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パパの出番! はじめての釣りに挑戦!

 パパの出番!はじめての釣りに挑戦!

子どもと釣りをしてみたいけれど、「道具は?場所は?」と迷って結局挑戦するタイミングを失ってしまう……そんなパパも多いのではないでしょうか。小4、小2、年長と3人の子どもがいる中村さんもそのひとり。「子どもたちと釣りを楽しみたい」と、専門家のアドバイスを参考にチャレンジします。中村さん親子、念願の釣りデビューを果たすことはできるでしょうか?!

わからないことは教えてもらおう!専門店で準備開始

児玉さん

釣り具専門店では、道具の購入だけでなく釣り初心者からの相談にも快く応じてくれます。今回、中村さんが訪れたのは釣り具専門店「イシグロ 浜松高林店」。スタッフの児玉さんに準備について教えてもらいました。

(1)釣る場所を決めよう!

 道具をそろえる

はじめての釣り、いったいどこへ行けば魚が釣れるのでしょうか。児玉さんによると、「初心者がチャレンジしやすいのは、新居海釣り公園、弁天島海浜公園、新居港砂揚げ場など。表浜名湖周辺は、釣りデビューに適した場所が多いんです」とのこと。今回は、釣りをするために特に整備された新居海釣り公園に決定。新居海釣り公園でのポピュラーな釣りは「投げ釣り」と「サビキ釣り」です。

(2)道具を揃えよう!

次は釣り具選びを始めましょう。
「初心者向けの基本的なセットに加えて、サビキ釣り用のかごやはりなどを準備しておくと2種類の釣り方が楽しめますよ」と児玉さん。サビキ釣りは、イソメなどの生きた虫に触るのが苦手な人でも抵抗なく始められます。

共通の道具(投げ釣り・サビキ釣り)

道具を揃えよう

どちらの釣り方も基本的な竿やリールは同じもので大丈夫です。
・釣り竿
・リール
・水汲みバケツ
・魚つかみ
・クーラーボックス+氷

投げ釣り(キス・ハゼ・カサゴなど)

投げ釣り

投げ釣りは一般的な“釣り”のイメージ。エサをつけた仕掛けを飛ばして釣りあげる方法です。

【必要な道具】
・投げ釣り用の針
・イソメなどのエサ

サビキ釣り(豆アジ・イワシ・サバなど)

サビキ釣り

サビキ釣りは、まき餌の入ったカゴと針を連結させて魚を集める釣り方です。

【必要な道具】
・サビキ釣り用の針
・コマセカゴ(寄せエサを入れるもの)
・アミエビなどのエサ

お店のホワイトボードには、人気の釣りスポットで何が釣れているのか、最新情報が書かれていました。新居海釣り公園では、「サビキ釣りで豆アジ、サバ、イワシ」が釣れている様子! 子どもたちも知っている魚ばかりです。

(3)快適な釣りの日を過ごすために

行き先が決まり、道具もばっちり揃えたら、あとは釣り当日を待つばかりです。ただ、長時間子どもたちと屋外にいることや、魚を持ち帰ることを考え、他にもいくつか準備したいものがあります。

  • 折り畳み式のイス
  • 暑さや寒さ対策(長袖の上着や帽子など)
  • フローティングベスト
  • ウエットティッシュ(魚を触ったときの手拭き用)
  • ハサミ(糸を切れるもの)
  • ゴミ袋
  • ジップ付き保存袋

また、当日の天候も要チェックです。強風の日は、水面が大きく動いて魚が釣りづらいそう。安全面も考えると、子連れの釣りは控えたほうがいいですね。

いざ、親子で釣りデビュー!

新居海釣り公園

いよいよ、釣り当日! 小学生の陽冶(はるや)くんと香波(かなみ)ちゃんとパパが新居海釣り公園にやってきました。すでに多くの人が釣りを楽しんでいます。
釣りを教えてくれるのは、県内各地で釣りの講師を務めるイシグロのフィッシングアドバイザー・加藤義之さんです。

場所取りは周りへの気遣いが大切

広い海釣り公園内、どこに場所取りするのは迷うところ。「魚の影が見えるか確認しながら、空いたスペースを探します。周りで釣りをしている人たちに、“ここ、よろしいですか?”と声をかけてから入りましょう」と加藤さん。子どもたちのために、トイレや駐車場からあまり遠くない場所ならベストです。

フィッシングアドバイザー加藤さん

必要以上にスペースを確保しない、ゴミは必ず片づける、などのマナーも必ず守りましょう!

仕掛けをセットしスタート!

釣り糸に針をつける

場所が決まったら、釣り糸に針をつけ、リールの動きを確認します。

バケツに海水を入れる

水汲みバケツに海水を入れ、準備完了。

・ サビキ釣り編

水の中で広がるエサ

まずは小魚がたくさん釣れるという「サビキ釣り」。アミエビでまき餌をしたところに、エサが入ったカゴと連結した針を下ろしていきます。

水の中で広がるエサ。そうこうしているうちに…あ! 引いてる?

早速、1匹ゲット!!

魚影を見ながら投げていくと、アジや小さなサバが釣れ始めました。

加藤義之さん

たくさんの人が釣りをしていると、エサに集まり釣れやすくなります。周りのみんなと協力し合っている気持ちで釣りをしましょう。

投げ釣り 投げ釣り編

投げ釣り

サビキ釣りを一通り楽しんだところで、投げ釣りにも挑戦。陽治くんや香波ちゃんも、パパが投げた釣り竿を持ちながらリールを巻き、釣りの感覚を体験しました。

カサゴゲット!

その後、パパはなんとカサゴを釣りあげました。大物ゲットで、大満足!

加藤義之さん

中には毒のある魚や、背びれや歯が鋭い魚がいます。
子どもがいきなり触れてしまわないよう、注意しましょう。

マナーを守り気持ちよく終了

お片付け

帰る前には、使った場所をしっかりと片付けます。ゴミがあれば拾い、落ちたエサなどは海水できれいに流して終了です。

クーラーボックス

釣れた魚は、氷の入ったクーラーボックスに入れ持ち帰ります。小さすぎる魚や食べる予定がない魚は、しっかりと海にリリースしましょう。

2時間があっという間の釣り体験。お疲れ様でした!

釣れた魚も大切な命

ごちそう

今回釣れた魚は、アジや小さなサバなど合わせて20匹ほどでした。アドバイスをもらいながらではありますが、初めての釣りで大収穫です。

この日の夜は、魚パーティー! ママがレシピを調べてお料理してくれました。自分たちで釣った魚を食べることは、子どもたちにとっても貴重な経験となったはずです。

取材を終えて

道具の準備や釣り場のセレクトなど、ハードルが高く見えがちな釣りデビュー。でも、意外とシンプルな道具だけで始められることがわかりました。初心者は、やはり専門店で聞いてみるのが一番の近道のようです。今回挑戦してくれたパパも「お店で丁寧に説明してもらえたので、安心してスタートできた」ということでした。その一歩が踏み出せれば、釣りデビューはすぐそこです! 釣り教室を実施していることもあるので、参加すればよりスムーズに始められます。
体全体で自然と触れ合える釣りは、きっと子どもたちも夢中になるはずです。なかなか釣れないときもあるかもしれませんが、そんなときは辛抱強く何度もチャレンジしてみたり、釣る位置やタイミングを工夫してみたりするなど、心身共に成長する機会につながります。また、自分で釣った新鮮な魚を食べることは、絶好の食育にもなりますね。この夏、親も子も楽しめる釣りを始めてみませんか。

取材・執筆/makiko
取材協力/株式会社イシグロ

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