子育てのヒント

子どもと星空を楽しもう2020冬~星の年齢~

2020年1月10日

浜松市天文台の鈴木です。私には3人の息子がおりますが、一番下はまだ1歳です。抱っこしているだけで「かわいいね」と言ってもらえる赤ちゃんは役得ですね!

さて、星空は現在冬真っ盛り。冬の星座の中でお子様と確かめていただきたいのが冬の星座の代表格「オリオン座」です。なんと、この星座の中だけでも、老人の星から生まれたての赤ちゃんの星まで、星の寿命を観察することができます。

冬の星座

まずは赤ちゃん。

オリオン座には、たくましい男の人が描かれていますが、その中心に仲良く「前ならえ」して並ぶ三つ星。その三つ星の少し下、かすかに斜めに三つ星があります。この中央の星が、産声を上げたばかりの赤ちゃん星「トラペジウム」です。真っ白に輝く4つの星が、望遠鏡では観察可能です。純白さが初々しいですね!周りにあるのは雲ではなく、星を作る成分の星間ガスが、星の光で輝いています。

トラペジウム

今度は、老人星。

オリオン座の左上にあるオレンジ色をした「ベテルギウス」です。この星は、全天21の1等星の1つで、おおいぬ座のシリウス、こいぬ座のプロキオンとともに、冬の大三角を形成しています。星は年齢を重ねるに従って表面温度が低くなり、星の色が白→黄色→オレンジ(赤色とも)となります。ベテルギウスを見ていただくと、濃いオレンジ色。さらに、世界有数の巨大望遠鏡(アルマ)で観察したところ形がいびつになっていて、星の死「超新星爆発」目前です(とは言っても、天体の時間は数万年単位です)。

ベテルギウス

オリオン座は冬の中で最も明るい星が多い星座です。ですから市街地でも十分見つけることができる星座です。オリオン座をスタートに、親子で冬の星座めぐりをしてみてはいかがでしょうか。天文台では毎週土曜日に星空観望会を行っています。望遠鏡で天体を見るだけでなく、星空・星座の解説も行っていますので、よろしかったらお気軽にお越しください。星の「幼稚園」や「老人ホーム」なども、ご覧いただけますよ。

観望会

■土曜星空観望会(毎週土曜日開催)
【時間】1月~3月 18:30~20:30
・申込不要。参加無料。駐車場40台(五島協働センターと共用)
・時間内出入り自由、お好きな時刻に直接天文台屋上へ
※その他のイベントも充実しています。詳細は天文台HPをご覧ください。

【浜松市天文台】
住所:浜松市南区福島町(五島協働センター3F)
電話:053-425-9158
URL:https://www.city.hamamatsu.shizuoka.jp/s-kumin/hao/

文/浜松市天文台 鈴木 謙誌

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