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あいさつを通じて地域のつながりを深めよう

あいさつ運動

みなさんは日ごろから「あいさつ」を心がけていますか?
「おはよう」「いってきます、いってらっしゃい」「ありがとう」など、家族や友人、近所の人などとかわすあいさつは、心地のいいものです。
さて、浜松市内には地域ぐるみであいさつ運動を展開している地区が多くあります。今回は2つの地区をピックアップ。その内容と効果を取材してきました。

子どもたちがすすんであいさつの輪を広げます~南区・可美小学校~

あいさつ運動

可美地区では、幼稚園、小学校、中学校の交流が盛んです。各校が連携しながら、それぞれが学齢に合った方法であいさつ運動を展開しています。毎月20日は「あいさつ運動の日」とし、地域の人も自分の家の周りに出て子どもたちに「おはよう」の声かけを行っています。


可美小独自の取り組みとしては、「ふれあい委員会」が中心となって展開されるあいさつ運動です。決まった日ではなく、毎朝の日課として行われるこの運動。 校門や昇降口に10名程度の委員が集まり、「おはようございま~す」と元気な声を響かせています。この活動、委員会の仕事ではあるものの“委員以外の子” も自主的に参加しているのが特徴。「委員会活動」と聞くと、決められた仕事として淡々と行う…というイメージですが、可美小では6年生をはじめとして他学 年の児童たちも積極的に活動に参加し、運動を盛り上げています。

あいさつ運動

「あいさつは特別なことでなく毎日の基本。だからイベントのように取り上げるのでなく、日常生活の一部として定着するのが理想です」と語るのは教頭の高橋先生。
「“おはようって言ったらおはようって言葉が返ってきて、うれしかった”など、子どもたちから素直な言葉が聞かれます。 このような、シンプルでストレートな喜びを多くの子どもたちが感じられるといいなと思っています」。ふれあい委員の子が興味深い体験を話してくれました。
「3年生の時までは恥ずかしかったけれど、今は慣れてきて堂々とあいさつできます」
「校内であいさつのくせがついたので、登下校中に出会う地域の人たちにもあいさつできるようになりました。“いってらっしゃい”とか“おかえり”と言ってもらえるとうれしいです」

このように、積極的にあいさつができる習慣は、将来社会に出たときにも必ず役に立つことでしょう。また、あいさつの輪が地域へと広がっていくこともとても素晴らしいことですね。

子どもたちを見守る、地域の優しく温かい目~天竜区・清竜中学校区健全育成会~

あいさつ運動

次に、地域と子どもたちの絆がさらに強く結ばれている地区を紹介しましょう。

遠鉄西鹿島駅周辺では、今日も元気な朝のあいさつが聞こ えます。「実は、高校生の男の子たちが一番元気にあいさつしてくれるんですよ」とにこやかに語るのは、子どもたちの登下校を毎朝見守っている清竜中学校区 健全育成会の渥美会長。長年、駅の近くで声かけを続けてきた渥美さんのおかげで、小・中・高校生、そして駅を利用する一般の人々もあいさつを交わしています。

あいさつ運動

清竜地区では健全育成会をはじめとして、要生保護女性の会や民生委員などいろいろな団体のメンバーが一緒になってあいさつ運動を展開しています。校門前で 登校時に声かけをするのはもちろんですが、地域の人それぞれの暮らしの中で無理なく子どもたちに声かけするように心がけているとか。「我々が、自分の散歩 や買い物を登下校時間に合わせて行えば、ありのままの子どもたちに会えるわけです。毎日顔を合わせているうちにお互い自然にあいさつできるようになります」(渥美さん)

取材を終えて

あいさつ

2つの地区を取材しましたが、可美地区の小学校、清竜地区の中学校ともに明るい声が聞かれました。子どもたちの真似をして「おはようございます」と 言ってみると、とてもすがすがしい気分。声に出してしまえば恥ずかしいことはありません。お子さんがまだ小さいという方もお散歩などの折にちょっと勇気を出して、地域の子どもたちに「おかえり」と声をかけてみませんか。きっと元気な「ただいま~」が返ってくるはずです。

あいさつが飛び交う地域は、活気があるだけでなく地域の人が顔見知りになるためか犯罪も少ないと聞きます。「住みよいまちづくり」に協力する意味でも、地域に住む大人としてしっかりあいさつをしていきたいものですね。

取材・文/NPO法人はままつ子育てネットワークぴっぴ 鈴木亜希

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