ぴっぴの防災ブログ

とよた男女共同参画センター人材養成講座

2013年12月16日

12月13日(金)愛知県豊田市のとよた男女共同参画センター人材養成講座「クローバーカレッジ」の一環として、防災講座「被災後の生活に活きる女性の力」を実施しました。
とよた男女共同参画センターでは昨年9月のクローバーカレッジの他、今年8月にも講座を実施させていただいており、今回で3度目の訪問となります。

とよた男女共同参画センター人材養成講座

災害ボランティアコーディネーター 鵜飼さんが講師として、前半は講話を行いました。
鵜飼さんがこれまで数多くの地域で災害ボランティアを行った経験をもとに、被災地の写真なども見ながら、防災・減災について私たちが知っておきたいことを凝縮した内容でした。
中でも、被災後に生活の場となる“避難所”の運営に女性の視点を活かし、意見を反映させていくことの大切さが強調されました。

とよた男女共同参画センター人材養成講座

避難所は基本的に地域での自主運営なので、役員や民生委員を多くつとめる男性が決定権を持つことが多く、女性の視点が反映されないのが現状です。このため、女性に必要な衛生用品の分配が適切に行われなかったり、最低限のプライバシーが保てないなどの弊害が起こります。
また、災害時の性的虐待、不衛生による病気、経済的困窮、ストレスのはけ口になりやすいなど、女性への被害はより大きく、より深刻なものとなります。
こうした事態を避けるため、地域のリーダーに女性が必ず入り、女性の意見を反映させることが欠かせない、と鵜飼さんは語りかけ、受講者の方々も深くうなずいていました。

とよた男女共同参画センター人材養成講座

講座の後半は、受講者全員で避難所運営ゲーム(HUG)を行いました。
これは、静岡県が開発した避難所運営の図上模擬体験のためのゲームです。
避難者の年齢や性別、国籍やそれぞれが抱える事情が書かれたカードを、避難所の体育館や教室に見立てた平面図にどれだけ適切に配置できるか、また避難所で起こる様々な出来事にどう対応していくかを、グループで話し合いながら判断して行きます。

とよた男女共同参画センター人材養成講座

難しい判断を短時間にどんどんこなしていくというゲームなので、ゲームとはいえ真剣になります。受講した方々も頭をフル回転、活発に声を出しながら、現実さながらの緊迫感でした。
本来は完了するまで数時間かかることも珍しくないゲームですが、今回は時間に限りがあったため、体験版的な内容で行いました。

「避難所運営のために大量に発生する作業を、人に上手に割り振るという業務は、女性の資質を活かせます。男性だと命令のようになってしまうことも、女性は上手に“お願い”することに長けていますから。女性も手を挙げて声を出す、仕切る側になることが大切です」と鵜飼講師。

“行政や地域における意思決定の場に女性の参画を推進する”ことを主旨として開催されている「クローバーカレッジ」受講者の皆さんにとって、今後大いに活かしていただける内容だったのではないでしょうか。
寒い中始まった講座でしたが、最後は寒さも吹き飛ぶ熱気でしたね!

(ずきんちゃん)

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