子育てのヒント

妊娠中のカルシウム摂取について

2012年1月8日

教えて歯医者さん子どもの歯Q&A

Q

妊娠中のカルシウムの摂り方によって赤ちゃんの歯も強くなったりしますか?
あと、赤ちゃんにカルシウムがとられて母親の歯が悪くなるというのは本当ですか?

A

妊娠中にカルシウムをたくさん摂ったからといって、赤ちゃんの歯が特に丈夫になるということはないようです。

しかし、赤ちゃんの骨を丈夫にして母親の体調を維持するために、妊娠中は普段のおよそ2倍のカルシウム量が必要です。十分なカルシウムが得られない場合には、母親の骨のカルシウムが赤ちゃんに移行するために骨が弱くなってしまいます。
1日の必要量は1500~2000mgであり、この量を摂取することで妊娠性高血圧や妊娠中毒症の予防にも効果があるという報告もあります。ヨーグルト1個で100㎎弱、牛乳1杯で約150㎎と考えると1日量を摂取することは簡単なことではありません。意識して摂取するようにしなければいけませんね。

ちなみに妊娠中に胎児にカルシウムをとられて母親の歯が悪くなると言われていることですが、その関係性はないようです。歯は骨と異なり新陳代謝されないので、歯のカルシウムが赤ちゃんに移行することはありません。
つわりや不規則な食事などその他に原因があり、決して赤ちゃんのせいではありません。

文/陽だまり佐野歯科院長 佐野陽彦先生

子どもの歯