ぴっぴの防災ブログ

事前復興を学ぶ「未来への復興~防災、減災+(プラス)~」講座開催

2020年7月6日

6月20日(土)、浜松市防災学習センターで一般向け学習講座「未来への復興~防災、減災+(プラス)~」を開催しました。講師は、徳島県庁危機管理部副部長の坂東淳さんです。

「事前復興」が今回の講座のテーマ。
復興事前準備として、被災後に進める復興対策の手順や進め方を記した計画・マニュアル等を作成しておくこと、復興まちづくりに関する知識を持った人材を育成しておくこと、復興計画の検討体制を構築しておくこと、被災後の“まちのあるべき姿”を描き、グランドデザインとして位置付けておくこと、の4つの取組に加え、被災後の復興事業の困難さを考え、事前に復興まちづくりを実現し、災害に強いまちにしておくことが「事前復興」である、と国土交通省は定義しています。

未来への復興

“地域の抱える課題は被災することで顕在化するものであり、被災後は災害だけでなく平時からの課題にも直面する”と坂東氏は指摘されました。また、“復興には関係者間での合意形成が必要となり、そのため様々な復興事業に時間を要することが予測される”とのことです。
災害から復興を実現するためには、「平時の地域課題克服」・「幅広い分野の政策決定・合意形成」・「復興事業遂行のための時間・労力確保」が必要とされ、被災後にそれらすべてを考え、迅速かつ円滑に行うことは困難であるとされます。だからこそ被災前からできる取り組みとして「事前復興」が必要であるとご説明いただきました。

“今ある「いつも」は「もしも」の後、どうなるか、「もしも」の前にできることはないか”
講座終盤、坂東氏は受講者に問いました。復興には行政だけではなく、地域住民の力も必要です。
受講者にとって、復興を他人事と捉えることなく、身近な話題として捉えることが重要であると考えさせられる講座だったのではないでしょうか。

今回は、密閉・密集・密接の3密対策および、ソーシャルディスタンスを保つため受講者を2部屋に分け実施しました。
今後ともセンターでは、感染症防止対策を十分に講じた上で講座を実施していきます。ぜひ、お申込みください。

(しゅーまっは)

防災学習センター