風が発生すると予想されており、発生から接近までの期間が短くなる可能性があるといわれています。
こうした状況に備え、大雨などの自然災害に対する備えをしておくことが大切です。今回は、「一人ひとりがいつ・どこに避難するのか」を事前に整理することができる「わたしの避難計画」についてご紹介します。
以前ご紹介した「マイ・タイムライン」は水害時の避難行動計画ですが、「わたしの避難計画」は、地震・津波・水害・土砂災害など、あらゆる自然災害のリスクを把握し、適切な避難先や避難のタイミングを整理するためのツールです。
この計画は、とても簡単に作成することができます。
Web版は、静岡県公式サイト(危機政策課)のページからアクセスし、順番に質問に答えていくだけで作成できます。
また、浜松市公式サイトでは、市内を18エリアに分けた地域別の作成ガイドが用意されています。お住まいの地域に合わせた用紙をダウンロード・印刷してご利用いただけます。
どちらでも、ご自身にとって使いやすい方法で作成してみてください。
自宅・職場・学校など、生活の拠点ごとに作成することも可能で、それぞれの地域にどのような災害リスクがあるのかを確認することができます。
また、自宅を起点とした避難計画では、高齢者や乳幼児など要支援者がいるかどうかによって、避難のタイミングが異なることや、必ずしも指定避難所に行く必要はなく、安全な親戚宅や知人宅に避難することも可能であることがわかります。
この計画を作成する過程で、意外な気づきが得られることもあります。ぜひ一度作成してみてください。完成した避難計画は、目につく場所に貼っておくことをおすすめします。
文/浜松市防災学習センター 副センター長 原田