ぴっぴの防災ブログ

放射能には塩がいい!?

2011年5月23日

放射能には塩がいい!?前週から原発事故の話が出ていますが、ぴっぴの対象世代である子育てファミリーにとって原発の影響はどのように響いているのでしょうか?

まことしやかに流れてくるうわさ。風評被害として騒がれて迷惑を受けている人々も多いはずです。そこで、ほんとうのところはどうなの?という疑問をここで書き、調べてみてわかったことなどを文章にしていきたいと思っています。
あくまでも素人が調べたことなので、まちがっているところがあれば御容赦ください。

「食塩にはヨウ素が含まれており被曝の防止に効果がある」
こんなうわさが流れていましたが、結論から言うとデマということです。身近でも食塩をたくさんとったほうがよいと人から言われたということもありました。

では、なぜ被曝防止にヨウ素がよいのでしょう?
ヨウ素は甲状腺ホルモンを作るために必要な大切な元素なので、体内に吸収されると甲状腺に集まります。原発事故ではいろんな放射性元素が大気中に放出されますが、その中でも今回問題になっている放射性ヨウ素(131I)が放出される割合が最も高いものなのだそうです。これが人の体内に吸収されると、甲状腺に集まり、その後、甲状腺ホルモンに合成されて、甲状腺組織の中で放射能を放出し続けます。その結果、甲状腺障害(例えば、甲状腺がん)が起きやすくなります。
ところが、最初から甲状腺にヨウ素がそれなりにあれば、ヨウ素を外から吸収する必要がないので、放射性ヨウ素は甲状腺に蓄積されることはありません。幸いにも日本人は、ふだんから海藻類などを食べる習慣があるためにヨウ素不足ではないそうです。諸外国の中には、海から遠い内陸の地域で、ヨウ素の摂取が少ないために甲状腺障害を持つ人が多く、要素を摂取させるために食塩の中に一定量のヨウ化ナトリウムを入れている国もあるそうです。きっと、この諸外国の話から、「食塩にはヨウ素が含まれており被曝の防止に効果がある」といううわさ話が広がったのではないでしょうか。

ちなみに、塩分の過剰摂取は、高血圧、腎臓障害、心臓疾患の原因になりますから、高血圧を持病に持つお年寄りや腎機能のしっかりしていない子どもには注意したほうがいいですね。

hiro

その他参考:
◆タケダ健康サイト ヨウ素
https://takeda-kenko.jp/kenkolife/vitamin/hyakka/iodine.html

◆Weblio辞書 放射性ヨウ素
https://www.weblio.jp/content/%E6%94%BE%E5%B0%84%E6%80%A7%E3%83%A8%E3%82%A6%E7%B4%A0

◆よくわかる原子力 ヨウ素剤Q&A
http://www.nuketext.org/manual.html#qanda

 
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