子育てのヒント

家族の力で、タバコから子どもを守る

2013年2月15日

みなさん、こんにちは。保健師の新井です。
2月に入り、また一段と寒くなってきましたね。
私の周りではインフルエンザに罹った人も多くいます。
子どもさんの健康は、みんなの願いです。
手洗いやうがいをしたりマスクをつけたり、気をつけて、罹らないようにしたいものですね。

さて、今回はタバコについてのお話です。
「タバコの害は知っているけど止められない!」と思っている人はまだまだいると思います。
タバコを吸っている人には少し耳の痛い話になりますが、まず自分の身体やかわいいわが子、そして大切な家族の健康を守るためにも一緒に考えてもらえると嬉しいです。

kinenn.jpg最近は、飲食店へ行くと必ずというくらい「禁煙席にしますか?喫煙席にしますか?」と聞かれるようになってきました。私たちの身近な所でも禁煙・分煙の場所が増えていますね。
このように外出先では禁煙・分煙対策が進められてきていますが、ご家庭ではいかがでしょうか?

タバコの害で有名なのは肺がんです。
怖いことにタバコの煙の影響は、大人より子どもの方が深刻なのは周知のとおりです。
両親が喫煙する場合、生まれた子どもがSIDS(乳幼児突然死症候群)で死亡する危険性は4.7倍に増加するという報告もあります。
また、気管支喘息や呼吸器の病気のリスクを増大させたり、中耳炎の原因となったりすることもあります。

さらに、アトピーやアレルギーを悪化させるというデータもあるようです。
また、「私は吸っていないから大丈夫!」と思いがちですが、残念ながらタバコを吸っている人が吸う煙より、周りにいる人が吸っている煙(副流煙)の方が有害物質が多く含まれているのをご存知ですか?
血管を老化させるニコチンは2.8倍、発がん物質を多量に含むタールは3.4倍も入っていると言われています。吸っている人より、周りの人に影響があるなんて驚きですね。

そんなタバコからお子さんを守れるのはパパママの皆さんです!
外出時には禁煙のお店を選んだり、禁煙席を選んだりすることでお子さんを守りましょう。

さて、みなさんの家庭内ではどのように禁煙・分煙されていますか?
家族で吸っている人はいるけど「換気扇の下で吸う」、「ベランダで吸う」と話すママたちの声を聞く機会があります。実は、換気扇の下やベランダで吸ってもタバコの害は防ぎきれないのです。
お子さんが身近にいる人には、分煙より禁煙をお勧めします。

また、家庭内でお子さんたちと一緒にタバコについて話すことも大切です。
タバコの影響など正しい知識を伝えることで、お子さんの将来の健康を守る事にも繋がります。
これを機会にもう一度、あなたと家族の健康を守るためにタバコとの付き合い方を考えてみましょう。

文/浜松市保健師 新井さん
子どもの健康